このカテゴリーでは、好きなことを仕事にするために必要なことを紹介していきます。
結論から書いておくと、好きなことを仕事にするには、まず自分の強みを理解する必要があるので、
以下の記事で紹介している診断を受けてみるといいですよ。
おすすめ>>仕事での強みと適職がわかる「グッドポイント診断」がかなり参考になった
18のタイプから自分の性格を診断してもらえます。僕は、「独創性」「決断力」「挑戦心」「自己信頼」「親密性」の5つでした。これ、かなり当たってましたw仕事での強みと適職がわかる「グッドポイント診断」がかなり参考になった https://t.co/1WrpPOGkow pic.twitter.com/oDCkYxcXNi— らふらく更新用@ブログで生活しています (@guppaon1) 2017年9月26日
これが、「得意で成果を出せる仕事」を見つけるキッカケになりますので。
というわけで、詳しいお話を。
現在、僕は好きなことを仕事にしています。「書く」という仕事で生計を立てているのです。世間的には、プロブロガーと呼ばれる仕事です。
参照:ブログで稼ぐ方法と収入の仕組み(アドセンス、アフィリエイト)を基本から説明してみます
参照:【プロブロガー直伝】WordPressでブログを作成する方法やおすすめのサーバー、使い方などまとめ
参照:ブログのおすすめ!収入を得たい初心者のために6サービス(無料&有料)を比較しました!
ここまで来るのに、随分遠回りしました。自分ほど、学生時代の時間を無駄にして、悩みまくった人間はいないと思います。
僕の変遷を書いておくとこんな感じです。
2007年、地方国立大学に入学
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大学3年生の秋、大学院に行きたくなくて就活するも、学生時代に頑張ったことがなく、選考で落ちまくる
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結局、どこからも内定をもらえず逃げるようにして大学院に進学
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好きではない研究を続け、このままでいいのか?と悶々と悩む
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ある時、社会人と学生の交流セミナーで好きなことを仕事にして生きる人たちに出会い、自分もそうなろうと思うように
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そのとっかかりとして、以前から憧れていた企画職を目指すことに。そこで、iPhoneアプリ企画職の長期インターンを開始
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そこで、インターネットの面白さに気づき、大学院を辞めて、インターネット系の上場企業に入社
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そこでは、エンジニアとして働き始めるが、自分には向いていないと感じ、ブロガーとして徳利することを考える。
また、ネット系ベンチャーにありがちな、無理してまで仕事をして成長することが推奨される文化に疑問を感じ、自分なりのゆるい生き方ができないか模索し始める
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この時期から、プロブロガーの先輩イケダハヤトさんのアドバイスなどもあり、ブログ執筆を頑張るように
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会社員として働きながら、ほぼ毎日更新を行う
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会社員2年目になるタイミングでブログの収入が本業を越えて、独立を考える
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その後、一度きりの人生を後悔したくないと思い、憧れだったブロガーで食う道に挑戦
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色々と大変なこともありながら今に至る
こんな感じです。
ちなみに、僕が好きなことを仕事にすることにこだわるのは学生時代の経験から来ています。
学生時代(学部3年生から)、本当に最低な生活を過ごしていました。家に引きこもり、テレビやインターネットばかり見ていました。
周りの友人たちはキラキラした生活を送っており、彼らを羨ましいと何度思ったかわかりません。
参照;大学院を辞めて就職浪人(既卒)として就活してたけど不利になることはなかったよ
参照;理系の学生が文系就職しても全然いいし、不利にはならないよ(もちろん大学院生も)
参照;就活失敗して、その後に大学院行ったら大変なことになったって話はしたっけ?
彼らのような青春を過ごしたいと思いながら、それが叶うことはありませんでした。なので、今は後悔の念が大きいです。
そんな過去の後悔を昇華させるためにも今ブログを頑張って書いて、毎日を充実させようとしているんです。
また、就活の時に言われた悔しい一言も今の活動を頑張るモチベーションになっています。
それは、「好きなことを仕事にするのは難しい。仕事は辛いものだ。甘いよ」というもの。
これは、就活中、キャリアアドバイザーに言われた言葉。これを見返そうと毎日発信しているのです。
そこで、好きなことを仕事にするために始めたのは、まず「自分が好きになれそうな仕事に挑戦してみること」です。
そこで始めたのが、iPhoneアプリの企画です。これは大学院1年の夏に始めました。当時は、理系研究職は絶対に向いてないと確信していて、何が適職か考えていたのでした。
その際、「自分は昔から企画することが好きだから企画職をめざそう」というマインドになったのです。
いざ始まってみると、企画職のインターン自体は楽しかったんですが、自分には向いていないと気づきました。
企画職は、斬新なアプリを考えることが必要でした。でも、僕は発想が普通で「面白いんだけど、これってもうありそうなんだよね」と言われてしまっていたのです。
一方、僕と一緒にインターンをしていた同僚は、結構な確率で「おもしろい!」といってもらえる企画を出していました。
そこで差を感じたのです。
当時の自分は、「企画の作り方」のような本を読んでアイデアを出す方法を学んで吐いたものの、根っからの真面目さから斬新なものを考えられませんでした。
ですが、インターンで同僚よりも得意なことを見つけたのです。それが、データ入力などの事務作業です。
こういった淡々と地味にやれる作業は、同僚より圧倒的に得意で社員さんからも評価されていました。
それもあって、「自分の強みはコツコツやることだ。でも、これをどうやって仕事にすればいいのだろう?」と悩んでもいました。
(強みは、転職サイトの「グッドポイント診断」で知ることができるので、チェックしてみてください。天職を見つけるのに役立ちます)
そんな時、毎日続けていたアプリの企画が通り、公開までの作業をすることに。そのタイミングで出会ったのが、アプリエンジニアという職人です。
その会社には、1人しかエンジニアの方がいなかったんですが、その方にはアプリで必要なデータを渡して画面遷移なども確認しました。
この時、僕ができるのは指示を出すだけ。作ることはできなかったのです。そこで、「これって虚しいな」と思い、次はエンジニアをやるときめたのでした。
そう決めてからは、アプリ企画のインターンはやめて、次のインターン先に行くことにしたのです。
なお、1社目のインターンから2社目のインターンに行くまでには数ヶ月の期間がありました。
その期間は、就活だったので、就活に集中できるよう、仕事はやらず、興味のあったプログラミングを始めました。
そして、就活をしながら実績を作れるように、プログラミングで簡単なサービスを作っていました。就活では、この取り組みが認められ、無事、上場しているネットベンチャーからエンジニアとして内定をもらうことができました。
そこからは落ち着いたので、新たなにエンジニアをやらせてもらえる会社でインターンを始めました。
ここでの経験も大きく僕の人生を変えてくれました。
インターンを始めるまでは「エンジニアはものづくりができる楽しい仕事。企画したことを自分の手で実装できるなんて夢のような仕事だ」を思っていたのですが、やってみてそれは幻想とわかりました。
この仕事は適正がないと(プログラミングを書くのが好きじゃないと)、本当につまらない仕事なんですよ。
参照:Webプログラマーになるには独学でもOK?未経験可?←経験者として答えておきます
インターン当初は、新しい技術を取得して実装していけるのが楽しかったのですが、途中からプログラミングの奥深さを知り、ついていけなくなっていました。
そして、気付いた時にはプログラミングが苦痛になっており、内定先に入社するのが不安になっていました。
参照:IT業界求人サイトの「未経験でもプログラマーになれます」は本当なのか?
そんな時に始めたのがブログです。
当時は、貯金が0になってしまった事もあり、お金が必要だったので始めました。(書くことが昔から好きだとは気付いていましたが、それが本業になるなんて思っていませんでした)
こうしてインターンと並行しつつブログを書いていったら、その楽しさにどんどんのめり込んでいきました。
その中で、1つ大きな出会いがありました。当時からプロブロガーとして有名だったイケダハヤトさんとの出会いです。
それまではプロブロガーというのは夢物語で、それで暮らせるとは思っていませんでした。ですが、ブログが面白いし、プロからアドバイスをもらったらもっと伸びるのかなと思い、会いに行くことにしたのです。
で、実際に会ってみて今後の目標ができたのです。「プロブロガーになるんだ」と。
会った時にイケダさんから「センスがすごい。いけますよ!」と言ってもらえたのです。ここからはより一層、ブログに割く時間が増えてブログ熱が上がりましたね。
そして、そこから1ヶ月後、内定先にエンジニアとして入社することに。
入社後は、やはり地獄でした。想像どおり、毎日嫌いなプログラミングに向き合うのは本当に大変でした。
もう入社して2ヶ月くらいで本気でやめたくなっていました。ですが、当時は10万円くらいしか稼げていませんでしたから、そうするわけにはいきませんでした。
参照:新卒1年目で転職したいと言う新入社員のおかげで大事なことを学べた
なので、早く会社を辞められるよう、ブログで稼ぐことに真剣になっていました。
なお、当時の副業ブログで稼ごうとする自分について今思うのは「本業が忙しいのに、よく副業ブログもできたな」ということ。
ネットベンチャーで深夜2時に帰ることもあり、ブログに割く時間はフリーター時代より減っていました。それでも、ブログで稼ぎ続けることができたんですよ。
参照:プロブロガーが人気ブログを作るためのコツと書き方まとめとくよ
当時の自分からしたら、「会社辞めたいんだから当たり前だろ。会社辞めた後の給料確保しないといけないんだから」という気持ちなんでしょうが、今思うと「天職」だったから、それができたんだと思います。
つまり、好きな仕事ですね。
そうして、好きな仕事を副業として続けていたら、いつのまにか本業を上回り、会社を辞めて独立することができました。
参照:新卒1年で仕事を辞めた結果どうなったか(独立してからのその後)を書いておく
参照:新卒で入った会社の辞め方とその時の退職理由、手順を共有しとく
その後も、好きなことをして仕事ができています。このように、好きなことを仕事にする方法はシンプルで以下の3つです。
・可能性のあるいろんな仕事を試す
・ダメならすぐやめて別のことをやる
・「これだ!」と思えるものを見つけたら、リソースを突っ込む
これまで書いてきたことからわかるように、僕はいろんな仕事を試してきました。
関連記事:新しい仕事がしたいと思った時に転職できそうな業界・職種を見つける方法
学生時代であれば、研究ですね。ここで絶対に向いてないとわかり、次は「企画」に手を出しました。
ここでも、「もっと向いているものがある」とわかり、次は「エンジニア」になりました。
ですが、ここでも「好きな仕事」は見つけられず、次に「ブログ、書くこと」に挑戦したのでした。
そして、ここでやっと「好きな仕事」を見つけたのです。
そして、それを本業にするために、副業時間も空いた時間をほぼフルで突っ込んでブログを書いていました。
このように、「好きな仕事を見つける努力」「見つけてからの努力」、この2つがあれば、好きなことを仕事にすることはできます。
関連記事:まだ「転職の限界は35歳」とか信じてるの?これからは35歳で1度目の定年、そこから第2の仕事人生が始まるんすよ
あと、この2つを実践する際に心がけたいことがあります。それは、環境を変えることを恐れないことです。
例えば、転職がそれにあたりますね。
日本では、一般的に終身雇用で新卒入社した会社で定年まで過ごすのが当たり前とされています。そのため、転職をためらってしまう人が多いのです。
ですが、こういったスタイルはもうやめたほうがいいのです。なぜなら、大企業がつぶれたり、リストラが起きていて、会社に一生養ってもらえる時代ではなくなっているからです。
例えば、大手電機メーカーがリストラなどで、こういった状態になってますね。かつては、「天下のメーカー」だったはずが、かなり不安定な企業になっているわけです。
このように、「1つの会社で一生働く」は都市伝説になっていきますから、転職を前提としてキャリア設計したほうがいいのです。
そして、自分の興味の赴くままに行動し、いろんな仕事を試して、自分に合うものを見つけていってください。
そして、その際は転職サイトと転職エージェントを使うといいです。
転職サイトにはスカウト機能があり、経歴やスキルなどを入力しておくと、企業からスカウトが来て、自分への需要を知ることができます。
これによって、自分のスキルの市場における価値を知れます。
なので、まずはサイトに登録して自分の価値を知ってみましょう。
登録も利用も無料です>>リクナビNEXT
次にエージェントも使っておきたいですね。これは、転職エージェントと呼ばれるアドバイザーが転職できそうな求人を紹介してくれるサービスです。
エージェントに電話なり対面なりで自分の経歴、スキル、これからの希望などを伝えて、転職できそうな会社を提案してもらうんですね。
僕も転職活動時は、複数社のエージェントに相談しました。
そこで求人を提案してもらうことで「僕でもこういった有力企業で働けるのか」と自信をもらえました。
なので、こちらも早速使ってみてください。
こちらも登録&利用無料>>リクルートエージェント
また、このように書くと、「好きなことを仕事にするのは難しい」「それは無理だ。仕事は辛いものだから」「好きなことを仕事にするな」と言いたくなる人がいるはずです。
ですが、それは間違っています。そういった人は「好きなこと」の意味を間違えているんです。
「好きなこと」とは、「好きなもの、趣味」というわけでなく、「好きな作業」なのです。
よく、「旅行好きなのでそれを仕事にしたい」と語る人がいますが、このアプローチは間違っています。
旅行を仕事にするとなると、JTBなどに就職して窓口でツアーの案内をするわけですよね。その際は、窓口業務(事務作業、お客さんの要望を聞きながらのツアー提案)をずっとやることになります。
ここで必要な力は、「事務作業をやれるマメさ」と「人とのやりとりを苦に感じないストレス耐性」です。
これは旅行に全く関係ないですよね。旅行業界で働きたいなら「事務」「人と喋る」作業が好きでないといけないのです。
これは旅行に限った話ではありません。サッカー、食品などなんでも当てはまります。
僕はサッカーが好きだったので、サッカーに関わる仕事をやろうと思っていたことがありました。
でも、サッカー関係で働くとしたら、栄養士、クラブスタッフなど、サッカーとはあまり関係ない、専門的なスキルを使って働くことになります。
そうなった時僕は、「栄養管理」を楽しいと思えたでしょうか?
クラブ運営をする上で必要な資金集めのために営業、観客動員を増やすために会議、それにまつわる雑務を楽しめたでしょうか?
こう考えると、サッカーが好きでもそれを仕事にするのは違うなと思えるのです。
また、食べるのが好きだから、食品メーカーに勤めたいと思う人もそうです。
ご飯が好きだからといって、食品メーカーで食べる仕事は研究開発くらいです。
それ以外は、営業として棚を確保してもらうために小売店に頭を下げるなど、交渉能力が必要になる仕事をすることになります。
企画であれば、何が売れるかを分析して何度も会議を重ねなければならなくなります。
また、研究開発で試食をできたとしても、同じ商品、味をちょっと変えただけの商品を何度も食べることになります。これは僕にとって、苦痛でしかありません。
普段は食べるのが好きですが、強制されて同じものを食べさせられるのは絶対にやりたくないです。
実際、食品メーカーに勤める知人はそれが苦痛と語っていました。
このように、好きなことを仕事にする際は、「好きなこと」の意味を誤ると大変なことになります。
それは、「好きなもの、趣味」ではありません。「好きな作業」です。
僕の場合だと、「好きなこと」とは「書くこと」です。僕は「書く作業」が好きだから、今のように好きなことを仕事にできているのです。
参照:【保存版】一人でできる仕事に就くために必要なこと、仕事の種類、求人まとめ
書くことは、普段呼吸レベルでやってますし、ブログを書くことを辛い、大変だと思うことはほとんどありません。
周りからしたら、「努力がすごい」らしいですが、僕は努力してる感覚がありません。もう、趣味のレベルです。
参照:まったりと精神的に楽な仕事をしたっていい。仕事は辛くなくっていい
さらに、好きなことを仕事にすることには、大きなメリットがあります。それは、毎日が充実するということです。
会社員時代の僕は、毎日が苦痛で、お金のために仕事を嫌々やっていました。
参照:web系プログラマーを辛い、辞めたいと思って1年で辞めた人間がその理由と当時の生活書いとくよ
参照:会社に行きたくない病だった僕が救われるために実践したこと
でも、今は違います。先程も書いたように、趣味レベルで仕事ができているので、仕事を苦痛だと思うことはありません。
それによって、土日など関係なく仕事ができるようになるわけです。もう、みなさんがゲームをしてる感覚で仕事をしてるんですよね。
そして、そんな状態で得意な仕事をどんどんこなしたらどうなるでしょう?
そうですね。お金の話になりますねw
このように、好きなことを仕事にすると、ストレスからの解放、お金の両面でメリットがあるのです。
なので、みなさんには好きなことを仕事にすることを目指して欲しいと思います。
では、最後に好きなことを仕事にする際に役立った本を紹介します。以下の3冊です。
・夢をかなえるゾウ
・非常識な成功法則
・就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法
詳しい感想は以下の記事を参考にしてください。
参照:【解約方法あり】Kindle Unlimitedのおすすめ本53冊(ビジネス書、マンガ、小説、雑誌)
参照:もう仕事したくないと思った時に読む!仕事を好きになるための15のアドバイス
と、こんな感じで好きなことを仕事にするためのアドバイスは終わりです。あとの詳しいことは、カテゴリーの記事を読んでみてください。
※このカテゴリーでは、葛藤しながら人生の後悔をなんとかプラスにしようともがく僕の実体験を綴っています。
その中で、編み出した好きなことで仕事をするための方法論もたくさん書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
まず読みたい記事>>憂うつな仕事、まだ続けるんですか?