上京した若者が地方(田舎、地元)に帰らない理由が書いてある(長男問題も)→『ここは退屈迎えに来て』

公開日: : 最終更新日:2018/04/01 おすすめ本, 仕事・キャリア, 自分らしく生きる

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地方出身者が地元に対して感じている絶望感を、これほどまでに言語化してくれた作品は無かったはずです。

地方出身者の方なら共感できる内容ですので、ぜひ読んでみてください。

そして、若者の流出に悩む年長者の方々、ぜひ読んでください。ぼくたちは地方に戻らないのにはこういう理由があるのです。

切実な地方あるあるを綴った小説が悲しい

『ここは退屈迎えに来て』の中に「あるわあ」と思わず口にしてしまう地方出身者あるある。

的確すぎました。

ホントに地方ってこんな感じで、若者が希望を抱ける場所ではありません

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地方あるある「チェーン店が並ぶロードサイド」

なお、作者の山内マリコさんも富山県出身と地方を見てきた人です。

だって田舎町を抜け出したものの私は、何者にもなれず幸せも見つけられないまま、また元の田舎町に戻って、とうとう三十歳になってしまったんだから

車は夕方のバイパスを走る。

大河のようにどこまでもつづく幹線道路、行列をなした車は時折りブレーキランプを一斉に赤く光らせ、

道の両サイドにはライトアップされたチェーン店の、巨大看板が延々と連なる

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イオン、パチンコが並ぶ風景は「ファスト風土」

ブックオフ、ハードオフ、モードオフ、TSUTAYAとワンセットになった書店

東京靴流通センター、洋服の青山、紳士服はるやま、ユニクロ、しまむら、西松屋、ゲオ、ダイソー、ニトリ、コメリ、

コジマ、ココス、ガスト、ビッグボーイ、ドン・キホーテ、マクドナルド、マックスバリュ、パチンコ屋、そしてイオン。  

こういう景色を“〝ファスト風土”〟と呼ぶのだと、須賀さんが教えてくれた

潰れたコンビニは携帯ショップになる

須賀さんは声を荒らげ、「コンビニが潰れるってどんだけヤバいのここ」、と煙草をもみ消す。

潰れたコンビニは携帯ショップになるか、廃屋になって中学生に落書きされるかだという

「俺が高校のとき通ってたレコ屋も潰れて、すげー下品なリサイクルショップになってたし」
 
須賀さんはいつものうんざりした口調。  

劣化する一方の地元

地元で暮らした十八歳までの記憶にある町の姿と、劣化し衰退する一方の現実

私たちは飽きもせずに、こんな話ばかりしている

「俺がこの数年でどんだけEXILEのバラードをカラオケで聴かされたか、お前わかるか?」  

そんな話をしながら、見ているだけで気が滅入る、のっぺりと続くおもしろみのない風景を走る

地元に残った友達と話が合わなくなっていく

「大阪でなにしてたの?」  というサツキちゃんの訊き方に、ああ、そっか、と思う。

サツキちゃんは一度も県外に出たことがないから、たぶん純粋に、想像できないのだ。

県外にわざわざ出る人がなにを考えているのか。一体そこで、なにをしているのか

スウェットでたむろするヤンキーカップル

二十四時間営業のファミレスは、あたしたちと似たような境遇の暇な若者でいっぱいだ。

ナイロンジャージにスウェットパンツの、引くほど行儀が悪いヤンキーカップル

ときめきを探している女の子、携帯をいじってばかりの男の子、テンションの低い倦怠期カップル。

そんなくすぶった人々。若さがフツフツと発酵している音が聞こえる。

 

暇で、何かが起こるのを期待してる

フロアの通路を歩くときは毎回、品定めするような尖った視線を浴びる。知ってる奴じゃないかチェックしてるのだ。

みんな誰かに会いたくて、何かが起こるのを期待してるんだと思う。あたしだってそう。

これらは地方(山形県)出身者である僕が帰省するたびに感じていたことで、この本を読んだ時は「よくぞ言ってくれた。」と思いました。

>>「転職・就職で上京したいけど、仕事はあるの?お金はいくらかかる?」をオレと兄の事例から答えとく

大学に行く前はUターンを考えていたけど

僕は大学に出るタイミングで山形を抜け出したのですが、当時は山形に帰ってくるつもりでいました。

しかし、千葉(学生時代)で感じた関東の素晴らしさ、東京(就職してから)の刺激的な環境を経験してからは

「絶対に帰るまい」と考えるようになったんです。

>>「地方には仕事がない」じゃなくて「若者が就きたい仕事がない」に変わってきてるヤバさ

仕事の選択肢はないし、尖った行動が取りにくいから帰りたくない

上記のような絶望的な街へ帰っても楽しい毎日は送れないと感じたんです。

「ファスト風土」と呼ばれる町並み、独特な狭いコミュニティ(村社会)、

仕事の選択肢の少なさ意識高い行動をとりづらい環境、などがあるからです。

参照:【副業】月5万円稼ぐ方法33コ!在宅、ネットで収入を得られる、時間が自由な仕事

親は子供の地元帰りを望んでいるが

それ故、家族に「戻ってきて山形で働かないか?」と言われても、「それは絶対ない」と答え続けています

色んな地方出身者に話を聞いていると、僕と同じ考えを持っている方が多いです。

こうした「上京した若者が帰ろうとは思えない地方」は多く存在しているのです。

都会の方が仕事いっぱいあるし楽しい

逆いうと、これは東京などの都会の生活が充実しすぎているということ。

実際、仕事の選択肢はめちゃくちゃあるし、地方と比べて企業文化があるので独立もしやすく、周りの目を気にする必要もありません

なので、ぼくは都会で選択肢の多い生活を送っています。

都会で自分に合う仕事を見つけたいなら

なお、都会で向いてる仕事を選びたいなら、まず自分の強みを把握することをオススメします。

ぼくは強みを理解したことで、今の天職(書く仕事)を見つけられました

なので、以下の診断を受けてみるといいですよ。

おすすめ>>【無料】仕事での強みと適職がわかる「グッドポイント診断」がかなり参考になった

地元に帰らないのは親不孝でない

あと、地元に帰らないことに罪悪感を感じ、親不孝と思っている人もいるようですが、ぼくは気にしなくていいと思っています。

自分の人生なのですから、思った通りに生きた方がいいし、年に数回帰っているなら、親の声は気にしなくていいかなと。

「若者が帰ろう」と思えない街づくりをしてきた大人にも責任はあるわけですし。

>>時間が自由な仕事、ストレスのない仕事をしていて思うこと(正社員時代の経験含め)

長男だからといって人の生き方を強制するのはよくない

また、長男だから地元に帰らなければいけない、家を継がなければいけないという常識もありますが、これも怖いですよね。

一人の大切な人生を生まれた順で決めてしまうわけですから。

正直、こういった習慣はなくなった方がいいと思っています。

だって、自分の人生なんですから。誰にも迷惑はかけてないわけですし。

上京した若者が帰らない理由「いじめやスクールカーストを思い出したくない」

あと、若者が帰た辛い理由に、「地元の同級生と関わりたくないから」というものがあります。

僕の場合、スクールカーストで上位にいれなかったので、今でも上位(1軍)と接するのは怖いし、嫌なんですよね。(友達も少ないし)

話も合わないだろうし。(パチンコ、車、女遊びの話とかされても盛り上がれない)

あと、昔いじめられていた人はより一層、「帰りたくない」と思うみたいですね。

>>ありがた迷惑な人、おせっかいな人達へ!僕らは干渉されたくないんです!

地元に帰りたくない人たちの本音

若者が地方に帰りたがらない理由がわかる小説

『ここは退屈迎えに来て』を読むと、地方出身者が感じる絶望感を理解きるので、若手に「帰ってこい」と口にする大人の方々はぜひ読んでみてください。

若者が地方に帰りたがらない理由が分かると思います。この辺の理解があると、若者に対する考えも変わるはずです。

地方から出てきた若者も、帰省の度に感じている絶望感に共感できるはずですから、ぜひ読んでみてください。

若者のUターン、Iターンを増やそうとしている人はいる

なお、こうした地方の現状に危機感を抱いて、解決しようと取り組んでいる若者がいることは忘れてはいけないし、

僕もインターネットを利用した仕事を根付かせることで力になれればと思っています。

実際、若者の手で地方に活気を取り戻そうと活動している人たちはいて、

移住者増加など成果も出ているので、以下の記事でその事例を確認してみてください。

若者を田舎に増やそうとしている人たち

関連記事:「地方移住支援は?仕事はあるの?若者でも大丈夫?」などの疑問に答えるイベントに参加してきました

関連記事:京都移住の成功・失敗は転職先の仕事で9割決まる!実践者にぶっちゃけ話を聞いてきた

関連記事:地方から東京への転職・就職を考える人が知らないとヤバいこと

地方移住、定住支援をしている人たち

>>一軒家に月1万円で住める!東京まで2時間とアクセス良し!島根県雲南市が移住先として最適なのでは?

>>家族で田舎暮らしをしたいなら移住支援に熱心な地域「島根県雲南市」へ!仕事も家も決まりやすいよ

>>【田舎への移住者募集も】鹿児島県で地域おこし協力隊として仕事する若者に現地の支援などを聞いてきた

>>千葉の週末移住で房総エリアが人気と聞いたので現地での仕事について書いてみる

ではまた!

次回予告follow us in feedly「地方であるあると言ったら、美味しいものが多いんです、という回答だよね」

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