これは良い地方出身者あるある!読めば若者が地方に帰らない理由、わかりますよ →『ここは退屈迎えに来て』

公開日: : 最終更新日:2016/08/16 おすすめ本, 仕事・キャリア, 自分らしく生きる

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地方出身者が地元に対して感じている絶望感を、これほどまでに言語化してくれた作品は無かったはずです。地方出身者の方なら共感できる内容ですので、ぜひ読んでみてください。

そして、若者の流出に悩む年長者の方々、ぜひ読んでください。ぼくたちは地方に戻らないのにはこういう理由があるのです。

切実な地方あるあるを綴った小説が悲しい

ここは退屈迎えに来て』の中に「あるわあ」と思わず口にしてしまう地方出身者あるある。的確すぎました。ホントに地方ってこんな感じなんですよ。疲弊してるので、若者が希望を抱ける場所ではありません。

なお、作者の山内マリコさんも富山県出身と地方を見てきた人です。

だって田舎町を抜け出したものの私は、何者にもなれず幸せも見つけられないまま、また元の田舎町に戻って、とうとう三十歳になってしまったんだから

車は夕方のバイパスを走る。大河のようにどこまでもつづく幹線道路、行列をなした車は時折りブレーキランプを一斉に赤く光らせ、道の両サイドにはライトアップされたチェーン店の、巨大看板が延々と連なる

ブックオフ、ハードオフ、モードオフ、TSUTAYAとワンセットになった書店、東京靴流通センター、洋服の青山、紳士服はるやま、ユニクロ、しまむら、西松屋、ゲオ、ダイソー、ニトリ、コメリ、コジマ、ココス、ガスト、ビッグボーイ、ドン・キホーテ、マクドナルド、マックスバリュ、パチンコ屋、そしてイオン。  

こういう景色を“〝ファスト風土”〟と呼ぶのだと、須賀さんが教えてくれた

須賀さんは声を荒らげ、「コンビニが潰れるってどんだけヤバいのここ」、と煙草をもみ消す。潰れたコンビニは携帯ショップになるか、廃屋になって中学生に落書きされるかだという

「俺が高校のとき通ってたレコ屋も潰れて、すげー下品なリサイクルショップになってたし」  
須賀さんはいつものうんざりした口調。  

地元で暮らした十八歳までの記憶にある町の姿と、劣化し衰退する一方の現実。私たちは飽きもせずに、こんな話ばかりしている

「俺がこの数年でどんだけEXILEのバラードをカラオケで聴かされたか、お前わかるか?」  

そんな話をしながら、見ているだけで気が滅入る、のっぺりと続くおもしろみのない風景を走る

「大阪でなにしてたの?」  というサツキちゃんの訊き方に、ああ、そっか、と思う。

サツキちゃんは一度も県外に出たことがないから、たぶん純粋に、想像できないのだ。県外にわざわざ出る人がなにを考えているのか。一体そこで、なにをしているのか

二十四時間営業のファミレスは、あたしたちと似たような境遇の暇な若者でいっぱいだ。ナイロンジャージにスウェットパンツの、引くほど行儀が悪いヤンキーカップル。

ときめきを探している女の子、携帯をいじってばかりの男の子、テンションの低い倦怠期カップル。そんなくすぶった人々。若さがフツフツと発酵している音が聞こえる。  

フロアの通路を歩くときは毎回、品定めするような尖った視線を浴びる。知ってる奴じゃないかチェックしてるのだ。みんな誰かに会いたくて、何かが起こるのを期待してるんだと思う。あたしだってそう。

これらは地方(山形県)出身者である僕が帰省するたびに感じていたことで、この本を読んだ時は「よくぞ言ってくれた。」と思いました。

僕は大学に出るタイミングで山形を抜け出したのですが、当時は山形に帰ってくるつもりでいました。しかし、千葉(学生時代)で感じた関東の素晴らしさ、東京(就職してから)の刺激的な環境を経験してからは「絶対に帰るまい」と考えるようになったんです。

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仕事の選択肢はないし、尖った行動が取りにくいから帰りたくない

上記のような絶望的な街へ帰っても楽しい毎日は送れないと感じたんです。

「ファスト風土」と呼ばれる町並み、独特な狭いコミュニティ(村社会)、仕事の選択肢の少なさ、意識高い行動をとりづらい環境、などがあるからです。

それ故、家族に「戻ってきて山形で働かないか?」と言われても、「それは絶対ない」と答え続けています。色んな地方出身者に話を聞いていると、僕と同じ考えを持っている方が多いです。

こうした「上京した若者が帰ろうとは思えない地方」は多く存在しているのです。

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若者が地方に帰りたがらない理由がわかる小説

ここは退屈迎えに来て』を読むと、地方出身者が感じる絶望感を理解きるので、若手に「帰ってこい」と口にする大人の方々はぜひ読んでみてください。

若者が地方に帰りたがらない理由が分かると思います。この辺の理解があると、若者に対する考えも変わるはずです。

地方から出てきた若者も、帰省の度に感じている絶望感に共感できるはずですから、ぜひ読んでみてください。

なお、こうした地方の現状に危機感を抱いて、解決しようと取り組んでいる若者がいることは忘れてはいけないし、僕もインターネットを利用した仕事を根付かせることで力になれればと思っています。

実際、若者の手で地方に活気を取り戻そうと活動している人たちはいます。実際、移住者増加など成果も出ているので、以下の記事でその事例を確認してみてください。

関連記事:「地方移住支援は?仕事はあるの?若者でも大丈夫?」などの疑問に答えるイベントに参加してきました

関連記事:京都移住の成功・失敗は転職先の仕事で9割決まる!実践者にぶっちゃけ話を聞いてきた

関連記事:地方から東京への転職・就職を考える人が知らないとヤバいこと

ではまた!

次回予告follow us in feedly「地方であるあると言ったら、美味しいものが多いんです、という回答だよね」

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