「仕事のやる気が出ない、うつ病なので辞めたい、会社に行きたくない、働く意味がわからない、サラリーマンが向いてない!」。
こんな悩みを抱えている方は多いです。僕も、会社員時代はそう思っていました。
そんな風にネガティブな気持ちで仕事をしていたので、会社での生活はつまらなかったし、どうやって転職しようか、この生活から抜け出そうかと考えていました。
「やる気が出ない」と思っているだけでは不毛な毎日を過ごすことに
いま思うと「やる気が出ない」と、ただ悩むだけの生活は本当に意味がないです。それよりも、その原因を考え、対策を講じた方がずっと有益です。
現在は、当時の生活を本当に後悔しています。
そんな経験をしている身として、現在同じ思いをしている皆さんには、無駄な時間を過ごして欲しくないので、仕事でやる気が出ないときの原因とその対処法を紹介していきます。
すこしでも、今を大切にしたいと思うなら参考にしてみてください。
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仕事でやる気が出ないときの原因
では、まずヤル気が出ない原因から説明していきます。
1 働きすぎて疲れが溜まっている
僕がそうだったんですが、忙しい会社にいると気づかないうちに疲れが溜まってしまいます。
僕はネットベンチャーでプログラマーをしていたのですが、当時は深夜2時帰りもあり、疲弊していました。そのあと、家に帰って寝て朝起きて、いつも通り会社に行くのが本当に辛かったです。
これは業界特有の現象なので、しょうがなかったのですが、僕より忙しいチームにいる人には体調を崩して休職・もしくは退職してしまう方もいました。
そうやって、激務によって疲れが溜まってしまうとやる気も出なくなります。なので、やる気が出ない人はまず、疲れに注目してみましょう。
2 目標を見失ってしまっている
やる気が出ない原因として考えられるのが、なんのために仕事をしているのかという目標を見失ってしまっていること。
これも毎日の業務に追われると、陥りがちです。
僕は会社に入る前、「世界中で使われるサービスを作る」と意気込んでいました。しかし、実際に仕事をしてみると、ついていくのに精一杯で、当初の目的なんて忘れてしまっていました。
なぜ働いているんだろう?をすぐ言えるか
当時は、いかにしてサービスで売上を上げるか、サービスの機能改修を間に合わせるか?しか考えていませんでした。
当初の目標も見失っていましたから、毎日のように「なぜ俺は働いているんだろう?こんなことをしているんだろう?」と悩んでいました。
なので、僕と同じような体験をしている方は、「働く目的」について考えてみるといいですよ。
3 食事・睡眠がおろそかになっている
体調管理ができていないこと、生活が乱れていることもやる気が出ないことの原因につながります。
特に食事は重要です。僕は、毎朝食事を取るようにしていたので問題なかったのですが、食事が適当すぎて、仕事に支障をきたす人もいます。
また、睡眠不足で体調を崩し、仕事のやる気を削がれている人も見てきました。なので、漠然と「やる気が出ない」と悩んでいる方は、こうした身体面の問題について考えてみましょう。
4 職場で必要とされず、やる気が出ない
人は、周りの人から必要とされないと、やる気を失ってしまいます。これは研究でも明らかにされていること。
ある研究で、「周りから頼りにされている」と共有されて仕事をした人と、その逆の評価を受けていると共有された人では、前者の方が仕事で成果を出したのです。
なので、やる気が出ない場合は、「職場での評価」を考えてみてください。
5 やること(選択肢)が多すぎる
目の前の仕事が多すぎると、やる気を失います。膨大な量のタスクを抱えていると、どうしても仕事をやりたくなくなります。
これは、夏休みの宿題を全部目の前にすると、やりたくなくなってしまう現象に似ていますね。これにも対処法があるので、以下からみておきましょう。
6 うつっぽくなっており、気分が上がらない
これまで、紹介してきた原因のどれにも当てはまらない方は、メンタル面に原因がありそうです。
一番わかりやすいのが、うつ病のようになっていること。何をしても楽しくない時ですね。こうした場合は、特殊な対応が必要です。これもチェックしておきましょう。
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仕事でやる気が出ないときの対処法
原因1への対策「しっかり休む」
働きすぎているときに、やる気が出ないのは「休め」のサインです。
人間は休まずに働き続けるなんて無理ですし、休憩した方が絶対に仕事の効率は上がります。アスリートもトレーニングの後したら体を休めるように、働く際も適度な休みが必要なのです。
なので、働きすぎて疲れていた方は、遠慮せず休みましょう。それだけ働いていれば、有給も溜まっているはずです。
それだけ貢献してきたのですから、休んだところで誰もあなたをとがめません。気にせず休みを取ってください。
原因2への対策「働く意味、成し遂げたいことを考える」
目標を見失っているなら、冷静になって再度「なぜ働くか、自分は仕事で何を成し遂げたいか」を考えることが重要です。
実際、僕はそうやって考え直せたからこそ、いま好きな仕事をして生活できています。当時は、会社の売り上げだけを考え、仕事で成し遂げたいことなど無自覚でした。
しかし、ある時に「これでいいのか?」と疑問を持ち、再度、働く目的を考えたのです。その際に考えたのが「自分のように仕事で悩む人を救いたい」というもの。
これがわかってから、行動は変わりました。
働く目的が見いだせないなら転職を
そこからは、ブログにさらに真剣に取り組むようになりましたし、会社を辞めて独立に踏み切ることもできました。
今は、あの時に目的を考え直し、行動できて本当によかったと思っています。なので、仕事の目的を見失っている方は時間をとって考えてみてください。
そこで、働く意味と今やっていることが結びつかないなら、転職を考えましょう。そっちの方が毎日楽しく働けるようになります。
関連記事:憂うつな仕事、まだ続けるんですか? <<おすすめ
原因3への対策「ちゃんと食べる、ちゃんと寝る」
食事と睡眠がおろそかになっている人は、ちゃんと食べて寝ることを実践しましょう。当たり前ですが、こうした基本ができてない人が多いんですよね。
最近、親からよく言われるのが「若い頃はいいけど、年を取ってから困るから食事はちゃんとしろ」ということ。
これを聞いてから、野菜をとる、バランスよく栄養をとるなどして、健康的な食事を心がけるようになりました。
食事は、体を作るものですから、もっと真剣に考えましょう。
原因4への対策「仕事の姿勢を改める」
周囲からの評価がなくて、ヤル気を失っているなら、その評価を見返すための行動をしましょう。
信頼されていない状態をひっくり返すのは難しいですが、コツコツ繰り返していけば、きっと見直してもらえます。
僕も怠惰なミスをして、チームメンバーからの信頼を失ったことがあります。
周りに努力をアピールすれば信頼回復できる
その際は、「これから変わる。もうミスをしないように技術も磨くから」と約束し、社外でもプログラミングの勉強をしてそれをアウトプットしていきました。
最初、反応は冷ややかなものでしたが、繰り返していくうちに努力を認めてもらえて、信頼を取り戻しました。それによって、仕事のやる気も上がりました。
なお、その際にやったのは勉強したことをwebサイトやブログでアウトプットすることです。その成果を上司に見せることも習慣にしていました。
信頼回復する場合は、やはり成果を見せるのが一番です。
なので、周りからの信頼を得るために努力をしてチームで成果を出しましょう。
原因5への対策「できることから取り組む」
やることが多すぎる場合は、すぐ片付けられる簡単な仕事から取り組みましょう。細かいことを1つ片付けるだけで、やる気が増していきます。
全体の総量を見てしまうから、やる気が出ないのです。そうではなく、1つずつを分解して、それぞれの難易度を理解すれば、なんてことないのです。
その際は、やるべき事を紙に書くと効果的です。人間は視覚、聴覚など五感をフルに使う事で集中できるようになるのです。
仕事をゲーム感覚でやれるよう工夫を
タスクを達成したら、線で消すなり、付箋を外すなりしましょう。
それにより、達成感を味わう事ができゲームのように仕事を進められます。ちょっと前に話題になった「ゲーミフィケーション」と呼ばれるやつですね。
あと、タスクを列挙しすぎるのもよくないですね。タスクの量を見てやる気を失ってしまいますから。
なので、まずは真っ先にやるものだけ考えてそれを書き出し、そのタスクをこなしていくといいです。
机周りもきれいにしよう
また、デスク周りを片付けることも仕事のやる気を高めてくれます。(机周りがスッキリしていると作業効率が上がります)。
片付けた後の快感も仕事のやる気を増幅させてくれるので、試してみてください。テスト前に部屋掃除をしたくなるのもこうした効果があるからですね。
原因6への対策「好きなものを飲み食いする」
メンタル的な問題で(うつっぽくて)、仕事のやる気が出ないなら気分を上げるために、好きなものを飲み食いしましょう。
僕はテンションを上げるために、朝レッドブルを飲んでいました。また、大好きな菓子パンを食べることで幸福感を感じていましたね。
ランチでも、幸福感を感じられるようなものを食べていました。その際は、必ず外に出て美味しいご飯屋さん巡りをしていましたね。これがあったおかげで、憂鬱な仕事も乗り切れました。
仕事は嫌いでしたが、休まず会社に行けたのは食事でリフレッシュしていたからです。このように、やる気が出ないときは、自分にアメを用意してあげることが大事です。
お気に入りの物を身につけるのも効果あり
気分を上げたいなら身につけるものも工夫しましょう。お気に入りの服だったり、香水だったり。
そうした工夫も仕事のヤル気を高めるのに効果的です。女性だと、ネイルなどでも工夫できるのでいいですね。
僕は会社に好きな人がいた時期があって、その時おしゃれすることで気分が上がっていました。
と、これを買いて思ったんですが、『LOVE、LIKE』限らず会社に好きな人を作ると会社に行くのが楽しみになります。
これ結構大事なので、覚えておいてください。
好きな音楽を聴くのも効果的
好きな音楽を聴くのもやる気を出すのに有効です。テンションが上がる曲を聞く事でモチベーションが高まります。スポーツ選手も試合前、気持ちを高めるために好きな音楽を聴くそうです。
僕はE-girlsのを聴いてやる気を出していました。アップテンポの曲が特におすすめです。仕事でやる気が出ない時、有効ですので試してみましょう。
なお、以下で紹介している方法もふさぎ込んだ時に有効なので試してみてください。
参照:会社に行きたくない病だった僕が救われるために実践したこと
仕事のやる気が出ない日の朝でも、まずは会社に行ってみる
憂鬱な気持ちで仕事をしていた会社員時代、ある発見をしました。それは、「朝、どれだけやる気がなくても、会社に行ってしまえばなんとかなる」ということです。
会社に行けば、仕事スイッチが入るんですよね。不思議と。あとは、数時間やりすごせばなんとか仕事は終わります。
なので、「とりあえず会社に行く」、これも実践してみてください。
新入社員はまず仕事の進め方を学ぶ
特に新入社員に多いのですが、最初の方は仕事のやり方もわからないし、何をやればいいかわからないので、仕事をつまらないと思いがちです。
これは、ゲームを買ったものの、操作方法もわからないし、ゲームのゴール、やるべきことを理解していないのに似ています。
ですが、これはまず操作方法を説明書を見たり、知ってる人に聞いたりすることで解決する問題です。
これは仕事でも同じなのです。
やり方を聞いてまず成果を出してみる
新入社員であれば、仕事の進め方や、その仕事をやる意味をまず理解するのです。そして、仕事を進めて行くのです。
途中では、つまづくこともあるでしょうが、その都度質問して先輩の手を借りて行けば、なんとか仕事をこなすことができます。
そうやって経験値をためて行けば、何かわかりやすい成果を出すことができます。僕は、会社員時代そうやって成果を出し、仕事を楽しむきっかけをつかみました。
成果を出すと仕事が楽しくなる
当時は、ソーシャルゲームの会社でプログラマーをやっていて、ある時、新しいガチャを作ることを任されました。
その時、ガチャの作り方なんてわからなかったのですが、先輩に聞く、他のガチャのコードを読むなどしてプログラムを書きながら少しづつ理解して行きました。
そうやって、ついにガチャを作ることができたのです。しかも、そこから多くの売り上げが生まれました。
この時、僕は初めてエンジニアとしての仕事で面白さを感じることができました。
もう一度成果を出そうとやる気が出る
それをきっかけに「もっと売り上げが上がるガチャを作ろう」とやる気が出ました。
このように、仕事の面白さがわからなくてやる気が出ない新入社員であれば、まず何らかの実績を出すといいです。
そして、それは数値化できるほど、やる気を高めてくれます。
営業なら営業成績でまず1つ実績を
例えば、営業であれば「まず契約を取り付ける」といったように。
営業では、1つ成約すれば、その後コツを掴んで1つめにかかった期間よりも短い期間で次々と成約数を増やせると聞きます。
まず1つ壁を越えることが大切
そのようにして、まずは1つ結果を出せると、契約が取れるようになって仕事が面白くなるんですね。
なので、やる気を出したいなら、「まずは成果」、これを意識しましょう。
参照:飛び込み営業が向いてない、、と悩んでるならコツと心理学を知って結果を出そう
仕事でやる気が出ないなら転職もアリ
紹介してきたように、仕事のやる気が出ない時には色々と対策があります。これらをこなせば、だいたいの問題は解決できるはずです。
ですが、それを試しても、もしくは試すまでもなく辛い、やる気が出ないという場合もあるでしょう。
その際は、転職活動をしてみるのがいいです。実際、僕も会社員時代に転職活動をしていました。
参照:転職エージェントと面談してきた!おすすめの非公開求人とか服装についてメモしとく
参照:転職サイトを比較し、おすすめのエージェントもまとめてみました!20 代〜30代は参考に
転職サイトだけは見ておこう
実際、転職活動したことで選択肢が広がり、今の会社だけで働く必要はないのだと気づけました。
そして、会社を辞めてしまいました。結果、好きな仕事を見つけられて、会社員時代のやる気のない日々を過ごすことはなくなっています。
なので、まずは転職活動のきっかけとして転職サイト「リクナビ」だけには登録しておくといいです。
リクナビには、自分の強みをしることのできるグッドポイント診断があり、次の仕事を見つける際に役立ちます。
どんな仕事がしたいかわかっていない人には特に役立つので、こちらも受診してみてください。
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