ここ最近、noteの有料コンテンツが書き手の間で盛り上がっているので、思うことを書いてみます。
ネットコンテンツの適正な値決め、コンテンツを出す場所の選定はこれからの課題でしょうね。
1.5時間で、1万円の売上に
noteにて、月額500円で出ている「月刊はあちゅう」が好調とのことで、ネット界隈のインフルエンサーが、有料コンテンツの実験を始めていますね。
予想以上に売れていて(通知メールオフにしようかな…)、特に編集者の方やメディア関係者の方に売れているっぽいです。→今月の月刊はあちゅうの売り上げ
(noteでの全売上げ)を解説つきで公開します!(2015年12月分) https://t.co/Jrg4YXG72z
— はあちゅう (@ha_chu) 2016, 1月 6
nanapiのけんすうさんに至っては、1.5時間で1万円の売り上げになったようです。
noteで書いた記事が、1.5時間で、1万円の売上を超えて、すごい!と思った!
有料のネットメディアが増えていく理由、そして「マインドウェア」の時代|けんすうnote|note https://t.co/3A5bgU34PM
— けんすう (@kensuu) 2016, 1月 6
イケハヤ先生に至っては、2万円だそうで、いまnoteの有料コンテンツに注目が集まっています。
おー!noteで2万円売れたw これは嬉しい。 pic.twitter.com/TcyNKG5Nhc
— イケダハヤト (@IHayato) 2016, 1月 6
LINEの谷口さんも始めてますね。
試しに人気のあった過去記事を有料にしてみた RT 初夏と浴衣|原寸大美人|note(ノート) https://t.co/7gs12W0EFO
— 谷口マサト (@chakuriki) 2016, 1月 6
売り上げだけ見れば、確かに課金コンテンツには将来性があるように見えます。しかし、1本あたりの値段てめちゃくちゃ安いんですよね。
これ、問題だと思うんですよ。
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原稿料5万の書き手が、月額500円、1本100円は適正か?
はあちゅうさんの場合、月額500円に加えて、単品で100円コンテンツも切り売りしています。それぞれのコンテンツは面白いし、ボリュームがあります。
ぶっちゃけ、これだけ書いてあるのであれば、外部メディアに流した方が稼げるのでは?と思ってしまいます。
おそらく、はあちゅうさんクラスになると、1本あたりの原稿料は数万円です。
イケダハヤト氏も1本5万円で外部に原稿を書いています。そんな中、同じくらいのボリュームのnoteコンテンツを100円で売っているのです。
参照:「まだ東京で消耗してるの?」2015年12月のブログ収益・アクセス数を完全公開!
さらに、けんすうさんも、その影響力を考えれば、外部メディアで書いた方が稼げる気がします。これを考えると、noteにて有料コンテンツを出すのは、割に合わないのでは?と思ってしまうんです。
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クローズドなコンテンツは炎上しない
確かに、noteで有料のクローズドなコンテンツを出すことにメリットはあります。炎上しないから好きなことを書けることです。
「絶対に無料にしてはいけないコンテンツを東村アキコ 漫画『ヒモザイル』から考えてみた」でも書いたように、有料のコンテンツは見る人が限られますから、Webメディアで書くのと比べると、炎上リスクは格段に下がります。
見る人が限られるし、書き手のことがよっぽど好きでない限り、読みませんからね。
さらに、炎上につきものの「アンチ、ネガティブな反応」で精神を消耗することもありません。こうしたメリットはあります。確かに。
しかし、それを考えても、現時点でのnoteコンテンツの値段は、安すぎるんですよ。5万円と100円ですからね。
今後は、ネットの値決めが重要に
こうした問題を解決していくには、やはり有料コンテンツの値段を上げていく必要があります。世間的に「ネットコンテンツ = 安い」という認識がありますからね。
こうしたところは、影響力のある人たちが自身の値決めを適正にして、啓蒙していくしかありません。
参照:安く単価交渉してしまうフリーランスは「お金を回すこと」を覚えれば、もっと稼げる
参照:年収を上げたいフリーランスが仕事を受注する際に必ずやるべきこと
なので、これから、クローズドなネットコンテンツを出していく際は、強気な価格設定が重要になるでしょう。そうすれば、ネットで食っていく道も整備されていくはずです。
参照:はあちゅう 公式ブログ – 【日記】ネット時代の作家になりたい – Powered by LINE
覚えておきましょう。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))
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