本日は、フリーランスとして生活できているクリエイターへの提案です。業界の健全化のために、適正価格で仕事をしましょうというお話です。
特に技術職の方はお金に無頓着なので、啓蒙していきたいと思います。
できる人が安く仕事することで後人が困る
先日、フリーランスデザイナーとして法人化を考えている方と話したんですが、その際にズバッとくる言葉を聞いたんです。
それが「周りの人に還元するために、安値で仕事を受けず適正価格で働く」というもの。
正論すぎたのでその日の帰り道、オマージュ名言を自分のものであるかのようにつぶやいてしまったんですよ。
フリーランスで値決めが下手な人は自分のことしか考えてない。だから、安く設定してしまう。そうではなく、稼いだ分を後人に回そうと思えば、もっと高くスキルを売ろうと思えるよ。その業界維持のためにも他者を考えて単価を上げようとすることは重要。稼いだお金は拍手の数ですよ。
— らふらく^^のタクスズキ (@TwinTKchan) 2015, 11月 30
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できる人は銭ゲバにならねばならない
こうしたことは、作家・タレントの犬山紙子も語っているんです。
最近立て続けに雑誌やネットのノーギャラのお仕事依頼が来ていますが、基本友人からの依頼以外はお断りしております。理由は銭ゲバなのと、宣伝になるよ!って言われるとイラッとするのと、私より後に仕事始めた人がノーギャラ仕事に搾取されて欲しくないからです。仕事はしたぶん報酬貰うのは当たり前
— 犬山紙子 (@inuningen) 2015, 5月 26
一般的に、フリーランスというのは企業相手だと舐められやすいです。それ故、ありえないくらい安い予算で仕事を頼まれることもあります。
それが駆け出しの頃ならいいのですが、業界内でも地位を確立してフリーとして食えている人がその予算で仕事を受けてしまったら、それが標準価格になってしまうんですよね。
そうなると、駆け出しのフリーランスの単価はもっと安くなってしまい、食うためにたくさんの仕事を抱えなければいけなくなります。
すると、量をこなさなければいけなくなるので、仕事の質も落ちます。昨今のキュレーションライターのようになってしまうんですね。
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ピケティの原理がフリーランスの世界にも
このような循環になると、稼げる人は稼げる、そうでない人は這い上がれない構造ができ上がってしまいます。そうなると、たとえ能力のある新人であっても、その道で生活するのが難しくなってしまうのです。
これを防ぐためには、能力のあるフリーランスが安値で仕事をしない、これが一番効果的なんです。ちょっと高いかな?と思っても、その分を若手のフリーランスに分配すればいいだけです。
そうやって、後人にも仕事を回していけば業界も健全化されます。
できる人ほど、ちゃんと稼ぐ。この法則を維持できれば、働き方の選択肢も広がるので、ぜひ実践してほしいですね。
私は銭ゲバなので、これからテレビに出たタイミングでスタンプの告知をしようと思う。この世には銭ゲバじゃない人が存在するらしいけど、その意味がわからない。
— 犬山紙子 (@inuningen) 2014, 10月 14
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))
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