高校卒業後にバンドマンとして上京した方の話を聞いて人生はいつでもやり直せるのだなぁ、と感心しました。
24歳で初めての大学受験をして、25歳で大学入学。その後、在学中に起業し、いまは一児の父として幸せな家庭を築く方にお話を伺ってきました。
いまは宮崎にUターンしている難波さん。人生を楽しく生きるためのコツも聞いてきましたよ。
通常ルートじゃなくても幸せに生きられる
(お子さんを抱える難波さん)
難波さんは、30歳ながらブレスト・ヘルスケア株式会社の代表をしています。
難波さんは、18歳のタイミングで地元の宮崎から上京。高校時代から取り組んでいたバンドでデビューすることを夢見ていました。
上京後は、スタジオミュージシャンとして音楽活動をしていましたが、24歳で音楽活動に区切りをつけて大学入試を受けることに。その決断をするに至ったキッカケは、一流の師匠の演奏を見ていたこと。
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プロの実力を見て、”明らめ”られた
運良く一流の方のライブに関われていたそうですが、演奏を近くで見て感じたのが、「自分は一流にはなれない」ということ。
当時、音楽で食えてはいましたが、「一流になれないと思ったまま、ずるずる仕事はできない」、「その仕事は自分じゃなくてもいい」と感じ、諦めることができたんですね。
これはアスリートの為末さんも語っていた「いい意味での諦め」です。
そして、別の道を模索するために大学受験すると決め、実家に帰って勉強を始めたんです。
大学生活を充実させたいなら時間の使い方をマスターしよう
その際は予備校に行けず、独学でしたが、1年半の努力が実って千葉大学の理学部に合格。
千葉ではキャンパスライフを満喫し、大学3年生のタイミングで起業。卒業後は、宮崎に戻って会社を運営しながら、家族で幸せに暮らしています。
難波さんは「大学生活を一番楽しんだ自信がある」と語ってくれました。その理由は、高校卒業後すぐに、やりたいことに挑戦でき、時間の使い方を学べたから。
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高校卒業後、なんとなく大学進学するとムダな時間を過ごすことになる
ほとんどの人は、高校時代に我慢して受験勉強し、その鬱憤を晴らすように大学で遊びまくってしまいます。そして、時間を浪費するのです。
でも、難波さんは違ったんですね。18歳から夢を叶えるためにどのように時間を使えばいいか考えながら過ごしたため、時間管理術を習得できたんです。
こうしたこともあって、大学受験には集中して取り組めたそうです。
これって、「音楽で飯」という難しい道に挑戦したことで、何にでも頑張れる精神力がついたからだと思うんですよ。
奥さん「努力できる人だからなんとかなるだろう」
実際、奥さんは「(受験、起業した時も)努力できる人だからなんとかなるだろう」と思っていたそうです。
そうやって大学に入学した難波さん。時間の使い方を決めていたため、大学では有意義な時を過ごせたのですね。
有志で雑誌作りをしたり、新婚旅行(バックパックでヨーロッパ一周。17ヵ国へ)に行ったりしたそうです。
こうしたことが可能だったのは、難波さんが若い頃から思考停止せずに考えながら行動できたからでしょう。
高校卒業後、大学に行かなくったっていいじゃないか
僕も高校を卒業してすぐに大学に行きましたが、今思うと本当に何も考えていなかったな、と思います。
当時、環境問題が流行っていたので、なんとなく化学科に行きました。そして、4年間過ごしたら、それなりに良い会社に入れて順調に人生が進むと思っていました。
でも、この認識ってめちゃくちゃ甘いんですよね。
だって、いい大学に入ったとしてもその後の人生が保証されているわけじゃないんですから。
良い環境にいてもなんとなく過ごしていたら、何も得られない
大事なのは、入った後です。ただなんとなく過ごしていたら、僕のようにムダな5年間を過ごしてしまいます。
実際、初めての就活では失敗してますからね。時間の使い方とかやりたいことがわかってなかったですし。
そう考えると、難波さんのように、まずはやりたいことに挑戦してみるというのは合理的な判断なんですね。大学は、その後でも受けられますし。
みんなはそっちに行くけど、それって正しいの?は確認すべき
むしろ、そっちの方が大学で何をすべきか明確になるんですよね。しかも、やってみて無理だとわかったら、軌道修正すればいいだけですし。
若いうちだから、やり直しがきくというのも事実です。なので、やりたいことが決まらないという方は、型にはまらずにやりたいことをやってみるのも手です。
紹介したようなモデルがいるんですから、安心して大丈夫です。難波さんのような生き方を参考にして、後悔のない人生を。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))