これまで、「ブログで収益を安定させるための仕組みは何かな」と考えていく中で、そのヒントはコミュニティにあるんじゃないか、ということを書いてきました。
そして、今回2冊の本を読んで、ぼんやりしていた部分が少しづつクリアになってきました。『すべてのJ-POPはパクリである』と『ギブギブギブが現実化する ナポレオン・ヒル爺さんよ、さらば』から考えたことを紹介してみます。
誰も皆、人に会いたがっている
まずは、『すべてのJ-POPはパクリである』から。AKBの握手ビジネスについて言及されている部分です。
AKB48はCDを握手券や投票券にしています。秋元康さんは、「ほとんどの人は音楽よりもイベントが好きでしょう」と発言していたのですが、単純明快なジャンケン選抜や、総選挙などの勝負論は確かに人を夢中にさせるものです
AKB48はCDも「多くあるグッズのうちの一つ」という考え方を発明したわけです。歌手だったらCDを売ってなんぼという考え方よりも、もっと世の中の関心を引く楽しいことはイベントである、という方針を打ち出していきました。
極端に言えば、仮にいい曲だったとしても曲の良さが優先ではない、ということをいち早くやっていたのがAKB48だったのです
つまり、ファンが感じる価値を音楽ではなく、握手会などのイベント(リアルで会えること)と考え、その対価としてお金を稼いでいった。これまで、音楽自体を生業としてきたアーティストとは全く違う路線で勝負して成功したというのです。
ここで重要なのは「会えること」が価値になっているという事です。
結局は「一緒に喜びたい。一緒に達成したい」
では、『ギブギブギブが現実化する ナポレオン・ヒル爺さんよ、さらば』の方も見てみましょう。なお、この本の著者は編集者でもあり、いいお値段のセミナーも開催していて業界内では有名な方です。
そんな方がビジネスを経験して気づいた「人が求めていること」について言及していたのです。
結局、オレたちは一人じゃ生きれない。
じゃあ、何を求めてるのか。
それは、「つながり」だろ。一緒に喜びたい。一緒に達成したい。ってことなんじゃないか。
ここでも「つながる事」「リアルで会う事」が人々に求められていると書かれています。こうしたことを考えても「会ってつながる」というキーワードは非常に重要になっていくでしょう。
そして、自身の経験を振り返ってみても「会ってつながる」ことが本当に重要だと思うのです。
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セミナーではつながりを作る事に対価が払われる
僕は学生時代、悶々としていた時期があって、何とかしようとひたすら就活セミナーに参加していた時期がありました。それも、無料ではなく有料のものです。参加費は数千円ですが、学生にとっては少額ではありません。
それでも、お金を払ってセミナーに参加していたのです。では、なぜそんなにもお金を払っていたか、それは「つながり」を求めていたんだと思います。
正直、就活セミナーの内容だったら、2,3回も行くと内容も似てきて、どこかで聞いたような話が繰り返される事になります。それでも、その場にいる自分と似た人達とつながりたいために、セミナーに行っていました。
今、振り返ると「セミナーの内容はネットとかにも転がってそうだけど、人とのつながりはその場でしか得られない、だからこそお金を払ってまで参加する」、こんなモチベーションでした。
つまり、「会ってつながる事」に対価を払っていたのです。
高額セミナーの参加者は何にお金を払っているか?
これは往々にしてあるビジネス系セミナーにも言える事だと思います。場合によっては、十万円以上にもなるセミナーに参加する人達。
そうした方々も、セミナーの内容というよりはそこで得られる関係性、意思を同じくした仲間とのつながり、憧れのセミナー講師に会える事、こんな事を価値においているのではないでしょうか。
そうでなければ、ビジネス書にも書いてあるような教えを大金を払ってまで聞きには行かないと思うのです。
ですので、「会ってつながる事」にはまだまだニーズがあって、そういった機会を提供する事が個人で生きていく人間にとって非常に重要なんです。
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自分も心地よくなれるコミュニティを形成していきたい
こうした人とのつながりを活用していく上で、何も3日間で数十万円のセミナーをやれと言っているのではありません。むしろ、僕はそういった事に対して懐疑的なので、オススメしませんし。
そうではなく、人が繋がれるコミュニティを形成しようと言っているのです。それも、自分も楽しめるようなコミュニティを。
実際、電子書籍の出版記念パーティーやレールの外のTWDWイベントでは理想的なコミュニティができていました。参加して下さった方との交流は非常に楽しかったですし、この方々のために役立てたら良いな、なんて事を思いながら会を楽しんでいました。
ですので、今後はこうした「会ってつながれる事」を意識してサービスを提供していければいいなあと思います。これをnoteで実践していきたいと思っていますので、フォローしてみて下さい。
参照:らふらく^^のスズキ(ブロガー) (sukimeshi)|note
何をやるか具体的には決まっていませんが、よろしくお願い致します。
ではまた!(提供:らふらく^^)