企業から独立してフリーランスになると、予想以上に支出が増えます。これはITベンチャーで起業した時でも同じです。
なので、独立するのは会社員時代より稼げて、さらにそれが安定してからにしましょう。
たまに焦って独立しちゃう人がいるので釘を刺しておきます。独立、起業して失敗したくないなら見ておきましょう。
ITでも起業や独立をするとコストがかかる
会社を辞めてフリーランスになってから驚いた事があります。独立した途端、出て行くお金が増えるということです。
ITというコストがかからなそうな業界でもです。
Hayashiさんのツイートからも、そのダメージの大きさが伝わってきますね。
会社という身ぐるみが剥がれるとやることなすことの殆どにお金がかかることに絶望した。
— Takaharu Hayashi. (@HAL0884) 2014, 3月 13
では、独立、起業後にどんな支出が増えていくのか、紹介していきます。
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起業、独立して増える支出「保険料と年金」
まず保険料と年金。会社員であれば、会社が保険料と年金を負担してくれます。
しかし、独立すると、全額負担しなければならないのです。会社員時代は給与明細を見てなくて気づかなかったのですが、保険料ってめちゃくちゃ高いんですよね。
フリーになって初めて保険料を払ったときに衝撃を受けました。笑
保険料を初めて払うと鼻血が出る
過去記事「税金情弱だったので本を読んでみた」で紹介した節税ノウハウ本でも「保険料の高さに鼻血が出た」と語られていました。
それだけ大変な事なのです。これは年金も同様。さらに、フリーランスになると手続きをしなければならないので、そこでも手間がかかります。
参照:会社を辞めた時に関東IT健保にて任意継続被保険者になるための手続きをまとめたよ
会社員を辞めると色々と面倒なのです。
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起業、独立して増える支出「ネット代(通信費)」
独立してから通信費も増えました。
会社員時代は会社のwifiを使っていましたから、スマホやイーモバイルのポケットwifiをそんなに使いませんでした。
しかし、会社を辞めるとスマホの回線とイーモバイルだけでやっていかなければなりません。そうなると、スマホで速度制限がかかります。
インターネットがインフラになっているフリーランスは注意
さらに、イーモバイルの通信速度制限もかかるようになってしまいました。
なので、WiMAXも新たに使い始めましたよ。。。
僕のようなインターネットがインフラとなっているフリーランスは、通信費もネックになるわけですね。独立すると、予想外の出費が増える理由、わかりましたか?
起業、独立して増える支出「電気代(光熱費)」
さらに、自宅作業が増えるため家にいる時間が長くなります。そうすると、光熱費(電気代、水道代)も増えてしまう訳です。
特に夏は冷房、冬は暖房で電気代がかかってしまいます。地味ですが、独立、起業前に知っておきましょう。ITの分野に限らない問題ですので。
起業、独立して増える支出「オフィス代(作業する場所にかかる費用)」
会社員時代は気づけなかったのですが、オフィスを無料で使える事って幸せなんです。オフィスには冷房や机、いすがあって、ネット環境も整っている。
家以外にもカフェなどで作業する場合があります。その際は、お茶代や食事代などでコストがかかってしまいます。
しかも、カフェの場合は長居する事ができませんから、場所を変えて作業する事もあります。こんな風に場所にもお金がかかってしまうのです。
ITで起業、独立したいと考えている方は絶対に覚えておきましょう。
起業、独立して増える支出「確定申告のコスト」
独立した人、起業した人の1大イベント「確定申告」でもコストがかかります。「確定申告」って本当にめんどくさいんですよ。
僕は会計ソフトの有料版を利用していますから、年額1万円かかっている訳です。
自動同期で便利に使えると言っても、完全に自動というわけではないので、今後はプロの税理士さんに頼むことも考えています。
会社員以上に稼げていないと起業、独立してから困りますよ
紹介してきた通り、会社を辞めると支出が増えます。独立したい、ITベンチャーで起業したいと思っていても、会社員以上の収入を得られていないと、独立後に後悔することになります。
なので、まずは焦らずに稼げるようになってから独立するのがいいですね。
独立、起業する必要があるのか?転職じゃダメなのか?
なお、独立、起業後の問題を考える前に本当に独立すべきなのかも考えましょう。
あなたは何がしたいのでしょうか。それは、企業を辞めなくてもできることではないですか。
企業を離れなくても実現できることなら、環境を変える、つまり転職することを検討しましょう。独立はリスクが高いです。失敗しないために、まずは安全な対策をとりましょう。
プロに相談してから進路を決めよう
現に、転職求人サイトには多くの求人がありますから、その中からやりたいことを選べばいいのです。
ワークポートのキャリアアドバイザーに相談してからでも遅くはないです。独立、起業はその後でも間に合います。
なので、まずは会社員として別の環境で働くことも考えてみましょう。相談は無料ですし、相談までの流れも「サイトで会員登録→アドバイザーと電話で日程調整」と簡単です。