履歴書の志望動機を書く作業ってめちゃくちゃ大変ですよね。僕も転職の際に苦労しました。
これから履歴書を書く方も同じ思いをすると思うので、少しでも作業が楽になるよう重要なことを書いておきます。
履歴書は、書き方のフォーマットと大事なポイントを例文を見て学べば書けるようになります。例文は、僕がネットショップ運営会社に提出したものを取り上げます。
志望動機の例文として役立つよう、「履歴書の例文」サイトを読んで自己添削したものです。それでは、どうぞ。
>>就職失敗は人生終わり?内定ゼロだった僕の末路は「狂った」どころか「見事な逆転」でした
履歴書の志望動機に必要なことを知ろう
まず、例文を見る前に履歴書の志望動機に書くべきことを知っておきましょう。
志望動機というのは、「なぜ志望する企業に入りたいのか」を伝えるために書きます。なので、以下の要素を盛り込んでおく必要があります。
1 企業の魅力
2 魅力に感じている理由
3 上記2つの関連付け(生い立ちなどを絡めて)
この3つがなければ、読む人を納得させることはできません。
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採用者はたくさんの履歴書を見るのだから、差別化を
企業には、たくさんの履歴書が届きます。その中で、あなたを選んでもらうためには、読み手がグッとくる文章を書く必要があります。
そのためには、「業界最大手の会社だから」という志望動機ではダメです。そんなのは誰でもかけますから、読み飛ばされてしまいます。
そうならないためには、逆の立場から考えるといいです
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採用側の立場になって履歴書を書こう
「会社のいいところを熱心に調べて書いてくれた志望動機」と「サイトに載せている長所を書いただけのもの」、どっちを読みたいですか?
前者ですよね。このように、企業のことを調べることは前提条件です。それに加えて、「会社の魅力」をなぜ自分がいいと思ったかを語る必要があります。それは、自身の生い立ちと絡めてです。
では具体的にどう書けばいいか、私の履歴書の志望動機例文をもとに、説明していきます。
履歴書に書いた志望動機例文
以下が、転職希望先に書いた志望動機です。
私は学部時代の就活失敗以来、「働く」という事に対して疑問を抱いてきた。なぜ日本では、苦しみながら就職活動をして就職した後もツラい思いをしながら、イヤイヤ働く人が多いのかと。
それは多くの人が好きなことを仕事にできていないからだと考えた。
これは当たり前の事だ。誰だって、好きなことをしていれば楽しいと感じるし、好きなことをしている瞬間は「死にたい」なんて絶対に思わない。でも、日本で働いている人はそうじゃない。憂鬱な時間を過ごしている。
では、なぜ日本人は「好きな事を仕事にしよう!」と思わないのか?
それは、日本にはびこる常識に原因がある。それは「好きと仕事は違う。仕事は辛いものだ。」というもの。
「好きなことで飯を食う、仕事にする」と言い出すと、決まって言われるのがこの言葉。こういった常識のせいで大勢の人は思考停止し、好きじゃない事を仕事にしてしまう。
私は、そんな常識を変えたいと思った。
そして、私が好きな事で飯を食える事を証明し、苦しみながら仕事をする人も幸せに過ごせるようになってほしいと考えるようになった。
その証明のために、私はブログを運営して、好きな「編集、ブログ」で生活できるだけのお金を稼ぐ事に挑戦している。
以上です。では、自己添削をしていきましょう。
生い立ちを語りすぎて企業を選んだ理由がないのは致命的
まず、企業の魅力が書かれていません。即修正する必要があります。「好きなことを仕事に〜」という思いは伝わるのですが、「なぜその企業に応募したか」がなければ評価できません。
この履歴書は、時間がない中で書いて、ECサイト運営会社に送ってしまいました。受かるとは思わずに出したので、しょうがないですが、本気で受かりたいなら正しい手順を踏むべきです。
その手順とは、「ネットショップの強み・弱みを知って競合と比較し、その中で特に秀でている点を志望動機で紹介する」というもの。
履歴書送付先のネットショップで言えば、老舗のサービスだったで「成功者のノウハウをユーザーに共有できる」という強みがありました。これを書くべきでしたね。
応募企業の弱みを改善したい、というのも志望動機になる
また、その会社の弱みを指摘して、そこを改善していきたい、とアピールすれば完璧でしたね。例えば、「新興のネットショップ作成サービスよりも、モバイル対応が遅れている」とか。
これだけサービスのことがわかったら、あとは自身の生い立ちと絡めて志望動機を書くだけ。
僕の場合だと、「ネットショップを使い、ものづくりをして好きなことを仕事にしようとしている人をサポートしたい」といった感じですね。
第二新卒の志望動機はこう書けばいい
他だと、第二新卒の志望動機でも覚えておくべきことがあります。それは、「熱意」をアピールすべきということ。
転職求人サイトのエージェントにインタビューした際、共通して聞かれたのが「熱意」だったのです。
参照:第二新卒の転職って成功するの?大手に行ける?を求人サイトのエージェントに聞いてきた
他の例だと、「受け答えの元気さ」、ソーシャルゲーム業界でいうと「ゲームが好きなので、レポートをまとめました」みたいな形でアピールできます。
なので、「第二新卒の転職でどうやってアピールすればいいか、わからない」という方は、こういったことも覚えておきましょう。
エンジニアの志望動機では、学習意欲を
エンジニアのような技術職でも、志望動機で留意すべき点があります。僕自身、ソーシャルゲーム開発会社のエンジニア(プログラマー)だったので、こういうことがわかるんですよね。
大事なのは、新たな技術への学習意欲を見せることです。
僕が新卒で入社してから、至るところで「エンジニアは一生勉強し続けなければならない仕事だ」と言われました。その言葉通り、社内でも新技術などを積極的に勉強するエンジニアが評価されました。
これは、転職で入ってくる人も同様です。
「新技術をどんどん身に付けたくて!」が高評価に
ソーシャルゲームの開発では、必要な技術がコロコロ変わります。会社としては、そういった変化に対応できる人を望んでいるのです。
なので、志望動機でも「御社は新しい技術を積極的に導入していて、深く勉強できると思ったから」のように学習意欲をアピールする必要があります。
先日、転職エージェントの知人に「企業側も社内外の勉強会に積極的に参加するエンジニアを欲しがっている」と教えてもらいました。
こちらも参考にしてみてください。
他の求職者に勝つ志望動機はどうやって書く?
これまで志望動機を作成する際に必要なことを書いてきましたが、これらを知っているだけではまだ足りません。この程度であれば、多くの求職者が書けてしまいます。
その先に進むためには、もっと質を高める必要があります。では、どうすればいいか。
第三者に添削してもらえばいいんです。しかも、たくさんの志望動機に目を通してきたプロに。つまり、転職エージェントと呼ばれる方々。
履歴書や志望動機は転職コンシェルジュに添削してもらうべき
転職エージェントは、転職求人サイトにて求職者のお手伝いをしてくれる人です。彼らは、面接の日程調整などの事務作業代行の他に、履歴書作成も手伝ってくれます。
以前、転職サイト「ワークポート」のエージェントにインタビューした時、「0から一緒に作ることもある」と話されていました。もちろん、添削もしてもらえます。
なので、履歴書作成を面倒に感じる人は、絶対に頼った方がいいんですよ。
履歴書はダメ出しされて良くなる
添削されるのは恥ずかしいと思うかもしれませんが、第三者に見られなければ質は上がりません。
三人寄れば文殊の知恵というように、多くの人の目に触れることでそれぞれの視点から作品を評価でき、1人では気づけない修正点にも気付けるのです。
なので、恥ずかしがらずに添削してもらいましょう。そうすることで、内定に近づいていきます。
エージェントに会うのはサイトで登録してから
では、最後にエージェントから履歴書を添削してもらうまでの流れを紹介します。
まず、会員登録します。その後、メールか電話で連絡が来るので、そこでエージェントとの面談日程を決めます。
あとは、ワークポートのオフィスで面談し、履歴書を添削してもらうだけです。サイトの登録も相談も無料なので、気軽に利用することをオススメします。
その際は、ここで提示したよりもいい例文、書き方を教えてもらえます。志望企業に受かりたいなら、プロからの指導は必須なので、このタイミングで受けておきましょう。
ではまた!