「早く転職したい」と思っている皆さん、今の会社から離れることを考える前に確認すべきことがあります。それは、転職の動機、自分の市場評価、その評価に見合った求人、今の会社を辞める方法です。
これらを把握しておかないと、「転職したい」という思いが先走って転職で失敗してしまいます。なので、上記4つについてこれから書いていきます。
特に、転職の動機を把握するには履歴書を書くことがオススメです。自己PRや志望動機を書いていく中でいろんな気づきが出てきます。転職を成功させるためにも知っておきましょう。
動機が明確でなければ転職しても後悔する
まず、把握して欲しいのが転職動機。「転職したい」と考えている人に多いのが、とりあえず会社から逃げ出したいというもの。転職先での動機が明確じゃないんですね。
こういう人は仕事に何を求めるか、何がやりたいか、が明確じゃないので、仕事選びで失敗していまいます。僕の周りにも、ブラック企業からの脱獄を考えて次の会社に行ってしまい、軸が明確でなかったため転職後に後悔し、もう一度転職活動をする羽目になった方がいます。
こうならないためにも、転職してから何をやりたいか、なぜ転職するかという動機の部分を明確にしましょう。例えば、「次はマーケティングの仕事がしたい」「残業が少ない仕事がしたい」「給料を上げたい」のように。
こうしたことを明確にするのに有効なのが履歴書を書くことです。実際、僕も履歴書を書くことによって、仕事でやりたいことが明確になりました。
スポンサーリンク
履歴書で「なぜ仕事をするか」を深掘りする
志望動機はなぜその会社で働きたいかを書く所なんですが、書き進めていくうちに「なぜ自分がブログをやっているか」を考えていました。それは「熱い思いを持った人を応援したい」というもの。
「熱い思い」を深掘りしていくと、「好きなことを仕事にして生きていきたい」という思いだと気付きました。
ここで、「あー、そうだ。俺は多くの人が好きなことをして生きていける社会にしたいから、まずそのモデルになろうとしているんだった。」と再認識できたのです。
毎日、記事を更新する事に気を取られて忘れがちだったのですが、履歴書を書いたおかげで仕事をする意味が明確になりました。
自分は何のために転職するかを考えられる
みなさんも毎日忙しい業務に追われて、「なぜ、働いているか」、「何を目標にして生きているか」という事を考える暇がないと思います。
そんなときは履歴書の志望動機を書いてみてください。書いていくうちに自分が本当にやりたかった事、人生でやってみたい事が明確になり、新たなモチベーションが生まれてくるはずです。
「転職したい」と悩んでいるときこそ、仕事のモチベーションを見つけて、次の会社で求めることを明確にしましょう。
スポンサーリンク
転職したい時に自己PRを書くとスキルの棚卸しができる
さらに、履歴書では自己PRを書いていくと、「自分の本当の強み」がわかるようになります。
自己PRを書くためには自分がやってきた仕事を振り返る作業が必要になります。そうなると、その中で成し遂げたこと(成功体験)、発揮した強みを見つけなければならなくなるんです。
そうやって、自分の本当の強みが見つかるわけです。
たいてい、自分の強みを見つけようとすると、「こういう仕事がしたいからきっとこれが強みなんだ!」と主観的になり、独りよがりな強みを判定しがちです。
しかし、自分が経験した出来事から共通点を探していけば、俯瞰して自分を評価できるようになり、客観的な強みを知る事ができます。
スキル・強みを自分で判断するのは不十分
私も、自己PRを書く前は編集者やライターとして働きたいために「ライティング力」が強みなのかなと思っていました。しかし、上記の方法を試してみると、情報感度の高さや発信力が強みだと気付けたんです。
これによって、真の強みを伸ばしていこうと思えるようになりました。
自己PRを書いて「真の強み」を見つければ、武器がわかるし、それを磨く努力ができるようになります。そうすれば、軸を持って転職活動ができるようになります。
ただし、自分で強みを判断するだけでは不十分です。自分以外の人から強みを分析してもらい、それが転職市場で求められているかを把握する必要があるんです。
強みに対する市場評価を教えてもらう必要がある
自分の強みを他者に分析してもらうのと、それが転職市場で評価されるかを考える際は、転職求人サイトのコンシェルジュの力を借りるのがいいです。
(ワークポートの転職コンシェルジュ3人)
彼らに相談すると、履歴書の「志望動機」や「自己PR」に対してアドバイスをもらう事ができます。彼らはそうやって転職者を輩出させてきているので、アドバイスは参考になるでしょう。
実際、利用者からは以下のような声が寄せられています。
なので、まずはコンシェルジュに相談に行き、強みを判断してもらい、その強みが転職市場でどう評価されるかを教えてもらいましょう。
強みが評価される会社を教えてもらおう
そして、強みが評価される会社があるなら、ぜひ紹介してもらいましょう。僕が転職活動をした際も、他の転職サービスも含め10社以上紹介してもらえました。
ちなみに、「ワークポート」のコンシェルジュに相談に行くには、サイトで会員登録する必要があります。その後は、コンシェルジュから連絡が来てから、会える日程を調整します。それが終われば、相談できるようになりますよ。
会員登録自体も数分で終わるので、試してみましょう。会員登録と相談は無料なので、お気軽に。
相談に行くことでデメリットはありませんので。もし、いい会社を紹介されなくても、そこに転職する必要はないし、それ以降は別のサービスを使えばいいだけの話です。転職活動を有利に進めるためにも使っておきましょう。
転職に絶対必要な退職手続きも知っておこう
ここまでは、転職先のことを話してきました。しかし、転職する際は今いる会社で行うことも知っておかなければありません。それは、会社の辞め方です。
当然ですが、会社を辞める手続きができなければ、次の会社には移れません。
ちなみに、会社を辞める際に必要なのは事前に上司や人事に報告しておくことです。その期間は、一般的に1ヶ月とされています。これは、会社によって違うので、就業規則や過去の転職者に聞いて把握しておきましょう。
僕は、1ヶ月以上前から上司に相談して、そこから人事や偉い人に伝えてもらい退職の続きを進めていきました。
退職するまでに必要だった手続きは2つ。「仕事の引き継ぎ」と「退職手続きを書くこと」です。
退職前の引き継ぎは丁寧に
まず大事なのが仕事の引き継ぎ。あなたが退職した後、誰かがあなたの仕事を引き継ぐわけです。その人がうまく引き継ぐためには、それまでのノウハウを知る必要があります。
なので、あなたがそれまでどのように仕事をしていたかを文書化しておきましょう。僕は、それまでの作業工程をチームで共有していた場所に残しておきました。
その工程は、詳細に書きましょう。相手は0からその仕事に向き合うわけで、専門用語や「知ってますよね?」前提で書かれると理解できません。なので、素人でもわかるように書きましょう。
退職届は会社独自のフォーマットで
退職でもう1つ必要なのは、退職届を書くこと。これは、会社によってフォーマットが異なります。僕の場合は、退職届のテンプレートがあって、そこに名前と少しの情報を書くだけでOKでした。
それを退職者を管理している担当者に持っていくのです。
これらの手続きが終われば、無事退職することができます。覚えておきましょう。
転職したいときは「動機」「強み・市場評価」「辞め方」を把握しよう
紹介してきたように、転職したいと思っていても、必要なことを把握して実践しなければ、転職を成功させることはできません。
なので、やりたいこの明確化、コンシェルジュに相談して強みと市場評価の把握、退職手続きを理解を必ず進めてください。
そうすれば、スッキリした転職になります。気持ち良く次の環境に移れるように、実践しましょう。
ではまた!