僕は、お笑いが大好きで深夜番組を見たり、深夜ラジオをよく聞いたりしています。その延長で特に好きな芸人さんの本もよく読んでいます。
そこで、今回は今まで読んだ本をいいモノから悪いモノまで一気に紹介してしきたいと思います。だいぶ偏りがありますが、最後まで読んで頂けたら幸いです。
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1 オリラジ誕生秘話からあっちゃんの心の闇まで知れる「芸人前夜」
オリラジあっちゃんがイケてなかった中高生時代、転機となった保険のバイト、NSC入学、武勇伝誕生までの波乱万丈生活を綴った本。アメトーーク!で中学時代のイケてない話は聞いていましたが、本書ではさらにディープなエピソードを知る事ができます。
これを読めば、「中田敦彦」という男がいかにねじまがっているかわかりますよw
また、相方である藤森さんとの出会い(バイト場にて)からNSC入学までのストーリーでは、あっちゃんのお笑いへの向き合い方を知ることができます。ホント真摯に向き合ってるんですよね。
それを示すのが藤森さんに「あっちゃんは天才!一緒にコンビ組もう」と言われた時のシーン。
あっちゃんのストイックさに衝撃を受ける
あっちゃんは藤森さんと会う前に別のコンビを組んでいて、当時学園祭でやったネタの映像を見せたんだそうです。
その時、藤森さんから「一緒にやろう」と誘われたんですが、笑いに対してストイックなあっちゃんは自分には才能がないと悲観的に考え、断っていたのです(何度も)。
しかし、最終的には藤森さんの熱量に負けて、コンビ結成を承諾したあっちゃん。
性格が真反対な2人をもっと好きになる
お笑い芸人として売れること対して非常にストイックなあっちゃんと、楽観的な藤森さん、こんな2人が組んだからこそ成功したのだと思います。
他にも、武勇伝誕生秘話などお笑いファンにはたまらないネタがたくさんちりばめられていますので、ぜひ読んでみてください。
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2 千原ジュニアの独特の思考法「うたがいの神様」
常に世の中の常識に疑問を投げかける千原ジュニアさんらしい考え方が満載。
「ちょっとそれは考えすぎじゃない?」と思う所もありますが、これだけ尖った思想があるからこそすべらない話でガンガン笑いをとったり、IPPONグランプリでずば抜けた回答ができるのだと思います。
失敗した時にめげてしまうなら、その仕事は向いてない
千原ジュニアさんらしい偏った考え方以外にも、人生で役に立つ名言も載っていたりします。
「人を常に笑わせないといけないって、大変じゃないですか?」とか聞かれても、やっぱり、別に大変だとは思わないですね。
失敗するし反省する事はありますけど、そこで大変だと感じるなら、向いてないってことじゃないですか?それは、芸人以外のどの仕事でも同じ。
反省したり失敗した時に、大変だと思ったり、めげて仕事が手につかなくなる。それは、その仕事が向いてないってことだと僕は思う。
どんな悪い状況になったとしても、その仕事の事をどこかでおもしろがっていられるかどうか。それが大事なんです。
オススメの本です。
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3 日本一ねじ曲がったスター芸人「ブラックマヨネーズ吉田敬のぶつぶつ」
大好きなブラックマヨネーズ吉田さんの処女作。
まだブラマヨが有名でない頃に「マンスリーよしもと」に投稿していたエッセイをまとめた本。正直、テレビで見る以上のねじ曲がった思想が書きまくられており、ファンでも読んでてしんどかったですw
当時の苦しさが伝わってきます。相当ブラマヨが好きでないと結構キツい内容だと思います(;^_^A
4 内容まで薄い本「薄毛の品格」
大ファンであるブラマヨ小杉さんの著書。薄毛の人にかけるべき言葉などプチライフハックを笑いまじりで掲載した本。
正直、手抜き感がぷんぷんして、お薦めできる本ではありません。やはり、ブラマヨはトークとネタが最高です。不向きな事はしない方がいいと思いましたw
5 オードリーANNリスナーにはたまらないネタの宝庫「オードリーの悪いようにはしませんよ。」
TVぴあで連載している「オードリーの悪いようにはしませんよ。」を書籍化したもの。
オードリーのオールナイトニッポンリスナーなら知っている、春日さんの「オシャレなメガネをかけてビールを飲めばいいんだよ」発言の回も収録されています。
他にも、春日が破天荒な振りをして若林がたしなめるという構図も満載ですので、ANNリスナーは一度読んでみてください。
6 南キャン山ちゃんが語るM-1バブルの裏側「天才になりたい 」
南海キャンディーズの山ちゃんの自伝。高校時代にお笑い芸人になると決心し、頭の良くない千葉の高校から猛勉強し、関西の有名大学へ進学。その後NSCに入学し、M-1を経て売れっ子になるまでの記録を綴ったもの。
いろんな事が書いてありますが、一番印象深かったのが南海キャンディーズが売れるきっかけになったM-1以降の話。
売れてからの葛藤が面白い
M-1後は忙しいスケジュールもあり、なかなかネタづくりに時間を割く事ができず、テンプレ通りの独自性のないネタしか書けずいろいろ葛藤があったようです。
その悩んでいた様子を考えるだけで、オードリー若林さんが語るように非常にストイックな方(お笑いケインコスギ)である事がわかりました。
山ちゃんは自分でクズブランディングしていて、好感度がよくないですが、実は良い人という事を知るきっかけになる本です。
7 有名放送作家が語るラジオについて「ラジオにもほどがある」
現在、オードリーのオールナイトニッポンの放送作家として活躍されている藤井青銅さんの著書。今や売れっ子となった伊集院光、ウッチャンナンチャン、いっこく堂、オードリーを当時ラジオの中で、どのようにプロデュースしていったかを綴っており、その手の業界で働く人にとってためになる内容です。
巻末のオードリーとの対談もANNリスナーにとっては嬉しいコンテンツ。
8 26歳のうちに頑張ろうと思ったよ
26歳になるタイミングで読んだ「年齢学序説」。博多大吉さんの指摘にうなってしまいました。
いま人気の芸人さんは、26歳のタイミングで売れるきっかけをつかんでいたんだそうです。
ちょっとこじつけにも思えますが、芸人さんの歴史を知れてお笑いファンとしては嬉しい内容。こちらもオススメの本です。
9 なぜM-1準優勝コンビは解散したか?
元ハリガネロックのユウキロックさんが書かれた本。お笑い好きとしては必読でした。
M-1グランプリ準優勝、オンエアバトルチャンピオンに輝いた裏で何が起きていたか、そしてそこからなぜテレビに出ることなく、解散してしまったかなどが書かれています。
THE MANZAIで奮闘するシーンは読んでいて心が痛くなりました。
そして、最後の舞台に触れた箇所ではマジで泣きそうになってしまいました。
これ、お笑い好きな人には本当に読んでほしいです。
10. 文藝芸人
こちらは、芸人さんの小説やエッセイが読める本。
ネットで一部無料公開してる『文藝芸人』かなり面白い。ダイノジ大谷さんのこの箇所かなり良い>"DJ始めた時は芸人からもDJからも批判されたが、今や1万5千人を動員するフェスを開催するレベルに。エンタメは技術より応援されたものの方が上" https://t.co/lcnY7zqa20 pic.twitter.com/RtTPYyPlKS
— タクスズキ@プロブロガー (@TwinTKchan) 2017年3月28日
このようなダイノジ大谷さんの本音が読めます。他だと、華丸大吉の大吉さん、ブラマヨ吉田さん、ピース又吉さんの箇所が面白かったです。
芸人好きなら読んでおくと良いですね。特に、大吉さんの「地方芸人としての生存戦略」は仕事でも役立ちます。(売れてる芸人さんて、優秀なビジネスマン、経営者なんですね)
まとめ
・劣等感を目標達成のためのモチベーションにしたいなら、あっちゃんの芸人前夜がオススメ
・クリエイターになりたいならジュニアさんの本
・オードリーANN大好きな方は「悪いようにはしませんよ」がいい
・プロデュース力を勉強したいなら青銅さんの本
特にジュニアさんと青銅さんの本はお笑い好きな方でなくても勉強になる部分がたくさんありますので、ぜひ一読を。
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