M-1において一番危険な漫才を披露した「笑撃戦隊」がスゴい

公開日: : お笑い芸人

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11/3、M-1グランプリの準々決勝を見てきた。会場は浅草公会堂。2回戦、3回戦と見てきたが、今回も素晴らしかった。面白い人がフィルタリングされているだけあって、ほとんどのコンビで爆笑した。

その熱が冷めやらずに、近くのドトールでこの文章を書いている。どのコンビも素晴らしかったのだが、特にすごかった、衝撃的だったのは笑撃戦隊というコンビ。

M-1のセオリーをことごく無視した漫才が

このコンビはM-1で禁忌とも言える漫才を行ったM-1型漫才のセオリーをことごとく無視していたのだ。

そのセオリーとは、「4分間にボケをこれでもかとばかりに用意すること」と「4分以内に漫才を終わらせること」だ。

M-1グランプリの漫才をよく知らない人のために説明しておくと、M-1における漫才時間、4分は短い。場合によっては10分漫才だってある。だからこそ、優勝を目指すコンビは”M-1用の”ネタを作ることになる。

そこで大事になるのは、「ボケをたくさん用意すること」と「終盤にかけて盛り上がっていくこと」。

4分という短い時間で「面白い」と思ってもらうには、単純にボケの数を増やす必要がある。長い尺の漫才では、序盤にあえてボケをおさけて、溜めて溜めて途中からドカンと笑いを取るスタイルがある。

しかし、M-1ではそれが使えない。もし、そのボケが爆発しなければ、それまでの時間が無駄になってしまうためだ。だからこそ、そんなリスクは侵さないように序盤からガンガン笑いを取りに行く漫才が求められる。

実際、2007年のM-1王者・サンドウィッチマンは「M-1で重要なのは4分間でずっと笑わせること」と語っていた。それくらい、ボケの数が大事なM-1。

そんな中、冒頭で紹介した笑撃戦隊はそのルールを破ったのだ。

まず、冒頭。ツッコミ役の野村が「もう、いやだ」と語り始める。そして、愚痴が始まる。その内容は、「いつも、(ボケの柴田)のボケに対して、その処理をさせられて散々な目をしている」というもの。

客からしたら「?」である。実際、会場ではポカンとしている人がほとんどだった。その間、会場にお笑いは一切ない。空気も微妙。この時点で、僕は「このコンビ、絶対終わった」と思った。

しかし、そこから衝撃的な設定で漫才を始める。それが「いつもボケの処理ばかりさせられているから、今日は逆で、俺のツッコミに対してそれに合致したボケをしろ」というもの。

この時点で1分ほどが経過。

そして、ここから笑撃戦隊の巻き返しが始まった。ツッコミの野村が「それ、誰やねん」と唐突に突っ込む。それに対して、ボケの柴田が見合ったボケを言う。

ここで、初めて会場が設定を納得。クスクス笑いが始まった。そこからは怒涛のラッシュ。

「大喜利の逆バージョン」のように、ツッコミに対して該当しそうなボケを言いまくるラリーが続く。

設定を理解した会場の笑いは次第に大きくなる。そして、3分を超えたあたりからドッカンドッカン笑いが起こるようになった。
冒頭の1分とは全く違う会場の空気。この時点で、僕は「準決勝決まりだ!」と思った。

しかし、ここでまさかの展開。なんと、最後のボケを溜めに溜めてしまし、残り時間は15秒に。(M-1ルールとして、4分15秒になると警報が鳴り、30秒になると暗転してしまい、その漫才は減点対象となる)

これはまずいとなり、最後のボケを。ここは受けたのだが、漫才の締めである「もう、ええわ」までのくだりにたどり着けない。
そして、もうええわで閉める前に無上の暗転。減点対象となったわけだ。

ここで、「4分という時間を守る」セオリーを無視してしまった「笑撃戦隊」。その悔しさは、想像するに耐えない。

準決勝に行けるかは相当微妙だろう。2つのセオリーを無視してしまったのだから。しかし、この衝撃はきっと観客に残る。

冒頭1分を捨てて、「ツッコミとボケのいう順を逆にする」という斬新な設定の理解に使い、そこからの3分で勝負しようとしたのだから。

さらに、最後のボケをあえて溜めて時間オーバーしてでも、ボケの間にこだわった漫才なのだから。

少なくも、自分にとっては準々決勝で一番印象に残ったコンビだ。

結果は数日後に出るらしいが、「笑撃戦隊」が勝ち上がることを祈って、週末を迎えようと思う。

ということで、みなさんも「笑撃戦隊」に注目してみてください。

ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan)

次回予告
「M-1決勝または敗者復活戦は絶対に観に行きたい」

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