高校中退後、働きながら好きなことを突き詰めていったらいつの間にか飲食店2店舗のオーナーになってた88世代のお話

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毎度どうも。タクスズキ(@TwinTKchan)です。

かなり面白い取り組みをしている同世代の磯川さん、千葉さんに話を聞いてきました。彼らは、水道橋でシーシャ(水タバコ)を提供する店舗「いわしくらぶ」を運営しています。

いわしくらぶを運営する2人
(左が千葉さん、右が磯川さん。2人とも88世代)

彼らの話を聞いて、高校中退後でも仕事で活躍できること、安定した飲食店経営を続けるコツなどを学べたので、その辺の知見を共有します。

先に「いわしくらぶ」と「シーシャ」の説明

と、本題の前にお店やシーシャの説明から。

「いわしくらぶ」は、水道橋に店舗を構え、そこでシーシャ(水タバコ)やドリンク(お酒あり)を提供しています。イメージしやすいところでは、喫茶店といった感じです。

ちなみに、シーシャ(水タバコ)はこんな感じで吸って

シーシャを吸ってみた

吐き出すと、こんな感じで煙が出ます。

シーシャを吐き出す

中東などでは嗜好品として市民の生活に根付いているそうで、害も普通のタバコよりは少ないそうです。

僕自身、全くなじみのなかったものですが、運営者2人の「シーシャを通じた場づくり、地域活性化」などの話を聞いて、一気に興味が湧きました

ということで、まずは2人が「いわしくらぶ」を始めた経緯から説明していきます。

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高校の同級生。磯川さんは中退して独自の道へ

「いわしくらぶ」運営の磯川さんと千葉さんは北海道出身で、高校の同級生。現在は、磯川さんがオーナーで、千葉さんはWeb業界で働きながらお店のお手伝い(サポート)をしています。

なお、「いわしくらぶ」は北海道の北見に、磯川さんが創業した1店舗目があります。現在まで順調に運営を続けており、従業員に任せられるくらい、安定してきているそうです。

そして、かねてから交流のあった千葉さんの助言もあり、水道橋に店舗を作ることに。

このように、28歳ながら2店舗のオーナーになった磯川さん。かなり凄腕なので、高学歴なのかなと思いきや、高校中退なんだそうです。

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東京の有名書店で丁稚奉公し、商売を学ぶ

磯川さんは高校在学中、松下幸之助さんの本を読んで「商売をやりたい」と思うようになり、中退。その後は、東京都江戸川区にある「読書のすすめ」という書店で2年間、丁稚奉公(でっちぼうこう)をしていました。

参照:ブログで成功したかったら本屋を見習え!集客のヒントが満載だぞ

ちなみに、「読書のすすめ」は某有名企業の社長さんが訪れる有名な本屋さん。

ここで2年間、商売について学んでいたのですが、途中で「音楽家になりたい」と思い立ち、北海道へ戻ることに

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(「いわしくらぶ」の店内風景)

事業をやりたいと思ったタイミングでシーシャに出会う

戻ってからは、通信制の高校に通いながら音楽や芝居の活動をしていたそうですが、「これは違う」ということで再び商売の道に戻ることに。

その後、映像制作の仕事をしつつ何か事業を起こしたいなと思っていたタイミングで出会ったのがシーシャ

これは、当時東京に住んでいた千葉さんに教えてもらったそうです。

シーシャから生まれるコミュニティに可能性を感じた

磯川さんは仕事でちょくちょく東京に行っていて、そのタイミングで千葉さんと遊んだり泊めてもらったりして、ある時、下北沢にあるシーシャ屋さんに案内してもらったそうです。

そのお店は隣の人と交流せざるをえないくらい狭く、そこで生まれる交流に磯川さんは可能性を感じたそう。(出会いが生まれるとこから、「元祖・相席居酒屋」と称していました

それからは、東京滞在中、熱心にそのお店に通うようになりました

可能性に気づき、小さく始め、コツをつかみ独立

そして、シーシャ屋さんに2年通ったタイミングで、「自分でも家で吸ってみようかな」ということで、必要な機材をそろえ、友人を招いてみたそう。

すると、好評で「ここまでニーズがあるんだったら、自分でお店をやってみるか」ということで、シーシャ屋さんを始めたんだとか

その際は、知り合いの喫茶店で時間借りして金土だけ運営。会社員と兼業しながら、週末起業のような感じで進めていきました

2年間ほど運営し、「いける」と判断し独立。会社を辞め、北見の中心街に自分のお店「いわしくらぶ」を開きました。

この時、磯川さんは24歳。2014年のことでした。(僕と独立した年が一緒で嬉しくなりました)

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(「いわしくらぶ」の店内風景)

お店運営で丁稚奉公の経験が役にたった

お店の運営では、「読書のすすめ」での丁稚奉公が役に立ったと磯川さんは語ってくれました。

当時は、斎藤一人さんにも商売の基礎(売上、コストなど)を教えてもらったそうで、「あの時の経験があるから今がある」と力強くお話されていました。

シーシャ店は利益率の高い飲食業

なお、「商売におけるコスト」に関する話で面白かったのが、「シーシャは食品などと比べてかなり賞味期限が長く、ロスが出づらいため、シーシャ屋は飲食店ビジネスの中で利益率が高い」というもの。

また、「自分でやろうとすると手間とコストがかかる」、「作業に職人的な技術が必要」など、個人が家でやるにはハードルが高いらしく、来店動機もいくつかあるようです。

こういった要因もあり、都内にあるシーシャ屋で潰れているのはこれまでに2~3店舗しかないそうです。

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(シーシャを吸えるようにするために作業中)

東京出店へ

こうして北見で順調にお店を運営する中、磯川さんは東京で店舗を出せば、もっといろんなことができるのではないかと思い、出店を考え出します。

そこで、他の人の意見も聞きつつ、東京での出店を決意。

そこからは開店準備を進めていったのでした。

>>週末OK!プチ起業の種類や個人の成功例、初心者へのおすすめランキング

去年からクラウドファンディングなどで資金集め

準備は昨年から本格的に進め、資金集め、物件探し、店舗のコンセプト決めなどに取り組みました。

資金集めの際は、クラウドファンディングも利用。そこでは50万円以上のお金を集めることに成功しました

そして、2017年5月1日に無事オープン。

完成! #いわしくらぶ水道橋店 #いわしくらぶ #水道橋カフェ #いわしくらぶ東京 #シーシャカフェ #水タバコカフェ

いわしくらぶ東京店さん(@iwashiclub_tokyo)がシェアした投稿 –

客層は、学生、サラリーマン、などと幅広いそうです。男女比は半々で、甘い香りやアロマに魅力を感じ女性も訪れて来るそうです。

コンセプトは「社交場」。つながりを生み出したい

なお、「いわしくらぶ」のコンセプトは「社交場、サロン」。

お店で出会った人たちから何かを生み出したいそうで、かつてのコーヒーハウスをイメージしているそうです。

16世紀半ば、オスマン帝国(トルコ)の首都イスタンブールに世界で初めてコーヒーを提供する店が開業した。

カフヴェハーネ(直訳すれば「コーヒーの家」)と呼ばれ、喫茶店兼社交場の機能を果たしていた

コーヒー・ハウスは政治や経済など特定の職業や目的に特化した、より閉鎖的な社交の場である近代的なクラブの母体ともなった。

コーヒー・ハウスは、情報収集の場としても重要な役割を果たした

参照:コーヒー・ハウス – Wikipedia

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(「いわしくらぶ」にある本棚)

日本人はコミュニケーションを求めていると気づいた

このようなコンセプトをたてたのは、磯川さんが「日本人のコミュニケーション欲求が高まっている」と感じたから。

最近は、TwitterなどのSNS、オンラインサロンなどコミュニケーションするためのツールがネット上で人気になっています

これは、「誰かとつながりたい、コミュニケーションをとりたい」という欲求をわかりやすく表しているわけです。

なので、そういった場をオフラインでも提供すれば喜んでもらえるのでは?と感じ、「社交場」をコンセプトにしているんですね。

古本屋さんとのコラボで地域を盛り上げたい

また、水道橋のまちおこしも目指しているんだとか。

具体的には、神保町が徒歩圏内にある特性を生かし、古本屋さんの棚を「いわしくらぶ」店内に持ってくるというもの。

これによって、「神保町(水道橋)にはこんなにイケてるチョイスをする古本屋があるのか」とお客さんに気づいてもらえるようになるわけですね

「いわしくらぶ」の店内で、「その地域のお店」と「いわしくらぶのお客さん」をマッチングするわけです

このように、「地域のお店をピックアップし、地域を盛り上げていきたい」という構想も2人からは聞かれました。

イベントも開催し、つながりを生み出す

あとは、店内でイベントを開催することでもつながりを生み出したいそうです。

実際、北見では「読書会」、「友達を作りたいイベント」、「クラブでDJやる自信はないけど、人前で披したい人向けのイベント」などを開催しているんだとか。

イベントは持ち込みでも開催まで至ることが多いそうで、「東京でも同様に面白いイベントが生まれていきそう」と話を聞いていて感じました。

イベントは店舗として収益性が高い

ちょと話はそれますが、「店舗ビジネスにおいて、イベントが収益性が高くて良い」という話も聞くことができました。

イベントはネットビジネスと似たところがあって「アイデアが肝」で原価がかかりません

これは数字を使うとわかりやすくて、入場料3000円のイベントに30人が来たら9万円の売上になります。ここから登壇者への謝礼を2万円+諸経費1万円(仮)を引くと、利益は6万円になるわけです。

仮に、20日続ければ120万円の利益が出るわけですね。

このように、店舗におけるイベント事業の可能性も「参考になるなぁ」と思いながら話を聞いていました。(これがうまいのが、下北沢のB&Bだそうです)

【まとめ】同世代の活動は嬉しいよね

「いわしくらぶ」の2人の話を聞いて感じたのは、「同世代がやりたいことをやろうとしているのはすごく嬉しいな」ということ。

それは、自分が以下の雑誌に載せてもらった時にも感じたこと。

また、インタビューからは「ちゃんと利益を出せる飲食店ノウハウ」「店舗がイベント事業をやる意味」など、多くの学びがありました。

お店自体も、「社交場としてつながりを生み出す」という思想がステキだと思っているので、ぜひ多くの方に足を運んでほしいなと思います。

■店舗情報

Book&Shishaいわしくらぶ 東京店
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-19-4 矢嶋ビル3F
HP:http://iwashimagazine.com/
営業時間:(月〜土)14:00-24:00 (日)定休日
料金:シーシャ 1,500円 ドリンク 500円〜

■SNSアカウント
Facebook:https://www.facebook.com/iwashiclub.tokyo/
Twitter:https://twitter.com/iwashi_tokyo
Instagram:https://www.instagram.com/iwashiclub_tokyo/

ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))

次回予告
「若いうちに独立するメリット。惨めな思いを経験するので、人に優しくなれる」

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