将来の「何となく不安」ばかりにコストをかけて今を楽しめない人たち

こんにちは。タクスズキ(@TwinTKchan)です。

普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話」という本を読んで、もっとお金について勉強する必要がある、と痛感しました。

これから本書で登場したフレーズを紹介しますが、それ読めば、皆さんもきっとそう思うはずです。そして、マネーリテラシーの重要性を認識することでしょう。

ということで、どうぞ。

「何となく不安」から逃れるために必要以上に保険に入る

衝撃を受けたのは、以下の一節。

年金崩壊、医療費アップ、不景気、、、などが連日のように伝えられています。これらのニュースが人を「何となく不安」な気持ちにさせます。不安だから用心する。用心で、何でも節約、何でもガマン。

私は医者ではありませんが、そういう人たちを「何となく不安病」にかかっていると申し上げたいです。  

この病気にかかると、せっかく節約して残したお金も変なことに使い始めます。

「何となく不安」な気分から逃れるために必要以上に保険に入ります。投資をし、ローンを組みます。使う目的のない貯蓄をします。

いつの間にか、どんどんお金で自分を縛って「何となく不安」病の重症患者になってしまいます。それらはいわば「不安のコスト」です。  

こうして多くの日本人が、人生を楽しむために使えるお金を「不安のコスト」に回してきました。ところがそれでも不安を完治することはどうやってもできません。

なぜなら、不安はいつまでも追いかけてくるものだからです。  

また、「何となく不安病」がやっかいなのは、自分の周りの人にもこの病気をうつそうとすることです。自分は将来を考えてこれだけ節約をしているのに、自分の周りは協力してくれなくて困ると思うのです。

このように、将来訪れるかもわからないピンチに対して、過度な対策をしてしまう人がいるんですよ。そして、いま楽しいことに使えるはずのお金をムダにしてしまうんです。

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今しかできないことはたくさんありますよ?

起こるかもわからないことに怯えて節約し、お金を使わなくなれば、今しか食べられない美味しいものが食べられなくなってしまいます。

また、今しか会えない人と交流する機会も失ってしまいます。

さらに、将来の不安を消すためにガムシャラに働き、大切な家族との時間を犠牲にした結果、家族がいなくなってたなんてことも考えられます。

せっかく「将来」のためにがんばったのに、そのごほうびを得られない場合だってあるんですよ。

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「いま我慢すれば、あとで楽できる」の幻想

こうしたことは冷静に考えれば、おかしいとわかります。でも、将来ばかりを考えて今を大切にしてない人って多いです。

これは、いかにも日本人的な発想だなぁと思います。かつての僕もそうですが、つい「いま我慢すれば、後で楽できる」と考えてしまうんですよね。

受験勉強など、こうした思考にさせるイベントが多いですからね。

準備しすぎる必要はない。なんとかなる

確かに、準備は必要です。しかし、やりすぎる必要はありません。その時になってみれば、なんとかなっちゃいますから。

僕も、会社を辞めてフリーランスになるために、貯金しましたが、それを使うことはありませんでした。取り越し苦労だったんですよね。

また、本書では、将来お金が足りなくなったら、そのときに対応すればそれで済むと指摘されています。

例えば、支出を減らすために家賃の安い家に引っ越す、収入を増やすために仕事をする、投資をするなど。

このように対応すれば、なんとかなるものなんですよ。なので、「何となく不安病」にかかり、今を大事にできていなかった方は、リハビリしていきましょう。

お金で悩みがちな人は必読

紹介してきたように、準備しすぎなくてもなんとかなります。なので、いま楽しいと思えることにお金を使ってみましょう。

なお、本書には「うんうん」と唸ってしまうようなお金の話がたくさん登場します。お金について不安になったことがある人は必読ですよ。

ぜひ読んでみてください。

ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))

次回予告
「クリープハイプの名曲「エロ」はこの記事で指摘したかったことを突いている」

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