【レポート】最新マネタイズ戦略!雑誌編集長とWebサービス担当者3名がマネタイズについて熱く語ってくれました!

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マネタイズにお悩みの方に朗報!いい話を聞いてきましたよ!今回もざっくりレポート形式でお届けします。

イベント概要

マネタイズイベント
2014年6月9日、マークシティのサイバーエージェントセミナールームにて「ハーバードビジネスレビュー編集長が注目WEBサービス担当3名に聞く!最新マネタイズ戦略」が開催されました。

メディアのマネタイズを考えていく上で、非常に勉強になるイベントになりました。

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登壇者

以下の方々が登壇されました。

【ファシリテーター】
岩佐 文夫氏(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集長)

【パネリスト】
佐々木 紀彦氏(『東洋経済オンライン』編集長)

佐渡島 庸平氏(株式会社コルク代表取締役社長)

渡邊 大介氏(株式会社サイバーエージェント ビジネス事業部部長)

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イベント開催の経緯

登壇者によるセッションの前に、主催である『勝手にマーケティング大学』主宰である横山弘毅氏からイベント開催の経緯が話されました。

教育系スタートアプイベントで教育アプリが集まった。
みんながマネタイズが難しいと言っていた。
だったら、それをテーマにして開催しようという事になった。

登壇者の自己紹介

登壇者によるセッションが開始。
まずは、登壇される方々の自己紹介から。

岩佐さん

紙の雑誌としてマネタイズが難しいと感じている。

佐々木さん

東洋経済は広告収入がメイン。20倍ほどに伸びた。
広告だけでライフサイクルを作っていくことは難しい。
有料課金などを目指す。
海外を見ると課金を入れてきている。メーター制。

佐渡島さん

世界中では宇宙兄弟が読まれていない。伊坂幸太郎なども。
その理由を考えた所、日本には作家エージェント業というのが存在していないと気づいた。

漫画家は、週刊連載ができる若いうちなら活躍できる。
ペースが落ちてきた漫画家は活躍できない。
編集者が作品に紐づいているのが原因。

サザンのように。休んでまた活動して活躍するのが難しい。
漫画でやろうとしたら、担当が異動しているから。また営業に行かなければいけない。
漫画は、処女作はあるけど、晩年で大成することがない。
そうした構造を変えたくてコルクを作った。

エージェント業を始めるにあたって。
前職の最終日に書いたブログがバズって色んな応募が来た。無給でもいいという人も来た。

出版にいるときにITに興味なかったが、今見てみると、ITはおもしろい。

渡邊さん

Web広告は広告でなくて、マーケティングツール。
Googleはマネタイズに成功した会社、Adwords, Adsense。

Q. (岩佐さん)ネット業界における10年前との違いは?

A. インターネット広告と言われていたが、営業マンがどれだけ売れる部隊を作れるかの勝負だった。いまはアドテク、ネイティブ広告があり、営業マンが売ってこなくても売り上げが立つ仕組みが存在しているのが特徴。
テクノロジーが前面に出てきた、クリエイター、編集者が活躍しやすい環境。

(さらにご自身のキャリアについて)
取引先と「一緒にメディアを作っていこう、マネタイズしていこう」となると新規事業寄りの話になってしまう。
もっと深く入り込めるスキルを身につけないとダメだと思ってスキルチェンジ(営業からプロデューサーへ)した。

マネタイズの種類は?

話はメディアのマネタイズの品種について。

佐々木さん

物販は大きくならない。
広告を分類することが大切。ネイティブ広告が重要。動画広告は伸びる余地がある。

佐渡島さん

ネイティブ広告について。佐々木さんのようなメディアは毎日作らなければいけない。
そうした事から、就活時は新聞に興味がなかった。その日に消えてしまうコンテンツだから。
東洋経済などは、5年後に読まれるかはわからない。
その度にマネタイズしていかなければいけない。

でも、有料課金など広告でのマネタイズはしやすい。
シャンプーみたい。都度、消費はされる(流れていく)けどないと困る。

やろうとしていること。
タレントエージェンシーの場合。大変なスケジュールの中、いかにタレントに文句を言わせないかが必要。

(佐渡島さんの所は)作家さんの作品が海外に出ていった際、いかに受け入れられるかを考えている。
出版社とは違う仕組み。
出版は、マネタイズが書店しかなかった。それ以外は宣伝だった。映画など。

これからは、マネタイズの仕組みが簡単になるはず。
これまでは「書店にいく、吟味してもらう、お金を払う」。
ネットだと、Google, Appleみたいにクレジットカードを預ける。
ビットコインのようなものや、いいね!の替わりに投げ銭が出てくる可能性。

仮想通貨が発展していく。
課金層が10%くらいになると色んな商品が売れる。

いま、安野モヨコさんのFacebookページ,twitterがある。作品の作成にもちろんお金がかかっている。
現状、タダで見てもらっているが、作家さんに紙1枚に絵(監督不行届など)を書いてもらっている。
ファンになった人が、作家のファンになって月額ファンクラブに入って貴重なものになる。

渡邊さん

マッチング業になるのでは?
物販も入ってくるとは思う。

Amazonのレコメンドみたいにどうやって最適な広告を見てもらうか?
C向け商品や人材などB向けの商品の規模は同じくらい。

物販は可能性がある。

動画広告クルクル詐欺(業界内で皮肉っている)。なかなかこない。
動画アドネットワーク「アドコロニー」が最近活躍している。
伸びしろがある。
フォーマットが変わると単価が変わるという原則。

動画広告について

ここからは広告の中で期待されている動画広告の話になっていきます。

佐々木さん

動画が来ると思っていた根拠は、クライアントと話していた。
(動画広告は)ユーザー、クライアント、作る人で成り立っている。
ユーザーは動画になれている。YouTube。
クライアントはしたくてたまらない。
名のあるメディアが作れば動画を出したいと思っていた。なので、東洋経済みたいに名のある所が作ればいけると思っていた。
効果はまあまあ出ている。

日テレが本気でやり始めた。テレビ局が動き始めた。
動画はお金がかかる。

佐渡島さん

動画の前に広告が入る。プリロール
それはテレビと変わらない。ネットっぽくない。
10年後に高まっている気がしない。
モノづくりできる人を押さえておく必要がある。0から1の人。

漫画とか小説はコンテンツ制作にきる。宣伝はない。
まだSNSは発達していない。ネット環境もまだ。
動画が面白かったら、シェアされる流れはくる。

YouTubeが100万回再生と言っているけど、導線確保までにどれくらいお金を使ったか?
お金をかけないと動画を見られないのは大変。
お金をかけずに100万回再生を目指していて作成する人では全然違う。

いい動画コンテンツが伸びていくんじゃないかな?
今は無理だけども。
Facebookやtwitterくらいしかシェアされる所がないから。
今後、通信速度が1000倍になると言われている。
一瞬でDLできるようになる。
その辺でやっと電子書籍も売れるようになってくるのでは?

Q. (岩佐さん)活字などと比較して動画の強みは?

世界に出て行くのは動画しかない。
文字を読むのがしんどい人がいる。
漫画がモーションコミック(リンクは例)(セリフが声優読んでくれる)で結構見られていて、お金が入ってきている。
動画だと見る人がいる。
モーションコミックも漫画読まなかった人にリーチできる。

渡邊さん

ネットはテレビっぽくない所から始まっている。
検索とか。
最近は、テレビみたいな消費のされ方が増えている。
動画前の広告があれば、嫌われない広告になるのでは?

サーチエンジン経由からSNS経由が増えている。
Upworthyなどがそう。

佐々木さん

プリロールは本命じゃない。
増えているのは、企業のオウンドメディアを作ってほしいというビジネス。
ブランド戦略を映像として作って載せてほしいというニーズ。編集力が増えていく。
有名なドキュメンタリー番組を作ったようなスタッフに恵まれている。

ある種、不動産業(枠を売る)。そうではなく、編集力を使って枠を使わないやり方がくるのでは?

佐渡島さん

ネットは無限と言うけれども、一部の場所しか価値を持っていない。
ネットのいいとされている場所は、銀座とか表参道がない東京。作り上げた人(編集長など)に価値があるもの。
編集長の魅力がメディアの価値になっている。
色んな人がコンテンツを投稿するスタイルだと、一人の圧倒的な個性の基にそのサイトに色がつく。

それがクックパッド。
クックパッドの方が美味しそうに見える。
何が違うんだろう?編集力。
サイトを作った人の理念が見えるかどうか。

これまでネット産業はインフラだった。個性が求められなかった。
今は変わって、ネットの編集者にお呼びがかかっている。

岩佐さん

クックパッドについて。
ザガットとミシュランから考えると、
ザガットは民主的。皆が選んだ店。美人投票。基準が明確。ネット的。
ミシュラン。基準が不明確。
佐渡島さんが言っているのは、ミシュラン型。これまではザガット型が多かった。

佐渡島さん

堀江さんと漫画書評HONZやっている。詳しい人が何を勧めるかが重要だから。
堀江さんはTERIYAKIもやっている。
食べログとか、地方だと牛角がトップになる事も。
食べログだとフォーリンデブさん、一級うんちくしさんを信頼している。

それをニュースでやっているのがNewsPicks

佐々木さん

(岩佐さんから、編集長の個性についてどう考えているかという質問が)
個性を生かそうとはしなかった。やりたいようにやってもらった。一人の個性でやってしまうと飽きがくる。
博報堂ケトルのさん。下北沢B&Bの棚も色んな人がやっているから飽きがこない。
同じ人がいると似たようなコンテンツになって飽きがくるかも。ポートフォリオ的に色んなコンテンツを。

佐渡島さん

ネットではどうやったらシェアされるかを考えたのが佐々木さんがスゴかった。

ステマ(物販)。
宇宙人として地球にきたら、どうなのかを考えるようにしている。
タレントがテレビCMで宣伝をしている。

ブログとテレビの違いは宇宙人から見たら違いがない。
ネットというだけでステマとして見られるのはどうなの?
信頼している個人が推薦していると、その人の魅力で買ってしまう。
ブログではその文脈が否定される。
テレビではこの人はお金をもらっています。その注釈が出なくても許される。

閾値を超えた瞬間にネットでどう稼ぐかに皆が考えるようになる。
20%を超えたら、そうなるのでは?今は10%ほど。
今は明治維新に似ている。
当時、15%くらいが江戸に不満を持って、社会を変えた。
若い人達が大企業に行って喜ぶのと同じように、江戸幕府に行くと喜ばれる価値観だった。
そのか価値が変わろうとしている。
だからベンチャーやるとおもしろい。と思ってベンチャーにした。

渡邊さん

明治維新についての肌感覚。

地殻変動は2005, 2006年くらいからあったのでは?
CGMがきていると言われていた。
その頃のYOUTUBEはエアボがバズっていた。

CGMという言葉は無くなっていてSNSに変わってきたのが2008, 2008年。
いまは、YOUTUBEはプロが作ったものが強く見られている。そこに視聴が集まってきている。

岩佐さん

広告が生き残るか?
10日に雑誌を創刊して、11日に「創刊しました」を伝えるブログを書いている。それはPVがない。
しかし、書評を書くとPVがくる。

佐渡島さん

ネットとリアルが均一化しようとしている。
アーリーアダプターにとって面白いものではなく、ウェルメイドなものが受けるようになっている。

いいものは感情が込められている。
強い感情。ののしる感情ではなく、前向きな強い感情。

岩佐さん

佐渡島さんのお話からクリエイターの思いが評価されていくと感じた。

ユーザー課金について

話題は広告、物販から課金に移っていきました。

佐々木さん

クックパッドの佐野さんがスゴい。
苦労しながら、理念を守り続けてきた。
創業者の思想が場に現れる。
これからは創業者の思想が強みになる。

川上さんの思想のおかげでニコ動は課金に繋がっている。

創業者の思想が大切。
稼ぐだけじゃなく、ビジョンがあるかっこいいスタートアップが出てきてくれるのが重要。
世の中の流れが変わる。

佐渡島さん

メタップスの佐藤さんが良い。
ブログがキレキレで更新すると見に行く。
nanapiの古川さんも面白い。良い人で頭がいい。

佐藤さんは世界を変えそう。
想いが強いし、頭がいい。
会ったことはないけど。

渡邊さん

ITバブルがはじけて残ったベンチャーは創業者が強い会社。藤田さんや南場さん。

いまはベンチャーバブル。
IVSなど環境が整っている。
コンテンツを載せるプラットフォームなど整っているので、クリエイターが活躍してけば可能性が広がる。

佐渡島さん

本やCDは薄くばらまいていた。
今後、薄いファンでなく、濃いファンは作者から直接買える仕組み。作者が直接買ってくれたファンにインセンティブを。

羽賀翔一というコルクにて連載の漫画家。
羽賀翔一・オフィシャルサイトにて試し読みができる。
ケシゴムライフ
最後まで読むと、購入ボタンがあって購入できる。

マグネットというサービスにより提供している。
EPUBデータ。色んなデバイスで読める。本棚にたまっていく。

「応援する」で埋め込みができるように。YOUTUBEみたいに。
拡散されるようになる。
いままでは面白い漫画があっても拡散しなかった。
マグネットによって作品が拡散されるようになる。

これ面白いよを友だちに勧めることができる。
応援したことが作家に通知される機能も考えている。
作者を応援する気持ちが乗っかっていく。

ゆずの路上ライブのようなもの。ファンがファンを読んでいく。

音楽ならライブハウスがある。漫画はそういうのがない。
カフェマメヒコ。Appleの向かい。渋谷。オーナーが面白い。
コーヒーの値段も時間帯で変える。混んでいたら高い。
店内でネームをやってもらってトークショーなど。
羽賀さんのトークショーをやる。

マネタイズについて

最後にマネタイズのシステマチックな話がなされました。

佐々木さん

ネット業界はネットに詳しい人ばかり。
コンテンツ業界はコンテンツを作れる人しかいなかった。

これまではコンテンツを作れるプラットフォーマーがいないのがよくなかった。

プラットフォームをもち、コンテンツも持つ人。
ビジネス、編集、テクノロジーの方々が同じ場所で働くことが重要。

渡邊さん

近未来の話をする。
toCでマネタイズできるのは出づらい。
結局、広告収入か課金は当分続く。
マッチングなどのアドテクがメインに。

クリエイターはうまくアドテクを盛り込んでいく必要がある。

「応援する」の気持ちで投げ銭的な感じが出てくるのでは?
キックスターターは未来のProductとして先んじて買っているイメージ。

イベントが乱立するようになる。
Facebookのリア充のように、お祭り消費が重要になる。
イベントにいることが価値になる。

佐渡島さん

バンプレストの一番くじがなぜ成功しているか。
ユーザーはくじを引くことにドキドキ。そこに価値がある。
くじを引いた先の商品よりも。

この店でくじを引きたいという場所にも価値がある。
ある店では長蛇の列も。
立派じゃないものを不便に限定的に売ることを心がけている。

ネットは便利に安く、いつでもが大事にされてきた。

マグネットだと思想が重要。どういうものがクリエイターを助けるか、UXを高められるか。哲学的な。そのエンジニアとの対話相手がいない。そのポジションも熱いと思う。エンジニアをマネジメントする人など。

総括

セッションも終わり、岩佐さんが総括を。

岩佐さん

システマチックな話を予想していたが、感情が大切という事がわかった。

質疑応答

セッション終了後、質疑応答に移りました。

Q. 課金の壁が崩れたら、いくらが課金の壁になるか?

A. 佐渡島さん

金銭は、棒グラフではなくてグラデーション的にソーシャルゲームとはAKBみたいに好きな人ほどお金を払うようになる。
棒グラフから積分の時代

Q. (感情の話で)どんな会社が残るか?

A. 佐渡島さん

投資の際、リスクを取れる人。
アマゾン、孫さん、ドワンゴ。
リスクをとる会社がずっと強い。

Q. 物語性を作る際、どんなことを意識しているか?

自分の普段の感情の動きを見る。
自分の記憶を基に考えるのがいい。
暗記するときにストーリーを使うのと同様。
ストーリーが強いのは記憶に残るから。

Q. マネタイズについての質問(詳細は忘れてしまいました。すいません。)

A. 渡邊さん

PLを見るようにしている。
企業の研修費用など。デジタル化されていない。
企業が使っているお金をいかにデジタル化していくのか。
企業には使わなきゃいけないお金が結構あって、それを開拓していくのがいいかも。

岩佐さんによる補足

企業には使わなきゃいけないお金とは、3K。
交通宿泊費、広告宣伝費、交際会議費。

A. 佐々木さん

オウンドメディアをどうするか?
編集する力とコンテンツをリーチする力が伸びていく。
広報と宣伝が融合していっている。

メディア業界の人は企業に就職していく道があると思う。

Q. アメーバはマネタイズがうまいが、意識している事は?

A. 渡邊さん

アメーバピグは記録的なヒット。
ピグは「かわいくして自分のを見せたい」という主婦の気持ちをくすぐった。新しいことはしていない。
サイバーのマネタイズは琴線に触れる、人間のスイッチを押しているもの。

失敗例。役に立つサービスに対してユーザーはお金を払わない。感情的に弱い。「見せたい!」には負ける。

僕はこう思った

マネタイズの仕組みというよりは、コンテンツクリエイターやクリエイターの作品を載せるプラットフォーム開発者のマインドが重要というお話が印象に残りました。最近、作り手のビジョンが重要だと感じていた所なので、今回のお話は非常に刺さるものがありました。

また、「今の状態は明治維新に似ているという」お話にも強く共感しましたね。これは、鳥井くんと話したときに、話題になった事でもあったので、プロの方々が同じ事を考えていらっしゃる事を知り、なんだか嬉しくなってしまいました。

今回のイベントはマネタイズを考えていく上で本当に良いベントになりました。
開催してくださったみなさん!ありがとうございました!

追伸

この記事リライトしようかな。

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