フリーランス(自営業)が老後の資産を築くには個人型確定拠出年金がおすすめ

公開日: : 最終更新日:2015/08/20 フリーランス(確定申告、経費、保険、年金), 節約・お得情報

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フリーランス(自営業)として働いていると、心配されるのが老後のお金について。先日も祖母から「会社員みたいに年金が手厚くないんだから、貯めておきなよ」とアドバイスをもらったばかりです。

自営業であれば、定年がないので死ぬまでブログを書き続ければいいと思っているのですが、備えは充実させておきたい気もします。

そこで、どんな手段で老後の資産を築こうか考えていた所、見つけたのが「個人が確定拠出年金」というもの。名著『金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術』を読んで気づいたのですが、これが素晴らしすぎる制度なんです。

フリーランスとして使い倒さない手はないので、紹介してみます。なお、確定拠出年金のメリットは以下の2つ。

①税制優遇で収入アップと同等の効果が
②資産運用のランニングコストが通常より安くなる

それでは、2つのメリットと確定拠出年金の概要について説明していきます。

年金に不安を感じる自営業者を救う年金システム

確定拠出年金とは、老後の蓄えとなる年金を充実させるために用意された私的年金です。一般的に、年金の充実度は自営業者と会社員によって異なります。(図を参照。左上に注目)

年金制度。自営業者は積み立てにくい

会社員であれば、国民年金に加え、厚生年金にも加入することができ、自営業よりも手厚く老後の資産を築くことができます。さらに、企業によっては独自の年金制度もあり、知らぬうちに老後の蓄えがたまっていきます。

しかし、自営業であれば、デフォルトで加入する年金は国民年金しかありませんから、老後の蓄えを不安に感じてしまいます。

そうした不安を解消するために使えるのが個人型確定拠出年金なんですね。

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個人型確定拠出年金「お金を預けて資産運用してもらって資産を増やす」

では概要はどんな感じなのか、本書にて説明されています。

①どんな制度?  
加入者が毎月掛け金を支払って、預金や保険、投資信託などで運用する制度。運用しだいで受け取る金額は変わる。受給開始は60~70歳の間で選択。

②誰が入れる?  
勤務先に企業年金制度(確定給付企業年金・厚生年金基金など)、企業型確定拠出年金のない会社員。自営業やフリーランスなどの第一号被保険者。

③掛け金の額は?  
会社員は、月額5000円から2万3000円(年間27万6000円)まで。自営業者は、月額5000円から6万8000円(年間81万6000円)まで。

④留意点は?  
60歳まで引き出せない。商品の中には元本割れする可能性があるものも

注意したいのは、積み立てたお金が必ず受け取れるわけではないということです。確定拠出年金は、投資と同じで、積み立てたお金を外部機関に運用してもらうのです。

なので運用成績によっては、受け取るお金が元本(積み立てたお金、掛け金)以下になることだってあります。もちろん、その逆で運用がうまくいけば、元本以上のお金を受け取ることもできます。

さらに、気をつけたいのが60歳にならないとお金を受け取れないということ。

デメリットは、原則60歳まで引き出すことができないという“〝縛り”〟でしょう。

60歳まで引き出せないので、たとえば教育資金や住宅資金に個人型DCで貯めたお金を使うことを考えている人には向きません。

こうしたデメリットはありますが、老後の資産を築く上ではぜひとも活用したい制度なのです。その理由は「税制優遇」があまりにも大きなメリットだから。

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税制優遇がスゴくて「年間30%のリターン」に相当

確定拠出年金の素晴らしいところは、支払った掛け金すべてを自分の所得(収入から経費を引いた金額)から差し引けるところです。

たとえば個人型DCに加入し、毎月1万円の掛け金を支払うと、年間で支払う掛け金の合計額は12万円になりますね。  

ところが、この12万円はその年の所得から差し引けるので、仮に所得税率が20%(課税所得330万円超695万円以下の場合)の人なら、住民税(10%)と合わせると税金が3万6000円も安くなります(次の図)。

所得税は年末調整や確定申告により還付されますし、翌年の住民税負担も少なくなるからです。

個人型確定拠出年金の節税効果

12万円貯められて、3万6000円の税金が安くなるわけですから、「年間で30%リターンを得られた!」ということになります。  

今どき30%のリターンが確実に得られる金融商品などというものはこの世に存在しません。「節税分だけ確実に儲かる」ことを考えれば、「この制度を活用しない手はない」ということがすぐおわかりいただけるのではないでしょうか。  

しかも、積み立てた金額はすべて将来の自分の老後資金に充てられるわけですから、お得なのは明らかです。  

さらに、「毎月の掛け金を払うとき」だけでなく、「運用している間」「受け取るとき」にも税制上の優遇措置がついていて“〝トリプル”〟でお得な制度設計になっているのです。

個人型確定拠出年金の優遇措置がすごい

確定申告をする自営業者、フリーランスならわかると思いますが、税金は「所得」で決まります。なので、なるべく所得を抑えるためにできる限り経費を計上しておきたいところ。

その経費として、確定拠出年金への掛け金が認められるのです。これによって節税でき、本書で説明されているように、「年間で30%のリターン」も可能になるわけです。

得られるお金に加えて節約したお金に着目するのが重要

一般的に、得られるお金ばかりが注目されますが、節約できたお金に注目することも大事です。例えば、年間で支出を100万円抑えられたら、年間で100万円の収入を得られたのと同等です。

確定拠出年金を使えば、節税によって年収アップと同党の効果が得られるんですね。それに加えて、老後の資産を築けるなんて素晴らしい仕組みですよね。

もちろん、前述したデメリットもあるのですが、老後の資産を築く方法に乏しい自営業者であれば、活用したい制度です。

さらに、通常の資産運用よりも安いランニングコストで資産を築けるというメリットもあるんです。

確定拠出年金向けの投資信託なら運用コストが安くなる

確定拠出年金を利用する際は、専用の金融商品(投資信託)を利用するわけですが、その運用コストは通常の投資信託のものより安くなります。

DCの制度対象となる投資信託についても、購入時にかかる手数料(購入時手数料といいます)が無料で、保有中にかかる運用管理費用(信託報酬)が割安です。さらに、解約時にかかる信託財産留保額がかからない商品も多数あります。  

ちなみに、投資信託を利用する際は、商品を購入する際に発生する手数料と、運用を任せる際に発生する信託報酬という手数料がかかります。

参照:【投資信託】インデックスファンドから海外ETFへの具体的なリレー投資法 | 20代が個人で資産運用してみるブログ

個人型確定拠出年金を使うことによって、こうした手数料も安く抑えられるので、非常にお得です。

確定拠出年金の始め方「金融機関で申し込みを」

では、これだけメリットの大きい個人型確定拠出年金。どうやって始めるの?という話ですが、金融機関(運営管理機関)で口座を開設する必要があります。

その金融機関は、都市銀行や地方銀行、信用金庫、証券会社、信託銀行、生命保険会社、損害保険会社など様々。

こうした金融機関を選ぶ際に気にしたいのが、コスト。上記のように、お金の運用を依頼するわけですから、その分の手数料が発生します。

コストは金融機関によって大きく異なります。本書によると、スルガ銀行とSBI証券の手数料が安いようです。

口座管理料は銀行や証券会社といった金融機関(運営管理機関)ごとに異なり、年2000円程度から年7500円程度まで幅広く、高いところと安いところでは3・5倍以上の開きがあります。  

その理由は、それぞれの金融機関が自由に手数料を設定できるためです。  

次の図に「継続的なコストが安い金融機関」と「継続的なコストが高い金融機関」の例を載せました。ご覧になるとわかるとおり、スルガ銀行とSBI証券(資産残高50万円以上の場合)の口座管理料の低さが際立っていますね

個人型確定拠出年金の運用コストは金融機関によって大きく異なる

このように、金融機関によって払うお金が変わってしまうので、しっかり調べた上で確定拠出年金を利用したいですね。

僕が運用するとしたら、SBI証券を使いますね。ネットから簡単に管理できそうですので。

本書で詳しい情報を得てから確定拠出年金を始めよう

ここまで、個人型確定拠出年金の概要とそのメリットをざっくり説明してきました。

素晴らしい制度なので今すぐ始めたくなりますが、確定拠出年金を有利に活用するなら、知らなければならないことが他にもたくさんあります

今回は、その辺をはしょって概要を伝えましたが、本書には知るべき詳細情報が詳しく掲載されています。

なので、今回の説明で個人型確定拠出年金に興味を持った方は『金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術』を読んで勉強してみてください。

ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan)

次回予告
「資産運用ブログの更新を再開するかね」

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