このカテゴリーでは、おすすめの格安SIMカードの情報を紹介していきます。
説明の前に「そもそも、格安SIMカードって何ですか?」と思っている人もいるでしょう。そう思うのは当然です。僕もワードを聞いたばかりの時は、何が何だか分かっていませんでしたから。でも、原理を理解すれば、その意味がわかるようになります。
ということで、格安SIMを理解する前に、スマートフォンやタブレットなどはSIMカードによってインターネットに接続できたり、通話ができたりするということを知っておきましょう。
そこを理解できたら、格安SIMカードの意味がわかるようになります。
そもそもですが、皆さんが持っているスマートフォンにはSIMカード(Subscriber Identity Module Card)というものが挿さっています。
Subscriberは(電話の)加入者を、Identityは識別するものという意味を、Moduleは基本単位、構成する1要素を意味します。つまり、SIMカードは(通話やインターネットの)サービス利用者を識別するために使われるものなのです。
なので、Aというユーザーが月にどれだけ通話したか、どれだけインターネットに接続したかを知るためにSIMカードを利用しているんですね。そして、そのSIMカードを管理しているのは、これまでau、ドコモ、ソフトバンクが主でした。
しかし、最近ではこれらの3大キャリアが自社の通信網を提供し「その回線を使ってユーザーにインターネットサービスなどを提供していいよ」ということで、新たな通信業者が登場しました。
これが仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator、通称MVNO)です。そして、このMVNOが提供しているSIMカードが格安SIMカードなのです。
つまり、格安SIMカードはauなどの3大キャリアがイガイガ提供するSIMカードのことなのです。そして、そのSIMはユーザーの識別に利用されます。
では、この格安SIMカードにはどんな特徴があるのでしょうか。ざっくり言うと、以下の3つです。
・月の通信料金が安い
・契約年数の縛りが緩い
・通信スピードが遅い
★月の通信料金が安い★
格安というくらいですから、3大キャリアよりは月の使用料金が安くなります。安いものだと、1000円以内で運用できるようになります。
MVNOの場合は、1~15GBくらいまで料金体系が分けてあって、月の使用量が大きければ値段が上がっていきます。
僕が利用しているOCNモバイルONEは15GBで月2000円くらいで運用できます。これくらい値段が安いんです。
3大キャリアでしたら、7GBで制限がかかり6000円くらいしますよね。格安SIMなら本当に格安で運用できてしまうんです。
★契約年数の縛りが緩い★
au、ソフトバンク、ドコモなどであれば、24ヶ月の利用制限があります。その期間内に端末代を分割して払うため、24ヶ月以内に解約すると、まだ払っていない分の端末代を払うことになります。
つまり、ユーザーは通信料という名目でiPhoneなどの端末代を払っているんですね。なので、縛りがきついのです。
しかし、格安SIMの場合、そういった制限が緩く、制限がない、長くても1年くらいというのが一般的です。なので、キャリアの制限が嫌な方にもおすすめなんです。
★ただし、通信スピードは遅い★
これまでいい面ばかりを書いてきましたが、悪い面もあります。それは通信スピードです。安いだけあって、通信スピードはauなどの3大キャリアより劣ります。
まあ、3大キャリアの通信網を借りているので、当然ですよね。言ってみれば、キャリアの廉価版がMVNOなのです。
なので、そういったメリット・デメリットを理解しつつ、「格安SIMカードのおすすめ」カテゴリーを読んでみてください。