またもやホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる!の書評です。個人クリエイターが食っていくためには何よりも評価が大切とのことで、評価が高ければ、安定した収入を得られるようになるのです。
評価経済社会が現実的なものになってきましたね。
キャリアアップ予備校として機能する「オタキングex」
Skill trumps Passion / juhansonin
前回も紹介しましたが、オタキングこと岡田斗司夫さんは「exシステム」という独自の仕組みをつくって定額収入を得ています。
それは「オタキングex」という組織を作って、そこで働く社員が岡田さんに給料を払うという変わった仕組みです。
本は年間12万円を払ったメンバーとぼくが一緒に書いています。つまり、学校であるのと同時に、会社と同じように本当の仕事をしています。メンバーは年間12万円でぼくと一緒に仕事をする権利を買っているわけです。
岡田さんの考えをオタキングexの社員が具現化して流通させていくイメージですね。
ぼくは放っておかれると、勝手にいくらでも働いて、いろいろ変なことを思いついちゃいます。そういうぼくの思いつきを、本などのコンテンツにして、この世界に拡めるのが社員の仕事なんです。
これまでの執筆作業だと、ぼくが編集者と打ち合わせして、考えたことを自分で書いていきました。でも、オタキングexの場合、ぼくがいま考えていることをネット上で話したり、日記として上げていく。
社員は、そういう素材をもとに本を作り、ぼくが全体の構成を整えたり、仕上げの文章を書きます。芸術家の工房と同じような仕組みだと思ってもらえばいいでしょう
みんな兼業ですね。本業があって、オタキングexという副業をしています
では、なぜオタキングexの社員はお金を払ってまで、会社員のような働き方を選んでいるのでしょうか。
おそらく、オタキングexの社員は「岡田さんが好き」というのもありますが、箔をつけるために働いているのかなと思いました。例えば、今後転職する際に「オタキングexで働いていました」と履歴書に書いて実績をつくろうとしているのではないかと。
企業側は、「岡田さんほど有名で実績のある方のもとで働いていたのであれば、まあ外れないだろ」ということで良い印象を抱くでしょう。前職が有名企業であれば、印象が良くなるように。
さらに岡田さんのもとで働けば、本業では経験できない仕事ができてキャリアアップにも繋がると考えているのではないでしょうか。これはビジネススクールや資格の学校に通うモチベーションに近いです。
そういう転職予備校、スキルアップ予備校とも呼べる部分に価値を感じて「オタキングex」に入社するのかなと。
岡田さんのように「予備校 = 学びを与えるスタイル」で寺子屋を開いて定額収入を得るモデルが今後、個人クリエイターには重要になっていくでしょう。このスタイルは堀江さんも意識しているようで、有料メルマガで実践されています。
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コンテンツを無料で開放して定額収入
堀江さんは稼ぐ手段として有料メルマガに重きを置いているようです。
堀江 電子書籍の売上は本によって紙版の3分の1から10分の1くらいですが、電子書籍のほうが取り分が多いので、ぼくに入ってくる金額としては半々くらいです。ただ、ぼくのメインコンテンツは、完全にメルマガになってますね。
岡田 堀江さんにとって、本は出ていることが重要で、売れても売れなくてもどっちでもいいんですよね。メルマガの読者が増えればいいわけで。
堀江 そうです。ぼくのメルマガのことなんか知らないひとが、リアルな本屋でぼくの本を手にとって、ぼくという人間に興味を持つ。そして、「おっ、こいつメルマガなんか出しているんだ」と購読手続きをしていただいて、あとはそのまま購読していることも忘れていただくのがいいわけですよ
本でも何でも良いので、まずはコンテンツを流通させてそれを入り口にしてメルマガの存在を知ってもらい、メルマガを購読してもらう。そういった定額モデルを確立するには、まず自分を知ってもらうためにGiveし続ける必要があります。
参照:【クリエイター戦略】無料でGiveし続ければ成功する事を歴史が教えてくれている
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高い評価、知名度を得るために無料でコンテンツをGiveまくる
なぜ堀江さんや岡田さんがこのようなモデルを確立できているかというと、高い評価と知名度があるからですね。
堀江 別に、電子書籍でなくても、最終的にメルマガに来ていただければありがたいんです。メルマガ以外にもギャラをもらっていたりはするんですが、岡田さんの言うexシステムに似ていますよね。
岡田 月に1000円程度払ってくれるexシステム的なものはすでに稼働していることになりますね。つまり、「堀江貴文」という知名度や評価に対して、多くのひとがメルマガを通じてお金を払っているわけですよ
2人のように世間から評価の高い方は、その評価に対してお金を払ってもらえるわけです。
まさに評価経済社会ですね。
評価経済社会の原理のもとに成り立っているのがSynapseのようなサロンです。サロンでは専門分野で有名な人物が、参加者から月額料金をもらって稼いでいます。
ここで人気サロンを運営している方々はブログなどを活用して無料で有益なコンテンツを流通させ、高い評価を得ていった人物です。つまり、彼らのように無料でGiveし続ければ、高い評価を得られて月額課金という安定収入モデルを築けるのです。
僕も「ブログの稼ぎ方」のようななタイトルで無料で電子書籍を出して、知名度を上げて月額課金モデルを築いていきたいですねえ。それかブログ寺子屋とか。
評価を数値化できるTwitterの運用を頑張ろう
これからは評価が財産になるので、評価を高める事が重要です。
では、評価の高さをどうやって確認してけば良いか。
確認方法として、Twitterのフォロワー数を見るのがいいと思います。
フォロワーは評価を数値化できますからね。わかりやすいです。
さらにTwitterでフォロワーが多いならつぶやくだけで月数万円は稼げそうでも紹介したように、Twitterのフォロワーが多ければ稼ぎ方が増えますから、フォロワーを評価指標にしていけばいいと思います。
フォロワーを評価指標にしながら、無料で有益な情報を提供し続けて評価を高めていきましょう。
そして、定額収入を得られるモデルを確立していきましょう。
それでは!