Webコンテンツが無料という苦行はいつまで続くんでしょうか?
人生に影響を与えたWebコンテンツってあります?
僕には、大きく影響を受けたWebコンテンツがあります。それらは、僕の考え方を変え、プロブロガーを目指すきっかけを与えてくれたものなので、非常に尊いものです。
ブログを運営する私が影響を受けた記事でも紹介しましたが、例を出すとこんなラインナップになります。
負け組人生だった僕が出版までにしてきた逆転チャレンジ10カ条
各記事の解説は、ブログを運営する私が影響を受けた記事に譲るとして、あなたにも大きく影響を受けたWebコンテンツがあるのではないでしょうか?
そういったコンテンツに対してあなたはどんな感情を抱いていますか?
僕は非常に感謝していて、上記の記事を書いてくれた方々にお金を払いたいと思っています。
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Webコンテンツが無料という常識を変えたい
僕は人生の中で、何度か大きな影響を受けてきました。それは、非常識な成功法則を読んだ時や夢をかなえるゾウを読んだ時です。そして、その際はお金を払って大きな学びを得てきました。
しかし、Webコンテンツによって学びを得たとしても、それは無料です。僕はここに違和感を感じました。
世間的に「Webコンテンツは無料」という共通認識があって、多くの人がWebコンテンツに対して課金する事に及び腰になっています。その結果、Webでは多くのコンテンツが無料化してきているのです。最近だと、吉本興業が無料で動画コンテンツを提供したり、Mr.Childrenが公式チャンネルを作成し、無料でミュージックビデオを公開したりしています。
Webの摂理から言ったら、無料になっていくのはしょうがないのかもしれません。しかし、この認識をそろそろ変えなければいけないと思うのです。コンテンツが無料化している事で、実際に音楽業界では苦戦が続いています(LIVEなどのイベントで巻き返してはいますが、ピークから比べるとまだまだだと思います)。
IFPIによれば、日本の2013年の売上は30億1000万ドル(約3057億円)で、前年の36億1000万ドル(約3667億円)からダウン。減少の要因は、CDなどフィジカル音楽の売上が低迷、そしてモバイル向けダウンロードや着うたなどレガシー系モバイル音楽サービスの低迷が挙げられます。
引用元:世界の音楽市場レポートが公開、2013年は売上3.9%ダウン、音楽ストリーミングは50%以上成長
この流れを止めるためにも、Webコンテンツに対して正当な対価を払う文化を醸成していくべきだと思うのです。
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「投げ銭」ボタンの実装を切に望む
「Webコンテンツ = 無料」の流れを止め、正当な対価が払われるようにするには、コンテンツに対する投げ銭の仕組みが必要だと考えています。この投げ銭システムをSNSシェアボタンのように埋め込んでしまうのです。かつて存在していたGrow!ボタンのように。
参照:Grow!ボタンって?
こうした仕組みが今必要なのです。
現在は、noteがリリースされ、Webコンテンツに対する投げ銭の仕組みは存在しています。しかし、コンテンツ作成者にとって、noteに都度コンテンツを配信するのは使い勝手が悪いです。noteという場はすばらしいですが、やはり独自のドメインを持った自分の場に「投げ銭」の仕組みがほしいです。
noteがサービスを閉じてしまえば、作成者は稼ぐ場を新たに確保しなければなりませんからね。独立した場所にも実装されるのが理想でしょう。
僕の場合は、自分のブログという場に記事を配信して、投げ銭をして頂いた方がありがたいのです。
さらに、「投げ銭」ボタンがオープン化しいろんなブログや情報発信の場で目にするようになれば、ユーザーの意識も変わると思うのです。今より、はるかに「投げ銭しよう」という気持ちが喚起されるはずです。これはSNSシェアボタンが各メディアに配置されて、ユーザーの意識が変わっていった流れと似ています。
僕としてはユーザーにこういった気持ちを持って頂きたいし、コンテンツ作成者側も「自分のコンテンツが有料でもいい」という認識を持ってほしいです。
両者がこうした認識を持つ事は、最終的にコンテンツの作成者を救う事になるはずです。作り手が安心してモノづくりできるようになって、質の高い作品が生まれる土壌が育まれていくはずですから。
ですので、人生に影響を与えてくれたコンテンツに「投げ銭する、対価を払う」という習慣を根付かせるべきです。とういことで、この機会に「コンテンツへの対価」について考えてみてください。そして、あなたの意見を聞かせてください。
お待ちしております。
それでは!
【追記】作り手を救うイケてるサービスにも注目
コンテンツ作成者を支援する仕組みとして、コルクが導入しているマグネットというサービスが来ると思っています。これは注目しておいた方が良いですよ。
参照:【レポート】最新マネタイズ戦略!雑誌編集長とWebサービス担当者3名がマネタイズについて熱く語ってくれました!