最近、PVが安定しない事があるのでこれから絶対考えていかなければならないストックとフローについて考えてみます。
ストックとフローとは何か?
まずは、聞き慣れないストックとフローの定義を明らかにしていきましょう。
時間が経ってもコンテンツとしての価値が劣化しない、つまり「賞味期限が長い」コンテンツであるということです。いわゆる教科書に出てくるような古典・名書の類ですね。日本文学で言えば、源氏物語とか枕草子とか平家物語とか、夏目漱石の「こころ」とか、そういうラインナップがストック型の代表例です。
引用元;ストック型とフロー型。コンテンツ軸の性質を知って変幻自在に使いこなそう―源氏物語からニコ動まで。コンテンツを分類する3次元マトリックス(1
ストックは、長期にわたって閲覧しても情報としての価値を損なわない者と考える事ができます。
もっとwebコンテンツに例えると、以下のようになります。
皆さんの日常に馴染みの深いストック型コンテンツの代表例を紹介、しましょう。それはウィキペディアです。ウィキペディアに書かれた膨大な量の素晴らしく詳細な解説や記述の価値、例えば「フランス革命」の項目について書かれたその内容が、10年や20年の時間の経過で価値が減少するとはとても思えません。
Wikipediaのたとえはわかりやすいですね。
ブログ記事としてはまた見返したくなる辞書、リファレンスとして使えるものがストック型記事に該当します。
本ブログでは、
Web屋なら絶対参考にしたい!Web制作で役立つサイトとtwiterアカウント
短期間でプログラミングを習得してWebサービスをつくるための知識と方法まとめ
がストック記事です。
次に、フローについて説明します。
ストック型の逆で、「鮮度が生命」のまさしく生鮮食料品のような「今、この瞬間」が勝負のコンテンツです。Twitter上に流れるニュース記事の見出しがその典型ですし、もう少し広く例を取れば、新聞やテレビに出るようなニュースやスポーツ、芸能記事、株価や為替のデータなども多くがここに該当します。
タイムリー性のある記事、後で見返したら価値が損なわれてしまう記事がフロー型に該当します。
ハム速などの2chまとめ系メディアもフロー型のコンテンツを提供していますね。
こちらでフロー型、ストック型をわかりやすく分類している図がありました。
これを見れば、ストック型、フロー型もわかりやすくなりますね。
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ブログのスタイルによって2つを分配する
2つのストックとフローは、どちらがいいという事はなく、ブログやメディアのスタイルによって比率を分配していく必要があります。
ストック型
まず、ストック型の特徴として、SEOによる検索流入が多くなる事が挙げられます。
ですので、頻繁に検索されやすそうなワードを使って、
リファレンス型の良質記事を書けば長期間にわたってコンスタントにアクセスを集める事ができます。
ただし、ワードの選定には注意が必要です。この手の戦略は先人達が踏み入れてきた領域ですので、
これからはニッチなワードでストック型記事を書いていかなければなりません。
ニッチなワードの選定はGoogle Adwords キーワードツールを使えば簡単に調べる事ができます。
フロー型
フロー型記事の特徴としてバズりやすい、拡散しやすいということが挙げられます。
【速報】WWDC2013の基調講演、Mac/iOSデバイス限定でブラウザからライブストリーミングが可能に!のように話題になっている記事や、これが現・金融担当大臣だ!コンビニの前でアイスを食べている麻生太郎がイケメンすぎると話題に!のようにネットで盛り上がっている画像を取り上げるものがフロー型ですね。
本ブログで言うと、これまでそんなに意識する事がなかったのですが、現時点で検索によるアクセスが圧倒的に多いので、
これからはストック型の記事を量産していきたいなと考えています。
また、先ほど紹介したWeb屋なら絶対参考にしたい!Web制作で役立つサイトとtwiterアカウントのような、後でリファレンスとして見返せるWeb系コンテンツは、はてブウケしやすいという事もあり、そうした副次的効果も狙いながら、ストック記事多めのブログスタイルを確立していきたいですね。
ちなみに、とにかく体にいい「丹田呼吸法」がスゴいので紹介してみるのような健康・ライフハック記事もストック性を持たせれば、はてブのバズとこれからの検索流入の両方が狙えると思っているので、こちらも意識していきます。
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最後に
ストック型とフロー型の記事について考えるようになったのは、Number333を運営している@infoNumber333さんにアドバイスを頂いたためです。
@infoNumber333さんはストックとフローの使い方がめちゃくちゃうまいので、これから参考にさせて頂きたいと思います。
ご覧になっているみなさんもNumber333にて、ストックとフローを研究してみて下さい。