こんにちは。独身のタクスズキ(@TwinTKchan)です。
紫原 明子さんの著書「家族無計画」がすごくよかったので紹介します。
こちら、既婚者向けの内容と思ってノーチェックだったんですが、本屋さんで立ち読みしたり、紫原さんのSNSでの発信を見たりしているうちに「これは絶対に読みたい」と思うようになり、読んでみたのでした。
今は家族を持ってない人でも、仕事、恋愛について考えさせられることがたくさん書かれている本です。これは必読ですよ。
仕事がほしいならホームパーティーを開きなさい
本書の中で印象的だったのが、紫原さんが専業主婦から就職するまでのエピソード。
これ、フリーランスが仕事を獲得するためのヒントになるんですよ。非常に参考になるので、引用してみますね。(太文字は僕がつけたもの)
夫婦の終わりが見えてくると、自力でお金を稼げないことへの危機感がいよいよ切実なものとなった。今後、もしかしたら私が一家の大黒柱になるかもしれないので、その時に備えて、何か手を打たなければならない。
だけど現実的な問題として、最終学歴は専門学校中退、社会人経験ナシ、かつ二児の母である私が、何のツテもなく履歴書を出して面接に赴いたところで「はい採用」というようなことがあるだろうか。
そこで私は賭けに出た。専業主婦の経験で培った料理とおもてなしスキルをもって、頻繁にホームパーティーを催したのだ。
次第に、都会のコンクリートジャングルには家庭の味を欲している寂しい戦士たちが大勢いることがわかった。当時、無職の私には料理をする時間が余るほどあったので、彼らを次々と招いてご飯を振る舞った。
そうするうちに、友人がその友人を紹介してくれるということが増え、私が外に出向かずとも、少しずつ私の世界が広がっていったのだ。
そんななか、ホームパーティーで知り合った人の縁で、非営利団体の運営ボランティアをすることになった。IT企業に勤める人たちのために勉強会を開いたり、イベントを開催する、そのお手伝いだ。
当時ほとんど就業経験のなかった紫原さんは、この組織の中でビジネスの基本を学んでいきました。(ビジネスメールの書き出しが「お世話になっております」であることすら知らない状態だったそうです)
そして、NPOで活動していくうちに、出版社の社長さんと知り合い、そこで働くことになったんだとか。(その後のご活躍は、みなさんの知るとおり)
コネなし、実績なしの状態から紫原さんは、自分にできることから小さく始め、仕事を獲得していったわけですね。
そして、この箇所を読んでフリーランスも同様の形で仕事を獲得していけると思ったんですよ。
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新卒フリーランスで食べていくための戦略
特に最近は、新卒でもフリーランス(特にIT系)で働く動きが出てきており、そういった働き方に憧れを持つ学生もいるようです。
ですが、やはりフリーランスというのは実力社会でもあるので、コネも実績もない人間がいきなり仕事をもらうのは難しい。
そこで参考にしたいのが、紫原さんの行動なわけです。自分ができることをやってみて、まずは人とつながるという。
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最初は偉い人の部屋の掃除とかでもいいんじゃない?
例えば、学生であれば時間だけはたくさんあるので、無償で社長さんのカバン持ちをやるとか、部屋の掃除をやるとか。
そうやって偉い人の元で役に立つことをしていれば、人をつないでくれるかもしれませんし、その会社から仕事をふってもらえるかもしれません。
ちょっと逸れますが、オードリーの春日さんは売れない時期に、先輩の部屋の掃除をする代わりに服をもらったり、ご飯をおごってもらったりしていたそうです。
このように、自分ができることで役に立っていれば、大きな仕事につなげることは可能なんですよ。
こんな話もありますし。
最近聞いて面白いと思ったのは、地方の会社とか飲食店向けにWordPressでwebサイトを作ってあげる事業が成り立つということ。高度なスキルなしでも稼げてしまうという。これなら、新卒フリーランスでも余裕だろうし、こういう穴場を見つけられる人は仕事で困ることないんだろうなと思った。
— タクスズキ@プロブロガー (@TwinTKchan) 2016年8月24日
なので、仕事を獲得していきたいフリーランスはこうした手法があることを知っておきましょう。
名言が多い名著
なお、他にも「家族無計画」には仕事をする上で勉強になる名言が登場します。
仕事をするというのは、さながらびゅんびゅんボールの飛び交うドッジボールのコートの中に立つようなもので、いつ何時、自分にボールがぶつけられるかわからない。
「自立とは依存先を増やすこと」
ぼく、ビジネス書を読みまくって、仕事に関するネタは飽食気味だったんが、そこからは得られない学びがたくさんありました。
すごく参考になる本なので、仕事をがんばりたい方はぜひ読んでみてください。独身、既婚に関係なく楽しめる本です。
ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))
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「ジモコロ編集長やキャリアハック編集者がいる82世代がアツいらしい」