ジャイアンビジネスを行っているAmazonがまたもや、恐ろしいサービスを開始しました。9月から始まった、映画とTV番組が見放題になる「プライムビデオ」です。
これ、Amazonのプライム会員なら、無料で利用できます。僕も会員なので使ってみたのですが、あまりにも素晴らしかったんです。
これがあったら、テキストコンテンツとか読まなくなっちゃうし、漫画も読まななくなっちゃうな、と感じました。実際、僕はそうなりました。電車での時間の使い方が劇的に変わっちゃったんですよ。
テキストコンテンツで飯を食っている人間としては、絶対に普及して欲しくないサービスです。
動画見るのってこんなに楽だっけ?
はじめに、Amazonのプライム会員をざっくり説明しておきます。プライム会員になれば、お急ぎ便が無料で使えたり、日にち指定で配送してもらえたり、Kindle本が毎月1冊無料で読めたりします。
最短で当日お届けのお急ぎ便が使い放題
必要な商品をすぐに受け取りたいときや、受け取れる時間を指定したいときに便利な、お急ぎ便(360円税込、または514円税込)とお届け日時指定便(360円税込)が、いつでも無料でご利用いただけます。
Kindleオーナー ライブラリーでKindle本が無料で読める
Kindle電子書籍リーダー、またはFireタブレットをお持ちのお客様は、ベストセラーやコミックを含む、2万冊以上の和書、60万冊以上の洋書の対象タイトルの中からお好きな本を、毎月1冊 無料でお読みいただけます。
ちなみに、プライム会員になる(上記サービスを受ける)には、年会費が3,900円(税込)かかります。
これまでは、メリットが微妙だったので、プライム会員になる人って僕の周りにいなかったんですよね。僕もお試し期間から有料期間の移行で契約解除できずに、今まで契約してきただけで、大きなメリットは感じていませんでした。
しかし、プライムビデオでその考えが劇的に変わったんですよ。みんな、一刻も早くプライム会員になるべきだと。
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電車で夢中になって見ちゃう動画ばかり
プライムビデオがすごいのは豊富なコンテンツのラインナップ。エース級の映画やTV番組が無料で見れちゃうんです。こりゃすごいとビビっちゃいましたよ。
ほら、最高でしょ。「孤独のグルメ」「勇者ヨシヒコ」「アラサーちゃん」「モテキ」が無料で見れちゃうんですよ。
酒場放浪、山田孝之さんのドラマも!
しかも、吉田類さんの「酒場放浪記」や「北区赤羽」や有名アニメも。
次世代の吉田類さんを狙う人間としては非常に魅力的なコンテンツ。
さらに、映画も充実してます。
他にもここには載せきれないほどの、人気映画、TV番組が揃っているんです。(「さまぁ~ず×さまぁ~ず」、「ウレロ 未体験少女」もありますよ)
まずは30日試してみる>>http://www.amazon.co.jp
ダウンロードして移動中に見れるよ
しかも、アプリがあるので、スマホやタブレット内にダウンロードできちゃうんです。
そして、それを電車移動中に見れちゃいます。埼玉に引っ越してから、電車移動が増えた僕としては絶好の暇つぶしなってます。
無料お試し>>Amazonプライム動画のサイト
また、既存の人気コンテンツでなく、Amazonが自社で作っている「betas(ベータス)」というドラマも面白いんです。
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インターネット好き&意識高い系ホイホイなドラマ
これは、スタートアップを創業した若者たちがマッチングアプリ「BRB」を開発して、成長させていく物語。
(amazonスタジオで製作)
これ、インターネット好きにはめちゃくちゃ刺さるコンテンツですよ。Facebook創業話を描いた「ソーシャルネットワーク」と同じ感じです。
違いとしては「ベータス」の方が開発以外の、若者特有の悩み(恋愛など)を細かく描いている感じです。(一番左の女性は日本人)
例えば、投資家から資金を入れるかで葛藤するシーンや、
事業を売却するか相談するシーン。
CEOは創業から携わっているから、売却を阻止しようとして、、、みたいなスタートアップあるあるが盛り込まれたドラマです。
これが非常に面白くて電車の中で、興奮しながら見てました。
そして、これだけ熱中して、あることに気づいたんですよね。それは、動画って思ってた以上に楽に見れるので、テキストを読むのが面倒になるということです。
辺りを見渡すとモンストかパズドラやってる人ばっかり
実際、僕はプライムビデオにはまったおかげで、テキストを読む機会が減りました。それまでは、電車の中でビジネス書か漫画を読んでいました。しかし、動画に慣れてしまうとテキストを読むのが辛くなっちゃうんですよね。
動画なら頭を使わずに楽しめるのに、なんでカロリーを使ってまでテキストを読まなきゃいけないんだ、と。もう、頭を使わなくていい動画だけみてたらいいやんけ、と思ってしまうんです。
実際、そういう人が大多数だと気づきました。電車で周りを見渡すと、みんなパスドラとかモンスト、ツムツムばっかりやってます。
実は、既に多くの人がテキストなんて読んでなかったんですね。楽な消費の仕方をしてたんです。
スマホが普及したら皆がもっとバカになっていく
こうした光景を見て、ブロガーとして危機感を感じました。
スマホが普及してしまった今、人々はより簡単に消費できるコンテンツを求めるのか、テキストなんて一部の人が読んでいるものなんだな、と。
Amazonは、こうした状況を予測した上で、プライムビデオを設計したんだと思います。今までは、家庭で使われることが多いサービスだと思っていましたが、違いますよね。
プライムビデオは電車など移動時間にヘビーユーズされるものです。そして、これが普及してしまえば、人々の情報消費は大きく変わります。
コンテンツが無料に近づいていく危機感を感じた
これまで、お金を出して本を購入していた(テキストを読んでいた)人が、僕のように定額で動画見放題のサービスを使うようになれば、消費されるコンテンツの単価は下がっていきます。無料に近づいていくわけです。
関連記事:「コンテンツが無料に向かう中どうやって稼いでいくの?」に対する回答は「固定収入」
このように、作り手としては危機感を感じ、お金の稼ぎ方を考えさせられる「プライムビデオ」。
一方、消費する側としては、月換算すると300円で最高の体験ができるようになるサービス。僕もハマってしまったように極上のサービスなので、使ってみてください。
ではまた!