10月5日、武蔵野プレイスにて、有限会社あきゅらいずの商品発表イベントに行ってきました。そこでは、商品の素晴らしさと共に林業の可能性を知りました。
ちょうど、高知のプロブロガーさんも同じような話をしていたなと思ったので、レポートと一緒に紹介してみます
これからは森林を有効活用し、社会課題を解決していくのがアツそうです。第一次産業はもっと注目されるべきですね。
東京大学名誉教授が研究に携わったオイル
あきゅらいずが発表した商品は、不眠や睡眠時のアレルギー症状の緩和に期待を持てるエッセンシャルオイルを利用したスプレーやアロマ製品。ブランド名は「WAZUKA」。
商品開発にあたっては、谷田貝光克先生(理学博士、東京大学名誉教授)など権威ある方が研究に関わり、商品化していきました。
そうやって作られたエッセンシャルオイル。効能はもちろん、屋久島の林業の問題を解決する商品でもあるんです。
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屋久島の杉って実はやせ細っている
そもそも、屋久島杉で知られるように、屋久島には杉が生い茂っているイメージがあります。しかし、立派な杉が並んでいるのは、一部なんだとか。
以下の画像の「世界遺産登録地域」のように。
それ以外の地域にある杉は、やせ細っていているんだとか。
(実は屋久島にはこういう細い杉もある)
こうなってしまったのは、杉が人間の管理を要し、それがないと荒れてしまうから。
実際、杉を管理するコストがなく放棄林になってしまっている場所もあります。そうした場所にある細い杉は、「地杉」と呼ばれています。
そして、あきゅらいずは「地杉」に注目して、世の中に役立つ商品を作ろうと考えたのです。(屋久島町麦生集落の森を利用)
森では、杉を1本1本切って運び、そこからオイルを作っています。1Lの精油を取るためには、1トンの木材が必要だそうで、なかなか大変みたいです。
さらに、製造に加えて「s.p.a.kioku」での施術、工場近くのショップで販売も行い、作ってからの体験も大事にしているとのこと。
やわら香ショップでの販売。
このように、いろんな面で収益を得て長期的な森づくりをしているんですね。
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不眠症日効果のあるオイル
このようにしてできた「WAZUKA」の商品。僕が注目したのは、「不眠症に効く」ということ。
僕もそうなんですが、そもそも日本人て世界的に睡眠時間が不足しているんだそうです。実際、1986年から睡眠時間が減っています。
(2011年おOECDの調査)
さらに、睡眠の量だけでなく質に不満を持つ人もいて、その弊害に悩まされている人もいます。
こうならないためには、眠り始めの段階でリラックスしておくことが重要で、そこで活用できるのが「WAZUKA」の商品なんですね。
スプレータイプのおやすみミストと香り液をいただいた
最近、寝つきが悪く不眠症だったので、これらを活用してみて、その結果をレビュー記事で書こうと思います。
なお、スプレータイプはダニを抑えるために布団や絨毯に吹きかけても効果があるそうです。家のダニに困っている方は、活用してみてください。
林業はまだまだ開拓しようがある
イベントに参加して感じたのは、林業って実は熱い分野なのでは?ということ。
高知の資源を活用しているイケダハヤトさんも「これからは「林業」が儲かる。地方創生の目玉は「自伐林業」だよ」と語ってますけど、あながち嘘じゃなさそうです。
高知の場合は、1人で小商い的に稼ぐ感じですが、企業が活用するのも面白いはず。例えば、「有効活用されていない森を使って商品開発」のように。
商品の中身は「WAZUKA」のように、睡眠に悩む人を救うものだったり、アレルギー対策だったりさまざまです。
個人で事業を起こすのも企業として取り組むのにも林業は面白い分野なので、あきゅらいずの取り組みはもちろん、今後の動向についても注目しておきましょう。
ではまた!