「ローカルメディアのつくり方」というイベントに行ってきました。
このイベントは、新潟県のローカルインタビューマガジン『LIFE-mag.』を編集・発行する小林弘樹さん、地域の特集も行っているWEBマガジン『灯台もと暮らし(以後、もとくら)』編集長の佐野知美さんに、業界内で話題の若手編集者・佐藤慶一さんがローカルメディアの実情を聞いていく、というもの。
語られた内容は非常に勉強になるので、メディア運営者は必ず見ておきましょう。手間をかけてメディア運営する意義について考えたくなるイベントでしたよ。
新潟出身のモデレーターとローカルメディア運営者が登壇
まずは、自己紹介。佐藤さんはモデレーターとしての登壇です。
自己紹介。
小林さん。LIFE-magを手がけている。
大学後、新潟に戻って新聞配達をやっていた。会社員。
使命感に駆られて、パソコンとカメラを買って始めた。
25歳の時。
休刊を挟んでいる。
5号目を出すときに、佐渡特集。佐渡島に居候しながら、作成。 #ローカルメディア
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
参照:LIFE-mag.
参照:小林弘樹(@niigatalifemag)
佐野さん。新潟出身。
もとくらの編集長。
新卒で金融の営業職。
転職で出版社に。
フリーを経て現職。
#ローカルメディア
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
参照:灯台もと暮らし
参照:Tomomi Sano(@tomomi_isano)
佐藤さん。
メディアの輪郭運営。佐渡島出身。
出身くくりでのイベントはなかなかないので、楽しみ。
#ローカルメディア
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
参照:メディアの輪郭
参照:佐藤慶一|Keiichi SATO(@k_sato_oo)
イベントでは、まず、それぞれのメディアの概要から語られていきました。
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新潟タウン誌は美容師と頑固なラーメン屋の紹介ばかりだと思っていた
まずは「LIFE-mag」の小林さん。メディアを立ち上げる前は、こんなことを思っていたそうです。
小林さんへ。
Qいつから立ち上げを考えていた?
A.
当時は、地元のタウン誌、新聞紙が接するメディア。そこに乗っているのは、ラーメン屋さん、美容室などが多かった。カタログっぽかった。
(思い込みだが)うまい飯、美容室しかないのでは?と思うようになった。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
それぞれのメディアについて。
小林さんへ。
Qいつから立ち上げを考えていた?
A.午前2時起床。それから仕事。
日中に新聞を配達。
夜は営業に出ることも。チラシの指示書を書いたり。なんでもやっていた。
仕事は楽しかった。人も良かった。社会人楽しいと思っていた。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
こんな背景があって、紙のローカルメディアを創刊したとのこと。
では、佐野さんはいかにして「もとくら」を立ち上げて行ったのでしょうか。
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流行を追うことに疲れた先が「足元にある暮らし」
佐野さん。立ち上げについてのお話(もとくら)。
きっかけ。
出版社の広告の部署にいた。金融からの転職理由がライター志望だった。そこから編集の部署に行くのは難しかった。経験を生かしてフリーになった。フリー時代にMATCHAに携わった。当時のメンバーともとくらを立ち上げ。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
佐野さんはミーハー。
ビューティーを専門にやっていたが、流行を追いかけることに疲れた。
もうすこし、足元にある暮らしを。
身近なものの価値をもとくらを通して伝えたい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
こんな背景があったのですね。では、メディア立ち上げの動機がわかったところで具体的な話を聞いていきましょう。
印刷以外は全て一人で行うマッチョ運営
小林さんは紙に対する考え、佐野さんはWebに対して感じていることを語ってくれました。
@guppaon1 小林さん。
メディアをやるまでパソコンを持っていなかった。本屋さん、本で伝えて広めるのがしっくりきた。自分に適していた。だから、紙を選んだ。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
@guppaon1 書店の営業も自分で回って納品。
TSUTAYAとか大きいところでは一括で納品できるが、それ以外はレジまで持って行って。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
もとくら「始まりはWebだが紙への展開も構想に」
@guppaon1 紙への展開も考えている。
地方といのは、構想段階から意識。魅力を発信するにはWebだと思っていた。それが可能か実験している。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
「Web→紙をどう実現する?」「扉記事のようにワクワク感を煽る。予告を入れる。」
「もとくら」では、紙への展開のためにこんなことを意識しているんだとか。
@guppaon1 明日はこれ、明後日はこれと予告できるように。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
LIFE-mag.では「新潟にいろんな生き方があることを伝えたい」
@guppaon1 地域の伝統を継承している人にインタビュー。6ページほどの分量になることも。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
と、小林さんがLIFE-magへの思いを語ってくれたところで、佐藤さんから、ある質問が寄せられました。
わかりづらくても現地の人のニュアンスを残す
@guppaon1 余韻について、小林さん。
部分的にやっているが、わかりづらい文章でも語り手のニュアンスは残したい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
もとくらでは”こたつ記事”を作らない。常に一次コンテンツを
一方、もとくらでは以下のことを大事にしているんだとか。
@guppaon1 足を運んで記事にすることを大切にしている。理由は、これからの暮らしを考える上で、暮らしってなんだろうを考えてみると。
その人の決断の塊。生き方は暮らしの塊。もとくらの記事は地味。
しかし、人の決断に影響を与えたい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
若手編集者の疑問「なぜ日本語にこだわる?」への回答
佐藤さんは以前インタビューした。その時、佐野さんは「リアルへ」と語っていた。リアルに還るためのwebメディア。
webに親しんでいる人に対して、リアル(現実)への行動。そのように動かしたかった。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
佐藤さんが特徴的だと思ったのが、もとくらのカテゴリーだそうで。
@guppaon1 「ライフスタイルを提案」と謳うこともできたが、やってない。
一度英語にされたものを日本語に訳す、そうしたら今のカテゴリーに至った。
地域関係の記事は「ごうにいる」。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
参照:郷に入る
スケーター時代に読んだ雑誌がLIFE-magのきっかけに
@guppaon1 佐久間さんのヒップな生活革命にも共感した。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
ちなみに、小林さんは雑誌を作るとなったとき、必要なスキルをほぼ0から学んだそうです。
小林さん。
パソコンを買ったのが1月。創刊号が6月。
そのあとに、インデザインというものを知った。Photoshopも。調べながら、取材して雑誌を作った。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
知らない地域(地方)の特集では「縁」を大事に
@guppaon1 知り合いつながりで、取材に行った。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
なお、東京の特集であれば、その限りでないようです。
蔵前の場合は、仲介役を立てることなく、10~15人くらい話を聞きに行く人を編集会議で決めて、取材依頼書を元にアポ取り。OKなら、会いに行って取材。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
地方の中でも地域差があったから特定地域に絞った
@guppaon1 だから、地域に特化した。佐渡など。そこから売り上げも上がった。住んでいる人が「ここに住んでる」とアイデンティティーを持てるものがいい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
口座残高が数百円になり休刊へ
メディアを運営していく上で、こんな辛いこともあったそうです。
Q. LIFE-magの休止期間について。
小林さん。
その期間はサラリーマンだった。お金がなくなった。口座に数百円だった。面白い発想ができなかった。
うおろくというスーパーで良からぬことも考えた。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
しかし、読者の声を支えにして、復活を目指したんだとか。
@guppaon1 休刊の発表もできなかった(告知の場がなかった)。読者も徐々に知っていった。そこで知った人が「またやるでしょ?」と言ってくれた。そうした声を聞いて「再刊」の考えが。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
一次コンテンツ、自分達らしい言葉にこだわったものづくりを
他に、メディア運営でのこだわりも語られました。
(両者のメディアで)これはやらないと決めていること。
佐野さん。
一次コンテンツをつくることを心がけているので、その逆はしない。
カタカナを使わないようにしている。自分たちの言語で表現したい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
あえて「こだわらない事にこだわる」
(両者のメディアで)これはやらないと決めていること。
佐野さん。
一次コンテンツをつくることを心がけているので、その逆はしない。
カタカナを使わないようにしている。自分たちの言語で表現したい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
ちなみに、現在、1人で運営している「LIFE-mag」ですが、一緒にやってくれる人も募集中だそうです。
小林さん。
写真も自分でやっているが、誰かにやってほしい。一人でやりたいというよりは、一人で立ち上げたので、ずっとやっている感じ。
誰かと一緒にやりたい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
もとくらでの収益は0だが、まずは共感されるメディアに
@guppaon1 ゆくゆくは、自社メディア(もとくら)に共感してくれる人を増やしたい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
もとくら運営のWaseiで売り上げを立てるために受注(下請け)製作もやっている。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
有料ノート(1ヶ月1000円)に登録してくれている人は編集部の一員
佐野さん。
もとくらでは、noteにおける有料ノート(1ヶ月1000円)もやっている。そこに登録してくれている人は編集部の一員だと思っている。リアルに交流していきたい。
noteは長期的なクラウドファンディングという認識でやっている。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
地方から発信したい人にノウハウを提供したい
@guppaon1 note的なものが確立できたら、横展開したいとも。なぜなら、地方なら紙の方が発信して広めやすいという側面も。
そういったノウハウを提供できたら、と。今はいろんな手段で実験している。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
読み手とメディアのつながりの深さ「サイト>無料メルマガ>note>リアルイベント」を
もとくらサイト>無料メルマガ>note>リアルイベントといった感じで深さを深めていくイメージ。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
「読み手側から支援窓口の提案も」「販売以外でのマネタイズも必要」
また、LIFE-magでは、読み手側から支援窓口の提案もあったそうです。
@guppaon1 雑誌を買う以外に、年会費的なものもあったらいいのでは。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
と、ここで前半戦が終了。休憩を挟んで後半へ。
これから後半戦が始まります。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
話題は「特集」と「いま作っているコンテンツ」について。
想定できなかった有機的なつながりの発生に感動
後半戦の話は、両メディアの特徴である「特集」と作成中のコンテンツからスタート。
特集と今作っているもの。
小林さん。
最新号は日本海編。表紙は秋田県。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
@guppaon1 ありえないつながりが生まれて、新潟の中で有機的なつながりが生まれたことに感動。すごいじゃん、と。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
@guppaon1 (こうした軌跡があって)
最新号も人の紹介で、記事を作れた。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
もとくら「新潟で”もういちど地元の魅力を知りたくて”をテーマにしたい」
一方、もとくらは特集とコンテンツ作りで以下の考えを持っているようです。
@guppaon1 意識を持って現地で暮らしている人などを見て、ローカルっていいと思っていた。
なぜ、新潟を出たか考えてみた。自分の視点では見れなかったものを探りに行きたいと思っている。
自分の地元を見直すきっかけに。
取材先は確定してない。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
世代にウケるコンテンツをつくりたい
@guppaon1 もとくらは走りながら変わっていくメディア。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
「土」と「風」に「火」と「女性」が足されると面白い
佐野さんからは、地方から生み出すコンテンツに関して、こんな面白いお話も。
@guppaon1 理由はもう一つ。ローカルは同じ言葉が何回も聞ける。
風と土。あと循環。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
@guppaon1 土は中の人。風は外から来た人。それが合わさると面白い。
佐野さんは、そこに火か女性が加わると面白いと考えている。
そうしたこともあって、自分が新潟を盛り上げたいという思いがあって、新潟特集を。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
小林さん「東京への憧れが新潟に移りつつある」
他に、ローカルメディア運営で、地域に対する考え方が変わったというお話も。これは、地方で活動する理由、今後の展望を語る場面で語られました。
@guppaon1 東京への憧れはある。
しかし、最近は新潟に早く帰りたいと思えるように。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
地方で面白いことをやっている人は「外」に出て経験してきた人
@guppaon1 当時の東京に抱いていた魅力がローカルに移っている。
いま、地方で面白いことをやっている人は、都会に出た人が多い。
土地と自分の未来の姿を語れる人は面白い。
「古い」と「新しい」が混ざっているのは、地方。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
佐渡の魅力をうまく編集できる人が足りてない
2人の地方への考えが語られたところで、なんと佐野さんから佐藤さんへ質問が。
@guppaon1 佐渡に還元できるように、大学生活を送った。編集者になった理由もその一つ。
佐渡の魅力をうまく編集できる人が足りてない。情報発信しない人が多い。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
佐渡の人は自分の地域を広めたがらないが、テレビで特集されると喜ぶ
佐藤さん。
地域とメディア消費。
佐渡の人は自分の地域を広めたがらないが、テレビで特集されると喜ぶ。
だから、佐渡が紹介されていると、嬉しいのでは?
でも、自分では発信したがらない。
#ジレンマ
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
佐藤さんは地元の佐渡をこんな風に捉えているようです。
佐藤さんの地方に対する考えもわかったところで、話は「受け手として見る他のメディア」に移りました。
受け手としてローカルメディアを見ると「キャレル」が面白い
小林さんへ)受け取る側として思うこと。
一応言っとくと、タウン誌への敵対視はない(笑)
キャレルという雑誌が面白い。作る側に立って思った。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
参照:新潟で暮らす大人のための生活マガジン – 新潟の生活情報誌「月刊キャレル」
東京から発信するメディア、地元を発信するメディアとの共存を
佐野さんから、地元のメディア、地元から離れて発信するメディア間で考えを共有したいとのお話も。
@guppaon1 新潟のメディアと連携してやってみたい。現地のラジオ、テレビ局など。もちろん、LIFE-magとも。
共存して。
新潟への見方を話してみたい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
と、こう語られたところで、トークイベントも終盤になり、参加者からの質問コーナーに移っていきました。
ファンを増やすには、読み手と会うことが大切
@guppaon1 小林さん。
書店を回ってい、雑誌が出るたびに手紙、メール、事務所への訪問などがあって、それを励みに続けてきた。
読み手と会うことも大切。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
Web以外で拡散するから共感が生まれる
@guppaon1 佐野さん。
オンラインに止まらないことが大切。
人が絶対に登場する。オフラインの場、ファンになってくれる人は実際に会った人。
地味だが、フライヤーを渡したり。
webだけで拡散するのでなくリアルを。そこから共感してくれる人と出会う。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
距離を縮めるよりも、現地に足を運んで寄り添うつもりで
@guppaon1 佐野さん。
すぐに、これというのはない。
距離を縮めるよりも、現地に足を運んで寄り添うという概念。こちら側から近寄っていく。「遠隔で何か」は考えていない。
足を運んで書き起こして、直して。その人の思いを反映して記事を作りたいので。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
地域コミュニティの外にいるからこそ見えてくるもの
@guppaon1 小林さん。
地域の人通しが地域の人通しを再発見してくれた。ロングインタビューをもとに。
現地人「だれ、取材してん?」
小林さん「〜さんです」
というと、その人への評価を話したがる現地の方。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
@guppaon1 現地の人からしたら、見えてこない、インタビューされた方への視点が生まれる。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
メディアが報じない声を拾えた
@guppaon1 佐野さん。
徳島県のギャルの方の記事。
現地人なりの葛藤。メディアに注目されている以外の部分を記事にしてくれてありがとう、という声が聞かれた。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
参照:【徳島県神山町】メディアの神山町が全てじゃない―移住者と地元民の間の私―
@guppaon1 佐野さん。
他にも「プランナーよりもプレイヤー」の記事。
そういった記事があれば、地域も活性されるのでは?
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
参照:【島根県海士町】移住希望の若者よ「プレイヤーを目指せ。もうプランは十分だ」
2拠点以上に47拠点活動をやりたい
@guppaon1 佐野さん。
2拠点の可能性はある。住むのはいい選択肢。
一番やりたかったのは、「住みながら47都道府県を移動しながらのコンテンツ作り」。
23区を移動しながらコンテンツを作る人もいる。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
編集者だからこそ、外と中の橋渡しをしたい
@guppaon1 佐藤さん。
2拠点はやりたい気持ちたくさん。
佐渡のものを東京の人につなげたい。佐渡の人が知るのも重要、かんこうにくるひとも重要。
橋渡しできるように。編集者とはそういう仕事という認識も。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
ぶれてもいい!心を病まないように
@guppaon1 小林さん。
ブレブレで生きているしなぁ。(笑)
ぶれてもいいかな。笑
心が病まないように。
丁寧に向き合っていきたい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
信念にこだわり、感性は柔軟に
@guppaon1 佐野さん。
好きなことをやっていこうという志。自分たちが信じたものを作っていくという編集方針はぶらしたくない。
けど、感性は柔軟でいたい。
好きなものを好きと言っていきたい。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
この質問でイベントのトークセッションは終了しました。
トークセッション終了後は懇親会へ
この後は会場で懇親会が開かれました。
これから懇親会へ。
— ブログで生活している89世代の備忘録 (@guppaon1) 2015, 5月 9
懇親会では美味しい料理が振舞われましたよ。
イベント実況を見た人の感想
なお、僕の実況ツイートを見て、新潟で暮らす方がこんな反応を寄せてくれました。
佐渡出身者として、この意見はすごくよくわかる。自分で広めよう、発信しようとはしないけど、テレビや新聞で取り上げられると嬉しいし、イベントで島外から人がたくさん来ると自分が関わってなくても喜ぶ。 https://t.co/VNqW65Tk6G
— 土屋裕行 (@tutinoko310) 2015, 5月 9
地方では、誰かが始めることで賛同者がついてくる
さっきのツイート、佐渡だけじゃなくて新潟でも同じことが言えそう。自分からやろうとする人は少ない、でも誰かがやってくれたら乗っかる人は多いという印象。だから、誰もやってないようなことでも、始めてみると思ったより協力者が出てくる。新潟×朝活がまさにそうだった。
— 土屋裕行 (@tutinoko310) 2015, 5月 9
地域の良さを発信しない理由は、技術的な問題よりもメンタルの問題が大きい気がする。外に向けて発信するほど良いと思えるものがない、だから自信が生まれない、自信がないから発信しないという流れ。
— 土屋裕行 (@tutinoko310) 2015, 5月 9
僕の感想「これぞ健全なメディア運営だ!バイラルメディア達よ見ているか?」
イベントで印象に残ったのは、小林さんと佐野さんが一次コンテンツにこだわってメディア運営をしていること。
特に、佐野さんの言葉からは一次コンテンツの重要性がひしひしと伝わってきました。そして、僕は勝手にバイラルメディアのことを思い浮かべていました。
昨今、バイラルメディアの暴力的な運営が界隈で問題視されていました。中には、有名企業でも、グレーな運営がなされていたと聞きます。
参照:「Amebaライター報酬が500円らしいけど、適性価格っていくらなの?」「10万円です」by #ライター勉強会
参照:Amebaブロガーは独自ドメイン取得してWordPressでブログ書こうぜ!バイラルメディアの転載とかに巻き込まれないためにも
こうしたことを受け、そのバイラルメディア運営側は「健全なメディア運営をしていきます」とリリースを打ちました。しかし、ここで疑問に思ったのです。
「健全な運営が何かわかっているのかな?」と。
これは問題視されたメディアに限った話ではありません。運営元も明かさず、パクリ上等で暴走してきたバイラルメディア全てに当てはまります。
そして、そうしたメディアには、ぜひとも言いたいのです。「今回のイベントで語られた運営方針が健全なメディアを作るのだ」と。
このように健全に運営しているメディアから、多くの学びを得られる素敵なイベントとなった「ローカルメディアのつくり方」。本当に参加して良かったと思います。
ということで、今後もこうしたイベントが開催されることを願って、メディア運営の意義を考えながら、さよならしたいと思います。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))