話題になっている「バイラルメディアでパクリ記事を書いているライターのギャラが格安だった問題」。これをきっかけに、一般的なプロライターっていくらで仕事してるのか、気になってたんです。
でも、調べてもいい情報がなくて諦めかけてたんですが、Twitterで「#ライター勉強会」なるハッシュタグを発見し、追ってみたら、すごく勉強になるツイートが連投されていたんです。
ということで、ライターの単価問題が盛り上がっている今、適正な報酬について学んでみましょう。今後プロライターを目指す方は必見ですよ。
参照:名ばかりの「Amebaみんなの編集局」ライター報酬は1記事500円 : め~んずスタジオ
LIGさん提供の「独学のライターと差をつける」の実況だった
#ライター勉強会ハッシュタグは以下のイベントで使われていたようです。
ノオト代表の宮脇さん(@miyawaki ) と LIGブログ編集長の朽木さん(@amanojerk ) のライター講座、明日 20:00〜 実況します!
ー【全6回】「独学のライターと差をつける」 vol.1 http://t.co/X2lG8iO8c6 #ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 22
イベント参加者が実況代わりにイベントの内容をツイートしてくれてたみたいなのです。
そろそろはじまる!受講生として参加します。どきどきわくわく。 #ライター勉強会 https://t.co/vq8ob5zlPO
— さんぺーみずほ (@reoroa_) 2015, 4月 23
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結論→「トップライターは100000円」
では、結論から。
イベントの最後に語られたプロライターの報酬を先に紹介してしまいます。
フリーランスライターの単価。ノオトの場合。
梅:キュレーション系(コピペレベル)2000~4000円
竹:企業メディア(軽めの記事)
8000~12000円
松:企業メディア(十校な記事)
25000円〜100000円
#ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
トップだと、10万円で書いているようです。1記事500円のバイラルメディアライターと比較すると、相当違いますね。やっぱり、コツコツと努力していって、トップライターになった方は稼げるんですね。
ということで、そういったトップライターになるための方法をイベント実況ツイートから学んでいきましょう。
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商業ライターとは「読み手を意識してものごとを伝える人」
まずは、”商業ライター(プロライター)”の定義から。
ライターは自分の意見を書く人ではない #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
読み手を意識して文章でものごとを伝える人が商業ライター #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
ライターは好きなことをかける職業ではない
ライターとして仕事をしてきた登壇者曰く「ライター=好きなことを書いてお金をもらう」ではないようです。
朽木「ライターは書くのが好きな人がなるんだと思ってた。でも全く好きなことは書けない」 #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
この辺がバイラルメディアライターとの違いなのかもしれません。
ライターは翻訳家。世の中にある面白いことを伝わるように。
#ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 23
なお、ライターとともにコンテンツを作って行く編集者の仕事についても語られていました。
宮脇:文章、音声、映像を集めて考えて編むのが編集 #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
コンテンツ作りに欠かせない「編集」。 編集とは集めて編むこと。 たとえば飲み会の幹事・部屋のレイアウトなども「編集」と一緒。みんな意識をしていないだけで、日常生活の中で編集をしている。それを文章を書くときにも活かせばいい!編集を知っているライターは稼げる! #ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 23
ライターは編集能力があれば稼げるそうですよ。バイラルメディアライターの皆さん、今すぐ編集者のモリジュンヤさんと佐藤慶一さんをフォローしておきましょう。
ライターとは「仕事をくれる人の課題や悩みを文章で解決する人」
では、ライターの話に戻りましょう。ライターの定義Part2です。
ライターとは「仕事をくれる人の課題や悩みを文章で解決する人」のこと。
「もっとファンを増やしたい…」「どうPRしたらいいの?」「資料請求に繋げたい…」文章をツールとして、これらの悩みを解決してくれる人のことです。
#ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 23
こういう人がいないからこそ、以下のような人材不足が起こっているんでしょうね。
現在は書き手不足が深刻になっている #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
ライティングスキルを磨くには地道な積み重ね
ライターならぜひとも実践したいトレーニング方法も語られていました。
固い文章を毎日コツコツ書くことで型を学べる #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
固い文章かー。YouTube動画をただ貼り付けたり、猫の画像ばっかりまとめてたらダメなんですね。
自分では面白いの書けたかなと思っても、まとめブログやはてブでバズってる記事を完コピしたような記事や、YouTubeをまとめただけのほうがPVを集めるので、どんどんモチベーションが削がれて、結局2ヶ月くらいで辞めてしまいました。
ライティングが上手くなるかどうかは毎日書いているかどうか。社内ライター養成のために自社メディア「品川経済新聞」「和歌山経済新聞」を運営している。毎日書けば、3ヶ月で型ができる。 #ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 23
冗長な文章は誰でも書ける。伝えたいことは、シンプルになるまでそぎ落とす。短い文章にして分解した時に、きちんとした文章になっているか?
#ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 23
ふむふむ。短ければ、短いほど良い文章。なんて話もありますしね。削れる人が良いライターなんでしょうね。
ちなみに、いま僕がやっているtwitter埋め込みは問題ない行為です。
バイラルメディアに厳しい宮脇さんが運営している「トゥギャッチ」。TwitterのAPIや埋め込みを使っているので、画像引用は著作権的に問題ないそうです。バイラルメディアを消しちゃう宮脇さんが言うのだから間違いない。 http://t.co/FMLOWHZpWX #ライター勉強会
— 星野邦敏 (@khoshino) 2015, 4月 23
コンテンツ作りで重要なこと「時事性、日常、素直さ」
また、良いコンテンツを作れるライターには以下の要素が必要なんだとか。
コンテンツメークの原則:時事性を考える。日頃から感じる疑問や不満。知ったかぶりをしない。他所よりも早く。他所よりも深く。#ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
ーコンテンツメークの原則。日頃から「なんでこんなふうになってるのかな?」「なんでこんなに不便なのかな?」と思うその気持ちを忘れないようにする。
なぜなら記事を読む動機は、知らないことを知りたいから。興味があるから。
#ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 23
知ったかぶりは成長しない #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
「ライターはネタを見つけてなんぼ」 #ライター勉強会
— ナッツ {NUTS} 永田優介 (@nuts612) 2015, 4月 23
ぜひとも、メモしたいですね。
ライターが意識すべきこと「読み手、伝えること、稼ぎ方」
ライターとして食ってくための5箇条も語られていました。
ライターが意識すべきこと:
①誰が読むのか
②どういう状況で読んでもらうにか
③何を伝えたいのか
④読者に何をしてもらいたいのか
⑤どうやって稼ぐのか
#ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
なるほどなあ。ちなみに、ライターさんは寄稿以外に自分でもブログを書いた方がいいんだそうです。
ライターはブログを書いた方がいい #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
タイトル付けの鉄則「メインタイトル(20~25字)-サブタイトル10~15字」
品川経済新聞の基本的なタイトルの付け方
メインタイトル(20~25字)-サブタイトル10~15字
この場所でこんなことがあったんだよ – その特徴、目玉がこれ!
#ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
実例がこちら(ツイートに絵文字が含まれているようだったので「blockquote」で囲いました)。
さえりぐ @saeligood 4月23日
模範は⇨
「東五反田に24時間営業の居酒屋ー「デブの日」自己申告で唐揚げ39円にポイントは
「店名は検索されない可能性があるので削ったこと」
「”自己申告”を入れることで、批判される要素を削ったこと」
「前半は長めに、後半はサブタイトルの意識」#ライター勉強会
「この場所でこんなことがあったんだよーその特徴・目玉はこれ!」の意識でタイトルをつけている。35文字、一文にしてしまうのは長すぎる #ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 23
ちゃんとしたライターだったら価格交渉すべき
冒頭でも紹介したライター単価。これくらいの対価を得られる人であれば、価格交渉してもいいみたいですね。
フリーランスライターの単価。ノオトの場合。
梅:キュレーション系(コピペレベル)2000~4000円
竹:企業メディア(軽めの記事)
8000~12000円
松:企業メディア(十校な記事)
25000円〜100000円
#ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
ライターは結果を出していれば「単価を上げてください」と言っていい。交渉できるようになるには業界全体のことを知っている必要がある。
#ライター勉強会
— さえりぐ (@saeligood) 2015, 4月 23
力をつけてLIGで書くのも得策かと。
割とLIGでお支払いしているライター単価も似通ってるかも #ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
フリーランスライターと社会人ライターの稼ぎ方は異なる
こういった違いも把握しておきましょう。
○フリーランスライターの稼ぎ方
①自分の名前を覚えてもらう
②仲間を見つける
#ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
○社会人ライターの稼ぎ方
①社名をしっかり利用する
②社内を味方につけよう
#ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
プロライターになるために投資しよう
稼げるプロライターになるには、本などへの投資が必要だそうです。
宮脇さん「本をちゃんと読むとコストパフォーマンスが良い。キャバクラとか言ったらすぐ無くなっちゃうじゃないですか。それに比べたらパフォーマンスが良いですよ。」とのこと。 #ライター勉強会
— 星野邦敏 (@khoshino) 2015, 4月 23
イベントにも行きましょう。
①勉強会・イベントの参加
②本をちゃんと読む
③飲み会
④FBグループへの参加
⑤いろんな編集部に出入りする
#ライター勉強会
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
また、いろんな人とお仕事をするススメも。
「1つの編集部でずっとやるよりも、たくさんの編集部と関わった方が良い」ーLIG朽木編集長
#ライター勉強会
— Takuya Shin (@TakuyaShin21) 2015, 4月 23
コミュニティに参加しよう!ポリシーを持とう!
稼げるライターの修行としてこんなことも提案されていた模様。
コワーキングスペースをうまく活用することも、ライターさんにメリットになるだろう。それぞれに特徴がある。クリエイターが集まるコワーキングスペースも。利用者の半数がライターさんなんてことも。
#ライター勉強会
— Takuya Shin (@TakuyaShin21) 2015, 4月 23
実践しましょう。
どんなライターになりたいのか、自分自身のポリシーをつくろう!→仕事の「型」がでてきてくるはず。
#ライター勉強会
— Takuya Shin (@TakuyaShin21) 2015, 4月 23
どんなライターになりたいのか?人の役に立つ。しょーもないことをトコトン真面目に。いつもご機嫌で楽しく!などなど、何でも良いのだ。
#ライター勉強会
— Takuya Shin (@TakuyaShin21) 2015, 4月 23
仕事の「型」をつくっていくことが重要。「守破離」まず型を学ぶところから。
#ライター勉強会
— Takuya Shin (@TakuyaShin21) 2015, 4月 23
プロライターはモテるゾ!!!
なお、稼げるライターになると、こんな風にモテまくるみたいです。
講座が終わりモテに走る編集長朽木。 #ライター勉強会 pic.twitter.com/QDAdNiDQ3z
— しぶやクラクションベベー (@shibu_bebe) 2015, 4月 23
うらやましいですね。僕もこんな素敵な人間になれるよう、がんばろうかな。
1本10万円のプロライターになれるように真っ当に努力を積み重ねる
今回のイベント実況ツイートからもわかるように、プロライターになるには地道な積み重ね、他者と関わっていくことが重要です。
家にいながら、人の物を盗んで記事を書いているようでは、1本10万円の稼げるライターとの差は開くばかり。ですので、まずは上記で述べられたトレーニングをこなして、力をつけていきましょう。
こういうのって、地道にやった人が報われるので、ぜひとも実践していきましょう。
[最後に]ツイート感謝です!
なお、今回ツイートをしてくださっていた皆さん、ありがとうございました!すごく勉強になりました。都度、見返して参考にさせていただきます。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))