自分の闇とか色々恥ずかしい部分が露呈しそうで紹介できてなかった名作漫画2つ

これまでいろんな本や漫画をおすすめしてきましたが、中にはあえて紹介しなかった作品もあるんです。ということで、理由あって取り上げてこなかった名作漫画を紹介します。

取り上げるのがこっぱずかしい作品は紹介してこなかった

まず1つめが『喰う寝るふたり 住むふたり』という漫画。これは交際10年のカップルが主人公で、彼らの同棲生活から結婚までの日常を描いた漫画です。

1つの出来事に対して、男性(のんちゃん編)、女性(リツコ編)両者の切り口で話を展開していきます。だから、1つの出来事があったら、2話を使って描いていくんです。

木更津キャッツアイ』の表・裏みたいな感じですね。例えば、喧嘩の話だと、「男はこう思ってる中、女はこう考えてたんだ」みたいな、アンジャッシュのコントっぽい進み方が非常に楽しい作品

で、なぜこの名作をブログで紹介してこなかったかというと、普段扱っているテーマとあまりにもかけ離れているからです。普段扱っている「仕事」「生き方」「Webサービス」「WiFi」とかとは違いますもんね。恋愛系って。

しかも、この手のテーマって、こっぱずかしくて書けなかったんですよね。自分がそのテーマ語っても気持ち悪いしな、っていうもありましたし。だから、この点で伊坂幸太郎さんに激しく共感するんですよね。

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伊坂さんの考えに共感する次第

伊坂さんが『アイネクライネナハトムジーク』のあとがきでこんなことを語っていたんです。

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正直なことを言えば僕は、(小説でも映画でも漫画でも)「恋愛もの」と分類されるものにはあまり興味がないため、普通であれば、引き受けるのにも相当、悩んだと思います。ただ、僕は斉藤和義さんの大ファンでしたから、一緒に仕事ができるチャンスを逃したくなく、必死でした。

恋愛物が苦手だからといって変化球のような形で作品を書くのもずるい気がしますし、どうにかこうにか、自分でも楽しめるような「出会い」に関する話を考えた記憶があります。

収録している短編の大半が恋愛にまつわる話となり、個人的にはどこかくすぐったい気持ちもあるのですが、裏を返すと、僕の書く話にしては珍しく、泥棒や強盗、殺し屋や超能力、恐ろしい犯人、特徴的な人物や奇妙な設定、そういったものがほとんど出てこない本になりました

これと似た思いがあって、『喰う寝るふたり 住むふたり』は紹介してこなかったんです。

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そもそもレビューを書こうとしても、ブログの分量レベルの感想が出てこなかった

というか、そもそもこのテーマの漫画って何も考えずに読んでたりするので、感じたことを書くのが難しいんですよね。小学生とか中学生の頃に漫画を読んでた感覚なんです。

だから、レビューと呼べるものを書けずにいました。

これまでたくさん紹介してきた意識高い系の本とかは、「よし、読むか」と気合を入れて読むものだから、「レビュー、考えたこと」が出てくるんです。それこそ、レビュー前提で読むわけで、ガンガン解像度を高めて作品に臨みますから。

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けど、そんな風に読んでいない漫画でも「名作だからなんとか紹介したい」、こんな気持ちでいっぱいだったんです。

『ぼくは麻理のなか』も紹介したかったが、闇が出過ぎると思って回避してた

他にも、これまで紹介してこなかった名作漫画として『ぼくは麻理のなか』があります。

これは、恋愛系じゃないんですけど、自分の暗黒期含め、闇の部分ががっつり出たレビューになりそうだったので、あえて紹介してきませんでした。笑

でも、続きが気になって電子版の発売日をチェックしてしまうほどの名作だし、ぜひとも読んでほしいと思って、今回取り上げることにしたんです。

話の内容は、美少女の中にオタク男子大学生が入ってしまうという奇妙な物語なのですが、一度ハマると抜けられなくなってしまいます。ゾクゾクが止まらないので、中毒的に読みこんじゃうんですよね。

意識高い系ばかりだと疲れるから実はいろんな漫画・本を読んでるんです

上記2作品以外にも、紹介したいけど、できていない作品はまだまだあります。僕が読む本は、意識高い系ばかりと思いきや、意外といろんな作品があるんです。

同じジャンルばかり読んでると、疲れちゃうので、息抜きになるんですよね。ですので、「読む本がにちゃってるなあ」という方は、僕のように色んなジャンルも読んでみてください。

特に『喰う寝るふたり 住むふたり』は、読むと幸せな気分になれて、おすすめです。ぜひ読んでみてください。

ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan)

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