大学院の研究がつまらなくて絶望していた頃、転機はやってきた #フリーで働くゆとりの告白 Vol.1

当時学生だった僕は、なぜあんなにもエンジニアやベンチャーにこだわっていたのだろう。今思えば、もっと大企業も見ておくべきだったか。

ということで、これから、僕、つまり佐藤将太の就活体験記を書いていこうと思う。これから、就活に取り組む学生さんの力になれたら、幸い。

※これから語られることはフィクションであり、実在の人物や団体などとは関係ありません。

大学院1年の夏ベンチャーに目覚める

きっかけは、大学院1年の夏(2011年)に意識の高いイベントに参加したのがきっかけだった。当時、研究がまったく面白くなく、そのままメーカーの研究職に就くことに絶望していた僕は、mixiであるイベントを見つけた。

当時は、オードリーのオールナイトニッポンやブラックマヨネーズが出演しているテレビが唯一の救いだったことは、いい思い出だ。

そこには、キラキラした写真と共に、「自分らしく生きる」みたいな手垢の付きまくったキャッチコピーが掲載されていた。当時、どうしようもなかった僕は、気づいたら、参加のボタンを押していた。

理由は、今でもはっきりわからないが、それだけ必死だったのだろう。とにかく何かを変えなければいけない、と。このまま行けば、学部時代に経験した就活失敗の二の舞になってしまうと焦っていたんだと思う。

で、そのイベントに参加してみた感想だ。

ぶっちゃけ、素晴らしかった。

自分がいかにくだらないことで悩んでいたかがわかった。イベントには、世界一周してました、とか銀行やめて起業しました、みたいな人たちがいて、人ってこんなにも自由に生きていいんだと思った。

そして、そこで僕はある社会人と出会うことになる。(後々あんなことを仕掛けてくるとは思いもせずに。あれはひどかった。)

その日以来、僕の生活は大きく変わった。まず、当時からざっくり考えていた「将来は企画職に就きたい」という願いを叶えるために企画書の長期インターンを始めることにした。

大手ナビサイトのインターン情報には、スタートアップレベルの会社が多数インターンを募集していたから、その中から企画の出来そうな会社を選んだ。

そして、iPhoneアプリの企画と開発ができるということで社員5人の会社に応募することにした。

応募した会社の面接に行くと、そこには僕と同世代くらいの「あんちゃん」みたいな人が座っていた。そこで、「職種は?」と聞かれたので「企画かエンジニアをやりたいです」と答えた。

それを聞くと、あんちゃんは「え、ジャバはできる?オブシーは?」みたいな聞いたことのない単語を繰り出してきた。当時の僕は、それがアプリを開発するためのプログラミング言語だなんて知る由も無い。

だから、「ないです」と答えるしかなかった。そこで、エンジニアインターンの夢は潰えたわけだ。そして、企画がやりたいという意思を伝えることにした。

だが、あんちゃんの眼力がすさまじく、まともにしゃべることができない。この人、何者だと思いながらも、研究室と家に引きこもっている日常を呪った。この面接はもうダメだと確信した。

そして、面接が終了。聞くに、あんちゃんはその会社の社長だったらしい。面接と年が近い若者との違いに圧倒的なダメージを受けた。そして、「HUNTER×HUNTER」の心が折れたノブばりの敗北感とともに、渋谷から出る山手線に飛び乗った。

そこから、数日後、面接をした会社から電話が。不使用通知でも電話をくれるなんて、丁寧な企業だな、なんてことを思いながら、電話とをった。すると、意外な報告が。

なんと、インターンの面接に合格したというのだ。そして、1週間後からインターン生として迎え入れたい、と。

こうした驚くべき結果に歓喜しながらも、これからあの「あんちゃん」とうまくやっていけるかと不安になったのは言うまでもない。

こうして、僕のインターン生活が幕を開けたのだった。そして、この出来事が学生2度目の就活に大きな影響を与えるなんて、当時の僕は、知る由もなかった。。

来週の土曜日に続く。。

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