「個人の時代!書き手として影響力を強めていこう!」と言われてますけど、それだけじゃレッドオーシャンで消耗し続けるだけだと思うんですよね。違う視点から見てブルーオーシャンを探さなきゃいけないんですよ。
個人の時代だと言うけれど
ブロガーは転載をためらっている場合ではない!この転換期に出遅れるな!でも書きましたが、僕たち個人の書き手は「名前を売っていろんな土俵で勝負していく事が大切」と書きました。これは紛れもない事実で、今もこの姿を目指して精進しています。
しかし、この戦略には1つ問題点があります。
それはこの世にはたくさんの書き手が存在していて、レッドオーシャンで戦い続けなければならないという事です。
例え、一度名を上げたとしても参入障壁の低さから天才がどんどん表れてくる可能性があります。そうした際も彼らに負けないように、戦い続けなければなりません。これこそ僕がいつも危惧している「消耗」なのです。
できる事なら、こんなしんどい消耗は避けたい所です。
しかし、そんな方法はあるのでしょうか?
僕の考えていることが正しければ、その方法はあります。
それは歴史から考えれば、すぐに導きだせます。
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馬車と自動車の転換期に一番儲けたのはタイヤ製造者
以前、こんな記事が話題になっていました。
馬車から自動車への転換期に目をつけるべきはタイヤかぁ。なるほど。どちらでも必要になるものを選ぶっていうのは確かに正しい気がする! 馬車から自動車に変化した時代、一番儲けたのは誰か?(メディア新時代を考えるヒント) http://t.co/tKD81R1mn4
— Y.O. (@yasuaki826) 2014, 5月 27
相当バズっていた記事なので、目にした方も多いかもしれませんが、要点を説明すると
乗り物の主役が「馬車」から「自動車」に転換する際、一番お金を儲けたのは「馬車を製造した人」でも「自動車を製造した人」でもなく「タイヤをつくった人」だった
という話です。
当時、転換期に乗ろうと馬車や自動車をつくった人達は大勢いました。しかし、大勢の人が群がる訳ですから、そこはレッドオーシャンでした。そして、当然のごとく多くの製造者が消耗して涙をのんでいきました。
その傍ら、馬車や自動屋をつくる彼らのためにタイヤを製造していた人はブルーオーシャンで利益を得続けました。当然ですよね。そこに目を付けた人は少ないながらも、乗り物を製造していた彼ら(プレイヤー)のために、インフラであるタイヤをつくっていたのですから。
こうした話は乗り物の世界にとどまりません。
他の分野でもこうした戦略で成功を収めた人達がいるのです。
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ゴールドラッシュで一番儲けたのはジーンズ屋
ゴールドラッシュからも、ブルーオーシャンに関して学べる事があります。
ちなみに「ゴールドラッシュ」とは、1850年代にアメリカで「砂金」が発見されたことをきっかけに、全米から金を採掘しようと大勢の人が駆けつけたという出来事です。
当時は、高価である金を採掘するために30万人もの人が駆けつけたそうです。採掘できる金には限りがありましたから、当然レッドオーシャンでの消耗戦が繰り広げられた訳です。
では、ここでブルーオーシャンを見つけて旨みを得たのは誰だったか。
それは、彼らが採掘する際に履いていたジーンズを提供していたジーンズ屋さんだったのです。そのジーンズ屋さんというのが、かの有名な「リーバイス」です。
当時、ジーンズではインディゴ(植物)を染料に使っていました。染料にインディゴを使ったのはインディゴの葉汁が害虫に強く、採掘の際、害虫に悩まされていた人々を救うするためでした。
これが採掘者に大ウケしてリーバイスは大きな利益を得たのです。
ここでも旨みを得たのは採掘していた人(プレイヤー)ではなく、彼らのインフラを提供していた人だったのです。
ここまで言ったらもうおわかりですね?
そうです。
書き手の世界でもプレイヤーつまり書き手に「インフラを提供できる人間」がブルーオーシャンで利益を上げていくと予測できるのです。
書き手の世界におけるインフラとは何か?
では、その「インフラ」とは何でしょうか?
それは書き手が名を上げていくまでのノウハウです。
料理で言う秘伝のレシピのようなものですね。
そのノウハウを使って書き手を「売れっ子書き手」にするためにプロデュースする訳です。その際は、どうやったらネットでウケる記事が書けるか、ブランディングなどその人にしか語れないノウハウを提供します。
今後「個人の時代」になっていき、名を上げたい書き手はたくさん現れますから、そうした方々のプロデューサーになればブルーオーシャンで利益を得る事ができるはずです。消耗戦に巻き込まれる事もありません。
プレイヤーとして表舞台に出る事はなくなりますが、黒子としていつまでも重宝される人物になる事ができます。
もちろん、そういった「インフラ」を提供できるようになるには一度「売れっ子書き手」として認知される必要があります。そのために、僕は転載などして名をげるための戦略をとっています。
今後はこういった戦略が必要なのです。音楽業界で言う「織田哲郎さん」のようなスタイルを確立する事ですね。
ですので、書き手の皆様!
こうした事をふまえつつ、書き手としての活動に取り組んでみてはいかがでしょうか?
レッドオーシャンで消耗しないためにもぜひ!
それでは!