たまげました。
偏見て良くないですね。下世話な雑誌だと敬遠していた「週刊SPA!(スパ)」ってめちゃくちゃ面白いんですね。『週刊SPA!(スパ) 2015年 05/5・12 合併号』で初めて読んだのですが、勉強になることがたくさんありました。
普段、意識の高いビジネス書ばかり読んでる人、ビジネス系のメディア運営者ならぜひとも読んでおきたい雑誌ですので、チェックしておきましょう。
まずは連載ラインナップを見て!豪華だから
まずは、雑誌のコンテンツをご覧ください。意外な人物が連載を持っていたりするんです。
意識高い系(特にネットが好き)のビジネスマンなら、「勝谷さん」「FC2」「大企業を辞めた人」「俺の職場に〜の谷繁さんの連載」「週刊チキーダ!」「佐藤優さん」あたりを楽しめます。
ちなみに、「チキーダ!」は飯田泰之さんと荻上チキさんの連載です。今回は、相席居酒屋のレポートでした。これもめっちゃ面白かったですよ(笑)
大企業を辞めた人の末路特集も、いろんな生き方があるなあ、と参考になりました。これはまた別記事で紹介する予定です。
サブカル系のカテゴリが好きな人であれば、「アラサーちゃん」「犬山紙子さん」「ウヒョ!赤羽の清野さん」「みうらさんとリリーさん」あたりが楽しいはずです。
他にも、お笑い好きのために千原ジュニアさんの連載「すなわち、便所は宇宙である」もあります。
これらのカテゴリは、僕も大好きな分野なので、どっぷりハマってしまいましたし、このブログを楽しんでくれている読者の方々も楽しめると思うんです。
で、SPAを読んで気づいたのが、「メディア運営している人の参考書である」ということ。特に、ビジネス系など意識が高いと言われるネタを扱っている人にとっての。
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とっつきにくいネタをわかりやすく伝える、多くの人に見てもらえる工夫が参考に
まず、参考になるのが「わかりやすく伝える」といこと。
これは「意識高い系(特にネットが好き)が好きそうなカテゴリ」と紹介した連載やコンテンツを読むとわかります。僕のようにビジネス系のネタを書く人達は気づかないうちに、難しいカタカナ言葉を使ってしまっています。
僕たちは、その言葉に慣れてしまっているから、違和感を感じませんが、そういった情報に触れてこなかった人からしたら「何それ?」となって、読みづらくなってしまっているんです。
一方、SPAではそういった難しい言葉を極力抑えて書かれています。これって、多様な読者がいることを想定して書かれているからなんです。
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「仕事」に興味のない人から読んでもらえるチャンスが
冒頭で紹介したように、SPAには色んなジャンルのネタが集まっています。
だから、犬山さんのファン、清野さんのファン、千原ジュニアさんのファン、佐藤優さんのファン、谷繁さんのファン、みうらじゅんさんのファンなど色んな人が読みにくるわけです。
つまり、お笑い好きからビジネス系のネタを読んでもらえる可能性もあるんですね。
特定分野に詳しくない人にこそ親切にしなければならない
その際、ビジネス系の記事でわかりにくいカタカナ言葉が使われていたら、これまでお笑い系の記事ばかりを見てきた人はどう思うでしょうか。
きっと「何これ?」と思って、読むのをやめてしまうでしょう。これは、お笑いに限らず、「サブカル→ビジネス」「ビジネス→サブカル」の人でも同じです。
だからこそ、SPAではわかりやすく伝えるために、難しい言葉を使わないようにしているんだと思います。これって、メディア運営に非常に必要なことなんです。
雑多なジャンルを書いているブロガーは素人に優しく
例えば、僕は「仕事」というカテゴリ以外に「お笑い芸人」「漫画」「モバイルWiFiルーター」の記事も書いています。
そうしたカテゴリを読みにきた人からしたら、「仕事」カテゴリで使われているわかりにくい表現というのは、害でしかないわけです。
せっかく、興味分野を広げてもらえるチャンスなのに、それはもったいない。なので、雑多なジャンルを書いているブロガー、メディア運営者は特定の分野を書く際、「素人でもわかるか?」を意識したほうがいいんです。
多く日の人に読んでほしいならハイコンテキストは不要
人によっては、あえてわかりにく言葉を使って文脈を理解してくれる濃い読者を集めたいという人もいるでしょう。しかし、多くの人に読んでほしいなら、わかりやすさの方が大事です。
なので、読者層を広げたいメディア運営者はSPAを見習って、「”あえて”わかりやすく書く」ということを実践した方がいいです。
これは僕もできていなかったことなので、これから実践していきます。
このように、SPAはメディア運営で役に立つことを学べる雑誌なので、読んでみてください。値段も300円程度と安いです。
1週間のエンタメを300円で買える(1日換算50円)なんて、こんなに幸せなことはないので、ぜひ。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))
次回予告「あえて、触れなかった乃木坂46の巻頭グラビアについて」