同人誌などの制作物が販売されるコミティアというイベントに参加してきました。その際、お店への入り口を用意することって本当に重要だよなと考えさせられました。
キッカケとなったのは、あるお店の方の対応でした。
お客さんに対して入り口は用意できているか?
コミティアというのは膨大な数のクリエイターが集まって、それぞれ自分の作品を公開する場(以降、店と記述)を設けています。お客さんはそんな膨大な店の中から欲しいものを選んでいくわけです。
想像してみて下さい。そんな無数に選択肢がある状況で欲しいものを選べますか?
というか、欲しいと思えるものに出会えると思いますか?
店で公開されている作品は漫画が中心で、素人なりの乱暴な言い方をすればどれも似通っています。そんな状況でお客さんは自分の作品を選んでくれるんでしょうか。
案の定、僕はどの作品を買えば良いか迷ってしまい、このまま何も購入せずに帰ってしまおうかなと考えていました。
しかし、その時、あるお店の方に「ちょっと見ていきませんか?」と声をかけられたのです。
「声がけ」による注意喚起で購買に至った
それまで、声をかけられることなんてなかったので、不意をつかれ、立ち止まって商品を拝見させて頂くことに。商品を見ている最中は「普段何をしているか」「作り手としての年数は」など、その方の人となりが分かるような話をして、結局購入することにしました。
購入の決め手となったのは、やはり「声がけ」によって入り口を用意してもらったことです。
その方が声をかけてくれなかったら、きっとお店を素通りしていましたし、もちろん購買という行動をとることもなかったでしょう。全ては「見ていきませんか?」で注意を惹きつけたことから始まったのです。
この「注意喚起」が人を動かす際、非常に重要なのです。
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AISASの法則で入り口となる「注意喚起」
これは「AISASの法則」として有名な、人を動かす際はAにあたるAttention(注意)をしっかりしなさいという話です。
Attention(注意)
→Interest(興味)
→Search(検索)
→Action(購買)
→Share(共有)
参照:「AIDMA」、「AISAS」…Aから始まるモデルは代理店の罠?
そして、今回のケースではお店の方の声がけがAttention(注意)だったわけです。それ故、I>S>Aとつながって、今S(Share)に至っているのです。
このようにAを重視することは僕のようなブログという店を構えている人間にとって、非常に重要なことなんです。
ブログというお店に訪れてもらうには?
ブログをお店にしているなら、お客さんに来店してもらう必要があります。
そのためには、まずお店の存在を知ってもらわなければなりません。Attention(注意)ということですね。「注意」が機能しなければ、Action、Shareには結びつきませんから、第一段階のAは非常に重要なんです。
そして、第一段階のAを機能させる方法としてソーシャル上でのシェア、友人へのおすすめなどの方法があるのです。
シェア、知人への紹介によって存在の周知を
ソーシャル上のシェアで言うと、「やりすぎじゃ?」と思うくらいにやった方が良いというのが持論です。「僕はこれをやってます。だから、興味のある人は見て下さい。」と何度も発信した方がいいです。それくらい何度もやって、第一段階のAを機能させられるのです。
さらに、知人に「こういうお店(ブログなど)やってるんだ」と紹介することも有効です。知人は意外とブログを定期的に見てくれますからね。(要因は作り手の人となりを知っていることだと思います)
ですので、これらの方法を活用してぜひとも「第一段階のA」のハードルを越えていって下さい。
「第一段階のA」をクリアするための行動は意外とやられていない
AISASの法則から考えると、その先のゴールであるAction、Shareも考える必要があります。しかし、入り口をくぐってもらえなければ、何も始まりません。
どうぞ、見て行って下さいと言われると、やっぱり見ちゃう。小さいことなんだけど、これ大事だしほとんどの人がやってなかった。自分が買ったのは声をかけられたお店。
そこでやり取りして人となりが見えて来ると、じゃあ、と購買に至りやすい。
引用元:#コミティア に行って感じたこと。コミュニティは大事だなぁと。|らふらく^^のスズキ(ブロガー)|note
僕に声をかけてくれたお店のように、まずはAttentionが必要なのです。そして、お店の入り口をくぐってもらってから本当の勝負が始まるのです。ですので、「入り口」を重視しながら、自分なりのお店を運営していきましょう。
ではまた!(提供:らふらく^^)