年末のテレビ番組「クイズ 正解は一年後」という番組が面白かったので、真似してみます。
この番組は、年始にその年に起こりそうなことをクイズにして、芸能人に答えを予想してもらうというもの。その内容は、「M-1優勝は誰?」「流行語大賞にノミネートされるギャグは?」など。
今回は、こうしたネタをメディア、インターネットの世界に置き換えて考えてみます。ということで、まずは業界がどう動くか、から。
評価指標が「PVから行動を起こす人数へ」
まず、Webメディア業界で起こる変化。
これまでのPV至上主義から、その先の「メディアが1記事でどれだけ人を動かしたか?」または「行動を起こしてくれる読者がどれだけいるか?」に変わっていくはず。
こうしたことは、はあちゅうさんも重要と語っていて、自身のnoteでも実践されてるんですよね。noteでの売り上げを100円で公開することで。
その結果もブログに書かれてます。
たとえば100人に買ってもらえたとして
その100人はこの情報を心から見たい、と思ってくれたわけだし、
買ったからには元をとるために、
自分のこれからの活動の参考にしよう、生かしていこう、って思うわけですよね。だから、「本当にこの情報を知りたい人の数」
ってPVではなく、購入者数のほうが正確だなあ、と改めて思いました。
「本当に情報を知りたい人の数」、これめっちゃ重要ですね。
クリエイター(作家とかアーティストとか)
はある程度コンテンツを届ける手段が増えたら、
クローズドで、課金して、絞られた人にだけ自分の情報を届ける手段も持たないと、そんなに自分に興味があるわけでもない、ただの野次馬への対応で
消耗して終わっちゃうなー、なんてことを思いました。
参照:はあちゅう 公式ブログ – 売上データを有料で公開してみて分かったこと – Powered by LINE
そうそう。これからは、本当に情報を欲してくれる人だけに目を向けることも重要なんですよね。
参照:絶対に無料にしてはいけないコンテンツを東村アキコ 漫画『ヒモザイル』から考えてみた
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バズった時に読んだ人は、メディアに貢献してくれるか?
ネット上に無料コンテンツを公開してバズれば、ただ批判したいだけの人にもコンテンツを見られてしまうわけですよ。まさに、野次馬です。
で、そうした人が自分のメディアに何か貢献してくれるか?と考えると、首を傾げてしまうんです。
それよりも、毎日メディアに訪れてくれて、バズってもバズらなくても記事を読んでくれる読者に目を向けた方がいいんですね。
メディアを飲食店に例えるとわかりやすいです。常連さんを大事にするということですね。
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長く続く個人規模のお店は、常連さんに支えられている
実際、長く続く小規模なお店は、常連さんによって支えられているんだとか。
お店でも、知名度を上げたい時って、流行に乗ってパンケーキやジビエやら、クラフトビールを出したくなるんでしょうが、そこで集まってくる人は結局、ミーハーな人たちです。
ただ、一時のイロモノを消費するために集まってくる人たち。
それよりも、一気に人を集められないかもしれないけど、その店を長期的に愛してくれる人を増やしたほうがいいんです。
ネットに残る評価は、質がわからないからこそ
以下の記事が、そのメリットをうまく言語化してくれてました。
1年半前から『わがや電力』を予約してくれたお客さんと、書店でその日に「試しに買ってみる」お客さんとだと、『わがや電力』に対する姿勢があまりに違うわけです。
姿勢は違えど、世の中に残ってしまう「本に対する評価」は等価なわけで。
というのはつまり、1年半、楽しみにし、期待してくれたお客さんの好意的な評価100件と、試しに買ってみて「思ってたのと違った」評価100件も、レビューの力としては、今のウェブの世界だと一緒になっちゃうよね。
そして、悲しいことに、ヒトはヒトの評価に引っ張られてしまう。
だとしたら、
勤勉なアーリーアダプター(早い段階で気づいてくれた人たち)の上質な評価をきちんともらうことに丁寧に時間を割いた方が、
たくさんのメディアに登場して、瞬間的な旋風を巻き起こすより、本の寿命が延びるな、と考えるようになった。
参照:重版決定! 大人気『わがや電力』を作るまでにやった7つのこと | ヨホホ研究所
これは、メディア運営でも同じです。なので、2016年の評価指標は、長期的にファンになってくれる人がどれくらいいるか、にしていきます。
そうした人が、1記事から行動を起こしてくれる人になってくれるはずなので。濃い1000人のファンを集めた方がいいですよね。
参照:クリエイターが長生きするのに必要な「1000人の村説」とは?
ブログ以外の事業に着手するブロガーも出てくる
もうひとつの予想は、ブロガーによる事業の多角化です。
例えば、イケダハヤトさんが高知で「イケダ食堂」を開く、のように。実際、奥さんの料理がめちゃくちゃうまいので、実現可能だと思うんですよね。
こうした流れって、これまでもありましたし。1つの事業で有名になった人が、その名前を武器にして飲食店をやる、といった感じで。
影響力のある人だけに許された特権
村上萌さんも飲食店をやってますよね。
相当影響力がある人じゃないとできないですが、名前の売れた人がメディア以外の事業を手がけるケースも増えてくでしょうね。
その一人として、イケダさんの名前をあげさせてもらいました。高知に遊びに行った時もそんな話をしていたので、そうなるんじゃないかなぁ。
M-1、R-1の予想もしておく
最後に、メディア関係ないですが、お笑い大好きな人間として、2016年のM-1、R-1優勝者も予想しておきます。
M-1「ナイツの優勝」
1. ナイツ
2. タイムマシーン3号
3. メイプル超合金以下、ファイナリスト
ヤーレンズ
ニューヨーク
和牛
学天即
ジャイアントジャイアン
銀シャリ
だいぶ、希望が入ってます。
R-1は、ファンだし、先日の「ドッカンドッカンライブ」でも面白かった、マツモトクラブさんを推しておきます。
というわけで、2016年の予想はこれにて終了。皆さんも、「#正解は一年後」ハッシュタグをつけてやってみてください。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))
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「2017年は、バイラルメディアという言葉が忘れられてるんじゃ?」