ネズミ講(マルチビジネス)の勧誘にあった話

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今日は、過去の苦い思い出を振り返ってみます。学生時代に、信頼していた社会人から某マルチビジネスの勧誘を受け、セミナーに参加させられた話です。

同じ思いをする若人を増やさないように、遭遇したことと対策を書いておきます。お人よしは特に注意です。

「ア○○ェ○」の人って怖いですよね。

意識高い系のセミナーが勧誘の入り口

マルチをやってる社会人(Oさん)と知り合ったのは、とあるセミナー。大学院1年生の夏でした。

学生時代、このまま理系の研究職に就くことに絶望していた当時、何かを変えたいと意識高い系のセミナーを探していたんですよね。

そこで、見つけたのが「新たな一歩を踏み出すために、夢を叶えるために語り合いましょう!」系のもの。mixiで発見しました。しかも、1泊2日の泊まり込みイベント。

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ワラにもすがる気持ちで参加したんだけどさ、、

相当もやもやしていた当時の自分は、ワラにもすがる気持ちで参加ボタンを押していました。

そして、当日。そこには、いろんな境遇の学生、社会人がいました。銀行員だけど会社辞めて自由になりたい人、全国を歌を歌いながら旅する人、バックパッカーなど。

山の中で行われたセミナー
(山での開催。移動中のバスでも交流がある)

その中にいたのが、O。

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自由を履き違えていたバカ学生でした

彼は、一度就職して人材系の会社で営業をやっていたものの、違和感を感じて退職。その後は、自由になれるビジネスを見つけて、毎日楽しく生きていると語っていました。

バカ学生だった僕は、そうしたライフスタイルに憧れて、彼の生き方に引き込まれていきました

(セミナーの1コンテンツで、キャンプファイヤーとかもありました)

相談するうちにセミナーの誘いが、

そして、セミナー後も彼に相談するようになっていました。内容は、「大学院をやめようと思っているけど、どうしよう」「どうやって仕事を選べばいいんですか?」など

こんな相談をするうちに、ある時、Oから「こういうセミナーがあるんだけど、来てみない?他に来るメンバーが最高で、たくちゃんとも合うと思うから」と誘いを受けました。

どうかしていた当時の自分は二つ返事で快諾することに。そして、セミナー当日を迎えたのでした。

ランチから勧誘活動は始まっていた

セミナーは、14時くらいからの開催。ランチを食べてからセミナーに行こうということで、会場近くの海浜幕張駅でOとご飯を食べました。

ご飯を食べているとき、ちょっとおかしな気になるシーンが。Oが、おもむろにサプリメントのケースを取り出したのです。

マルチ勧誘に使われたサプリメント

そして、聞いてもいないのに「このサプリ効くんだよ〜」と話し始めたのです。そこでは、「へ〜」ぐらいにしか思わなかったのですが、今考えるとランチの時点でマルチビジネスの勧誘は始まってたんですよね。

マルチのカリスマは「金持ち父さん」の話をする

そのあとは、これから参加するセミナーに登壇する人(Nさん)の凄さを説明されました。それは以下のようなもの。

・楽しく仕事をしてサーフィンをするために千葉に住んでいる自由人
・組織で働いてクビになった経験があり、雇われの身の危険性を学んだ
・『金持ち父さん』のマトリクス図における「ビジネスオーナー」を目指している

マルチ勧誘で使われるマトリクス図
(『金持ち父さん』のマトリクス図。マルチ系の人は右上の権利収入が大事と主張する

自由人Nのプロフィールを聞いて、どんなビジネスで稼いでいるか気になった僕は講演内容がますます楽しみになっていました。

大学中退してまでやりたいビジネスらしいが、、

そして、いい時間になったので、会場へ。中には、100人くらいの参加者がいて、Oの知人がたくさんいる席に座りました。そこでは、知人の紹介を受けました。

中には、これから説明されるビジネスを始めるために大学を辞めた人もいて、衝撃を受けました。そんなことをしてるうちに、Nが登場。

拍手喝采で迎えられ、カリスマを見ているようでした。まず、Nがあいさつ。クソつまらない一言目のつかみから会場は爆笑。この辺から、「おやっ」とヤバさを感じ始めました

そして、本題に入るにつれ、その疑問は確信に変わっていきました。

権利収入はいいけどさ、デメリットは提示しないの?

セミナーの進み方は以下の通り。

・楽しそうな宴会、キャンプなど自由に生きてる姿の映った煽り動画を見せる

・Nの軽い自己紹介(組織にいた時代の失敗とか

・権利収入の凄さを認識させる動画閲覧(苦労して井戸を掘って水を売った男と、水を売るために川に汲みに行く男の話)

(僕はこの辺でネズミ講だと気付いていました)

・マルチビジネスの仕組みの説明(倍々ゲームで増えてくよ、みたいな話

・マルチビジネス成功事例として会員が登壇(ここでもクソつまらない話で爆笑が。この辺から恐怖で会場を去りたくなってました)

・商品の実演(洗剤とか)

・エンディング

こんな感じです。

セミナー後は、初見さんの草刈り場に

エンディングの後は、このビジネスに興味を持った人を誘って飲みに行く感じになりましたね。僕も誘われましたが、一刻も早く会場を去りたくて、かたくなに断っていました。

その翌日、Oから「これはチャンスだから、たくちゃんもやらない?」と連絡が来るように。それ以来、怖くなってOをSNSでブロック。二度と連絡が取れないようにしました。

これが、僕の体験したネズミ講の勧誘を受けた話です。

初見さんを囲んで抜けづらくする怖さ

彼らの怖さとして、セミナー初見さんを既にやっている人間で囲んで帰りづらくする、断りづらくするというものがあります。

また、すでにマルチをやっている人間をたくさん紹介して、実践者が多いと安心させ、ビジネスを正当化しようとする傾向もあります。

さらに、やたら「自由」を主張してビジネスの本題に触れない、デメリットを提示しないという傾向も見られましたね。

一番ひどいと思ったのは、精神的に病んでいる人間を引き込もうとする点です。

救いを求めている時は変な虫がつきやすい

現に僕は、将来に不安があり、精神が不安定でした。救いを求めていました。そんな大学院の夏に、Oに出会い、彼の生き方に憧れるようになりました。

今思えば、当時からOは僕のことをカモにしようとしていたのかもしれません。不安が多い時、人は自然と救いを求めるものですからね。

宗教でも、教祖に救いを求めますよね。それと一緒です。
(ちょっと逸れますが、日本は無宗教なので、救いを求める先がなく、おかしな新興宗教にハマる人が多いという話も聞いたことがあります)

僕もご多分にもれず、救いを求めている時を狙われて、クソみたいなセミナーに参加させられ、勧誘にあってしまったんですね。

この経験から断言できるのは、「精神を病んでいる時はネズミ講の人たちに気をつけろ」ということです。

ネズミ講の人たちは正当なロジックで攻めてくる

さらに、彼らは真っ当な論理で勧誘してきます。僕の場合だと、「このまま仕事や不安に将来を抱えていていいの?従業員でいいの?」というもの。

他だと、家庭を持った人向けに「このまま社畜として働いていても、(マトリクス図の)会社員からは成長できませんよ」とゆすってくるわけです。

相手の弱みを見極めて、彼らの痛いところをつく、その際のロジックもしっかりしているから、揺さぶられてしまう人が多いのも、うなずけます。

実際、某マルチの会員データによると、「男27%、女73%」、「20代16.7%、30代18.3%、40代26.1%、50代20.5%、60代18.3%」とのことなので、家庭の不安を持った人を取り込んでいるとも読み取れます。

このように、弱みを持った人に向けて正当なロジックをもって勧誘するマルチビジネス。これには気をつけなければいけないんです。

マルチを否定しているわけではない

ただし、そういったビジネスを否定しているわけではありません。得られるメリットを考えたら、デメリットの方が多いビジネスだな、と思っているだけです。

現に、マルチはこれまで築いた人間関係をお金に変えるビジネスです。なので、僕は否定はしませんが、オススメはしません。

このように、勧誘の際は絶対デメリットを説明されないし、お人好しで弱っている人ほど引っかかりやすいことなので、記事にしてみました。

いま病んでいる人や同じような勧誘を受けている人の役に立てば幸いです。

ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan)

次回予告
「あれだけ洗剤を入れたら、そりゃ汚れは落ちますよ」

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