「高学歴の陶芸家」「2拠点生活中の複業者」から”レールを外れて田舎で生きること”について考えた

今回は、進路に悩んだ時に訪れてほしい場所を紹介します。千葉県富津市の金谷です。ここで、若者の移住者が面白いコミュティを形成しているんです。

彼らはマイノリティーな生き方をしているのですが、楽しそうに暮らしているんです。その様子が面白かったので、紹介しますね。

就活をしてみたけど、やりたいことがわからない学生さん、やりたいことはあるんだけど一歩踏み出せない社会人の方は参考にしてみてください。

金谷に行けば、独自の道を歩けるようになる

話を聞いてきた金谷は、同世代フリーランスの山口さんが移住した場所。

彼は、まるもというコミュティスペースを10月から運営しているんですが、その周辺には若者の移住者が集まっているんです。

金谷の面白い若者移住者が集まるスペース
(まるもの外観。向かいは移住者が開いたピザ屋)

金谷を訪れた際、移住者が集まった会合に招待してもらったんですが、そこで聞いた各人の生き方がめちゃくちゃ面白かったんです。(10人ほどの20~30代で飲みました)


(まるもではコワーキングスペースのように作業ができます)

まず、「まるも」の管理人高橋類さんのお話。

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新卒就職せずに、まるもの管理人に

彼女は大学を卒業後、就職せずに金谷に来て、「まるも」の管理人になりました。

そのきっかけは、大学生時代に金谷に来たこと。そこで、金谷BASEのインターンとして携わり、町を気に入ったことで移住を決意。その後、BASEは閉鎖になってしまったのですが、同じ建物でまるもを立ち上げることに。

2015年4月からはコミュニティースペースの改修をしたり、机を作ったりとオープンまでの準備を行いました。そして、現在は管理人として活躍しています。

社会人1年目からやりたいことをやる生活

このように、普通とは違った道を選んだ類さん。話を聞いていても、生活を楽しんでいることが伝わってきました。

移住生活は大変なこともあるようですが、社会人1年目でこれだけやりたいことをやれている人は珍しいですよね。これも金谷に来たからこそ、でしょうね。

金谷の移住者が作ってくれた鍋などの料理
(金谷の移住者が作ってくれた鍋など)

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ITのバックオフィスから転職し、ベンチャーと金谷で2つの仕事を

他にも、独特な生き方をしている方がいました。

僕と同世代の男性です。彼は大学卒業後、ITベンチャーに就職し、バックオフィス部門で働いていました。在職中は、学生時代から興味のあった地域活性化の仕事がしたいと思っていたんだそうです。

そんな思いを抱えたまま仕事をしていて、ある日「このままでいいんだろうか」と思ったそうです。それまでは日々の仕事が忙しかったこともあり、行動に移せなかったのですが、「今しかない」ということで会社を辞めました。

そして、地域活性化事業を行うベンチャーに転職したんです。

金谷と東京の2拠点生活を実践

今は、その会社と金谷にある会社の両方に所属し、複業している彼。ちなみに、「週3くらいが金谷の仕事、それ以外が東京にあるベンチャーでの仕事」とのこと。東京と金谷の2拠点で活動しているんですね。

この話を聞いたとき、あまりにも珍しくて言葉を失ってしまいました(笑)。複業という言葉を聞いたことはありましたが、実践している人には初めて会ったし、2拠点居住もレアですからね。

これだけ特殊なので、ITベンチャーを退職する際も「え?何それ?」と質問されたそうです。前職でも類を見ないキャリアだったんですね。

こうした特殊な生き方を実践する彼は、「今はやりたいことがやれているので、満足している」と話してくれました。さらに仕事以外の面でも、「若者同士のコミュニティーがあるから、寂しさはなくやれている」とのことでした。

コミュニティースペース「まるも」にあった日本酒
(コミュニティースペース「まるも」にあった日本酒)

陶芸家、彫刻家など面白い生き方をしている若者が多数

会合には、上記2人以外にも、独特な生き方をしている方々がいました。

例えば、陶芸家の男性。食器やおちょこなどを作っており、会合では彼が作ったおちょこで日本酒を飲ませてもらいました。

陶芸家の移住者が作ったおちょこ
(この日は、イギリス人から問い合わせがあり、自身の作品が売れたようです)

ちなみに、大学はMARCH出身のようで、高学歴ながらレールに乗らず面白い道を歩んでいるなあ、と思った次第です。

農業事業を起こすために大学時代から金谷に関わる同世代も

他にも、農業事業を起こしたくて移住してきた同世代もいました。その方は、学生時代に農業を勉強していて、その頃から金谷に来て現地の農業を見ていたそうです。

彼は大学卒業後、ITの会社に入り、2年間勤めた後、金谷にやってきました。

このように、都会で会社勤めをしている人から見たら、特殊なことをしている若者が金谷にはたくさんいました

金谷はこれくらい田舎
(金谷の街並み。めっちゃ田舎です)

レールから外れるのが怖いなら金谷へ

金谷の移住者の話を聞いて感じたのが、ここに来れば怖いものなんてなくなる、ということです。

だって、「大学卒業後、就業経験を経ずに地方に移住してコミュニティースペースを運営する」「安定した会社を辞めて、ベンチャーで働きつつ2拠点生活をする」「陶芸家になる」「農業をやるために会社を辞める」といった人たちがいるんですよ。

こうやって、独自の道を歩く人たちに囲まれたら、やりたいことに挑戦することなんて怖くなくなりますよね。

周りが会社員だったら、挑戦しようと思えるわけがない

例えば、会社員として定年まで働くことが当たり前の世界にいたら、「地域活性化に取り組むために会社を辞める」なんて選択は怖くてできないでしょう。

しかし、前例や既に実践している存在を知れば、挑戦することができます。実際、僕も会社を辞めてブロガーになれたのは前例があったからです。

それまでは、会社を辞めるなんて怖すぎてあり得ないと思っていたのですが、そうしたコミュニティーに所属してからは会社を辞めても大丈夫と思えるようになりました。

また、独立後は起業家、フリーランスの方々との繋がりが増えていったので、一層怖さや不安がなくなりました。

本当にやりたいことがあるなら環境を最適化しよう

結局は、環境が大事なのです。周りに同じような人がいれば、その怖さも和らぎます。

なので、「やりたいことはあるんだけど、周りに実践者がいないから挑戦をためらっている」という人は金谷に行ってみてください。

彼らの境遇を知れば、勇気が出ます。しかも、歓迎ムードで受け入れてくれます。20~30代と若く、気さくな方が集まっているので溶け込みやすいです。

ぜひ内房線で浜金谷駅へ。

ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan)

次回予告
「まるもで飲んだ後に、ハイボールを飲むと大変なことになる」

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