好きな仕事、やりたいことで生きていくには稼ぐ必要なんてない

色々と世間を騒がせているオタキング岡田さんの著書『いや、上京するの面倒くさいし地元の方が楽だよね: ジモらくのススメ』を読みました。

このブログのテーマでもある「好きなこと、やりたいことを仕事にする」に関して面白いことが書いてあったので、紹介します。「自分のやりたいことでお金を稼ぎたい」と思っている方は参考になりますので、読んでみてください。

やりたいことで生きていくにはコストを下げよう

まず、「好きなこと、やりたいことで稼ぐ」を考える前に重要なのは支出を抑えることなんだそうです。

「どうやったら自分の好きなことをして食っていけるのか？」、「自分の好きなことでビジネスするのか？」のコツは、いかに自分の生活コストを下げられるかです。
今、自分の生活コストが７万円とか、家族コストが１０万円だとしたら、そこから１万円でも下げることが、好きなことを仕事にするための一番良い方法になるんです。　
ネットの情報とか、成功した人のインタビューを読むと、「どうやったら、好きなことを仕事にして月に３０万、４０万、５０万を稼げるんだろう？」というような話が出てきますから、僕らも釣られて、マネタイズとは収入を増やす方法と夢を追いがちになりますが、違うんです。

月に２万円、３万円で暮らすことができるのならば、マネタイズのコツなんてものを考えなくても済むんです。

やりたいことをして生きていくために、支出を減らすという考え方。これは、日本一有名なニートであるphaさんや年収100万円で豊かな生活を送っている山崎さんも実践しています。

生きていくために必要なのは「収入 – 支出」をプラスにすることですから、支出を減らすというアプローチは確かに有効です。そのために、岡田さんはシェアや共同生活が必要とも述べています。

ですので、稼ぐことを考える前に、支出で見直せる点を考えてみてください。

稼ぐために必要なのは色々試してみることだ

では、収入の方をどうやって増やせばいいか、岡田さんは実験を繰り返すことが必要と語っています。

世の中で起業して成功した人の中で、９割以上の人達は、一番最初にはじめた事業と違うことで成功しています。ここから分かる起業する上での最大のポイントは「偶然を待つ」です。
出来るだけいろいろなことを次から次へはじめて、たまたま上手く行ったらそれを伸ばすということをするんです。“絶対に行けそうなプロジェクト”を考えて、そこに投資して背水の陣で臨んだりした場合、一度の失敗でダメになります。
ビジネスというものは、失敗してもダメージの少ない小さなチャレンジを、出来るだけ毎週のよう次々と試したとしたら、１年間は５２週ありますから、５２回も新しいことができて、どれかひとつかふたつくらいは必ず当たります。
そして、当たった所だけを伸ばして、当たってる最中は当たった理由を深く考えません。ビジネスが当たるのは単に運がいいからなだけで、何も考えずそこに力を注ぎ込む。　
売れ行きが下がりはじめた、ダメになってきたりしたら、原因を考えてすぐに思いつく手は打ちます。でもこの時、根本的な原因を探ったりするよりも、「もうその水脈は枯れつつある」と考えたほうが良いです。
売上が下がってきた部門は無理して続けずに、さっさとやめてまた新しいことをはじめればいいんです。チャレンジを重ねていけば、面白いことに、どこかで大きな山が必ずまた来るので、それを待ったほうが現実的なんです。

ブログもこれと似ています。僕は、毎日レベルでチャレンジを繰り返して、ダメだったらすぐにやめて、好感触のものは継続するということを実践しています。それが今のブログ飯にもつながっています。

さらに、ブログで生活していくには、記事からお金を生む必要があります。で、そのお金が生まれている記事ってどのようにして生まれているかというと、運なんです。

1年くらい前に書いた記事に偶然アクセスが集まり始めて（もちろん狙ったやつもある）、その記事に関連するアフィリエイトを入れてみたら、コンバージョンが生まれている、というように。

だから、やりたいことを仕事にして生きていくには、運を大切にしていろんなことをやってみるしかないんです。