昔のマニアックなテレビ番組をアーカイブ化していく必要性

ネットショッピング感覚で過去のテレビ番組などを好きなときに購入できたらいいですよね。

過去のコンテンツを購入して楽しみたい

参照：flickr

影響を受けたWebコンテンツにお金を払う文化があるべきでは、Webコンテンツに関する意見を書きました。しかし、僕が対価を払いたいと思っているコンテンツはWeb上のものだけではありません。昔見ていたテレビ番組にも対価を払いたいと思っています。

僕が言う「テレビ番組」とは、既にDVDになっている人気テレビ番組ではありません。決してDVDにはできないようなマニアックな番組です。14年前に終了したリングの魂がそれにあたります。

リングの魂とは、テレビ朝日の深夜に放送されていたスポーツバラエティです。番組では、今や売れっ子となった雨上がり決死隊、よゐこ、エガちゃんがプロレスをしたり、有吉さんやジャリズムの渡邊さんなど多数の芸人が出演して柔道王を決めたりとめちゃくちゃ面白かったのです。

おそらくリングの魂はマニアックすぎて、DVDにしたとしてもペイできないので、DVD化されない番組だと思います。僕が好きだった「芸人柔道王」や「江頭軍VS勝俣軍」は特にマニアックなので無理でしょう笑

しかし、それらの番組をネット上で公開して課金するやり方を使えば、コストに関する問題も解決するはずです。一度公開してしまえば、運用コストはほぼかからないでしょうからね。

こういった仕組みはフジテレビオンデマンドのように各局で導入されているのですが、まだまだ公開されている番組は一部で、人気を博したものだけです。今後はマニアックなものもぜひアーカイブとして残してほしいのです。

これはテレビ番組だけに限りません。音楽でもコンテンツをアーカイブとして残してほしいと思っています。僕が残してほしいと思っているのは、「めちゃイケ」から生まれたオカピーの「永遠より続くように」ですね。こちらはAKBによってカバーされ、永遠プレッシャーのカップリング曲としてリリースされていますが、やはりオカピーのオリジナルを聴きたいので、ぜひともアーカイブ化してほしいところです。

音楽コンテンツをアーカイブとして残してくれる仕組みは、iTunesで導入されていますが、公開されているコンテンツは有名なアーティストの作品が中心でマニアックなものは公開されていません。ですので、今後はマニアックなコンテンツもアーカイブとして公開される仕組みが整ってほしいと思うのです。

ちなみに、オカピーの曲がアーカイブとしてネット上で公開されたら、僕は間違いなく購入します。

ネット上のアーカイブでユーザーと作成者に大きなメリットが

これまで述べてきたように、コンテンツをアーカイブとしてネット上に残し、好きな時にコンテンツを購入できる仕組みは、ユーザー、作り手双方にメリットがあります。

ユーザーは自分がほしいコンテンツをネットショッピング感覚ですぐに購入できるようになりますし、テレビ番組を昔撮りためたVHSから引っ張りだす必要もなくなります。しかも、VHSを視聴できるハードも絶滅しつつあるので、過去の番組を見るのってもはや不可能なんですよね。テレビっこの僕としては、ネットでコンテンツが購入できるようになるのは大きなメリットなのです。

コンテンツ作る側のメリットも大きいです。これまで眠っていたコンテンツが公開される事により、収入を得る事ができますからね。

こうしたメリットがあるのですから、ぜひとも幅広いジャンルのコンテンツをネット上に残していく仕組みができてほしいです。