みなさんは「社畜」、「ブラック企業」が話題になっている日本の労働観にに対してどう思っていますか?私は違和感を感じています。
そして、この違和感を感じているのが私だけではないと気づいたのです。それは「ゆとり」と呼ばれる同世代の方々と話をしたのがきっかけでした。
彼らと話をして感じたことをこれから書いていきます。仕事がきついと思っている方は読んでみて下さい。
「仕事がきついのになんで働くのか?」への共感
最近、同世代と仕事について話す機会が多いです。その際、共感できるネタがあります。それは「仕事がきついと思ってるのに、日本人て働きすぎだよね」というネタです。
本グログでゆとりならではの考え方を発信していて、日本の労働観はおかしいなと伝えてきました。そんな考えに共感してくれる方々がいて、嬉しさを覚えました。と同時に、こういう人は他にもいるのではないかと思ったのです。
以下の記事に出会った事もその考えに至るきっかけとなりました。
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「仕事がきつい」と思うのも当たり前な時間配分
これまで、働きすぎていることに疑問を持って「仕事がきつい」と言えば、「甘えるな!」と石を投げられてきました。しかし、それは違います。これまでの日本人の労働観が異常だったのです。
考えてみてください。
1日8時間労働ですと、1週間で40hもの時間を仕事に消費している事になります。月にすると、8 x 22 = 176hです。
8時間労働なんて恵まれている方で、残業が当たり前になっている業界では、それに最低44(2h x 22日)hほど残業代が上乗せされます。つまり176 + 44 = 220hもの時間を仕事に費やしているのです。
1日の半分を仕事の時間に費やしているのだから、きついと思うのは当然
さらに通勤時間も加味するととんでもない事になります。電車通勤者のボリュームゾーンは30~60分なので中間値45分を採用して計算すると、通勤時間は45 x 2 = 90分になります。つまり月に、220h + 1.5h x 22 = 253(h)も仕事関連の時間に費やしている事に。
1日に直すと、10h + 1.5h= 11.5hも仕事関係に時間を消費しています。仕事がきついと思うのも無理ないです。
私たちは人生の貴重な時間の多くを仕事に費やしてしまっているのです。
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仕事がきついのは労働時間の長さのせい
データブック国際労働比較2013 (全文) – 労働政策研究・研修機構の6章「一人当たり平均年間総実労働時間」によると、日本は16カ国中12位で5番目に労働時間が長いことがわかります。(データは2011年のもの)
代表的な国を取り上げると、「オランダ1,379h」「ドイツ1,413h」「ノルウェー1,426h」「カナダ1,702h」「日本1,728h」「アメリカ1,787h」「韓国2,090h」と言った感じです。
オランダと比較すると349hも違うのです。
労働時間が一番短いオランダに注目してオランダの幸せな労働観がわかる動画を見ると、オランダの働き方がうらやましく思えてきます。
オランダでは、パートタイムで働く事が浸透しており、週休3日や週休4日という勤務スタイルが可能だと言うのです。
引用元:ブラック企業にいて会社辞めたいと思ったら見てほしい動画 【海外の幸せな働き方】
海外から見ても、日本の労働時間は長いんです。仕事がきついと感じるのは当たり前なんです。
労働観に違和感を感じているのは「ゆとり」だけか?
これまで「ゆとり」ならではの観点で日本のおかしな労働観を批判してきましたが、これは「ゆとり世代」以外の方でも賛同できると思います。
ですので、これまで書いてきたことに賛同できる方は、「おかしい!」という感情を素直に表現してほしいと思います。そして、「仕事がきつい」と思っているなら、そう感じなくても済む環境を選んだ方がいきましょう。
「仕事がきつい」と感じないような環境を選ぶ
そのためにも日本にある色んな仕事を知りましょう。転職求人サイトを見れば、きついと苦しまずにできる仕事があると気づけます。
さらに、色んな仕事を知り尽くしたプロに相談することができます。それによって、残業の少ない会社など自分の求める環境の存在を教えてもらえます。サービスは無料で利用できますし、利用したからといって転職する必要はありません。
まずは、自分が求める環境が存在することを知って安心感を得るために活用してみて下さい。仕事がきついと思っている方なら、楽になれるはずですので。