「実質無制限でネットを使える」と言われているWiMAXですが、本当に使い放題なのか不安な方も多いでしょう。
などなど。
完全に無制限なわけではなく、使い方によっては制限をかけられてしまうこともあるんですね。
特に高画質動画を長時間見たい方は、快適に使うために少し工夫が必要になります。
というわけで、この記事では、WiMAXの通信制限事情について次のようなことを解説していきます。
・どんな使い方をしたら制限がかけられてしまうのか(YouTubeを何時間?)
・データをたくさん使いたい人は、本当にWiMAXがおすすめなのか?
日常的にBroadWiMAXを使って動画視聴やPC作業をしている僕の知見で話します。
ぜひ参考にしてください。
結論、仕事で動画をダウンロード・アップするなど過激な使い方をしない人であれば、WiMAXで十分です。
実際、ぼくはWiMAXで困ったことはありません。
しかも最近はWiMAXでお得なキャンペーンも開催しており、人気となっています。
公式サイトでチェックできるので、今のうちに見ておきましょう!
4年使ったWiMAXの感想は動画でも解説してるので、チェックしてください。
WiMAXを無制限で使うための2つの条件
WiMAXは次の条件を守って使っているときだけ、通信制限を気にせず使い放題ができます。
順番に説明した後「じゃあWiMAXはどんな人なら無制限に使えるのか?」ということを解説していきますね。
条件①:直近3日間で10GBを超えないように使う(月間100GBまで)
WiMAXは、普通のWi-Fiやスマホの通信量のような”月間の容量”は決められていません。
しかし直近3日間の使用量が10GBを超えると、制限をかけられてしまいます。
例えば
・5/1に3GB
・5/2に4GB
・5/3に5GB
の場合は合計が12GBなので、翌日(5/4)の夜だけ制限をかけられてしまいます。
平均すると1日当たり3.33GB、月間で約100GB以内であれば使い放題です。
条件②:ハイスピードエリアプラスモードで7GBを超えないように使う
WiMAXではハイスピードプラスエリアモードというオプションを使うことができます。
このモードは普段の通信量とは全く別にカウントされていて、月間7GBまでしか使えません。
例えば次のような場合。
・5/2に0GB+ハイスピードプラスエリア5GB
・5/3に2GB+ハイスピードプラスエリア2GB
3日で10GB以内の制限は守っていても、ハイスピードプラスエリアモードが7GBに達してしまっているので、アウト。
月末まで制限をかけられてしまいます。
普段からつけっぱなしにする人はあまりいないと思いますが、制限が厳しいことは覚えておいてください。
ちなみに、ホームルーターも制限の条件は同じ
WiMAXはモバイルルーターの他にホームルーターもあります。
家に置くだけということで、
光回線のように完全無制限なのかと思いがちですが、条件は今挙げた2点と全く同じです。
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WiMAXはどんな使い方をしたら制限掛けられるの?3日10GBの目安
「WiMAXは直近3日ごとの容量を10GB以内に抑えれば無制限」と説明しました。
しかし3日で10GBと言われても、何をどんなふうに使ったら到達するのかが分かりにくいですよね。
そこで、具体的に「こんなことをしたら制限がかかるよ」というのを解説していきます。
YouTubeなどの動画視聴の場合
やっぱりWi-Fiを使う目的としては動画視聴が一番多いはずです。
YouTubeをどれくらい見たら3日で10GBに達するのかをまとめました。
画質 | 1GBに達する時間 | 10GBに達する時間 |
480p(標準画質) | 1.5時間 | 15時間 |
720p(HD画質) | 1時間 | 10時間 |
1080p(フルHD画質) | 0.7時間 | 7時間 |
要するに、
フルHD→1日2~3時間までならOK
というかんじですね。
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フルHDだと制限にかかりやすい
ただ、ちょっと心配なのがフルHDで見る場合。
この場合はWiMAXをもってしても、制限に達してしまうことがあります。
僕が普段使っている感覚からしても、フルHDの動画を日常的に見ている人は制限にかかりやすいんじゃないかなと思います。
とはいえ、それでもWiMAXは制限に関してはかなり柔軟な対応が利きます。
WiMAXが一番快適に使える
普通の(月間制限の)Wi-Fiだと容量は30GBくらいが一般的なので、早い人だと2週間もせずに制限がかかってしまいます。
すると、その月はもう復活しません。
ですがWiMAXであれば、制限後も数時間すれば復活するんですよね。
さらに言うと、WiMAXは制限中でも動画を見る方法があります(詳しくは後ほど)。
SNSでの利用
次はSNSでwimaxで制限にかかる場合の目安。
SNSは、動画や画像の投稿をダラダラと見ていると意外とギガが消費されていることがあります。
1GBに達する閲覧時間 | 10GBに達する視聴時間 | |
3~4時間 | 30~40時間 | |
インスタ | 1~2時間 | 10~20時間 |
インスタの消費量が結構重いですが、WiMAXを使っている分には問題ないんじゃないかなと思います。
リモートワーク・テレワーク
次は最近流行りのリモートワーク・テレワークに関して。
これは人によって違うと思いますが、参考に僕の使用状況を例に挙げてみます。
1GBに達するまでの時間 | 10GBに達する視聴時間 | |
PC作業(Webサイト閲覧・ツール稼働) | 5~6時間 | 50~60時間 |
オンライン会議(ZOOM) | 3時間前後 | 30時間前後 |
だいたい1日1GBくらいは使うと思ってOKです。
WiMAXであれば全然問題なさそうですね。
仕事以外でもギガを使うことを考えると、月間制限のWi-Fiでは制限にかかりやすいんじゃないかなと思います。
オンラインゲーム
次にオンラインゲーム。
ゲームはものによって消費量が変わりますが、ここでは一般的なオンラインゲームの例を挙げておきます。
1GBに達するまでの時間 | 10GBに達する視聴時間 | |
オンラインゲーム(普通のFPSなど) | 10~20時間 | 100~200時間 |
通常のFPSゲームなどであれば、WiMAXで全く問題はありません。
ちなみに、ゲームのアップデートなどで容量が必要になることもあります。
この場合は一発で1GB以上消費してしまうこともあるので、月間制限のWi-Fiでだと対応できないこともあります。
WiMAXが実質無制限と言われている理由は、制限されても使えるから
WiMAXは実際には制限をかけられてしまいます。
それなのに、なぜ”実質無制限”と言われているのか。その理由は、制限のルールにあります。
実はWiMAXは普通のWi-Fiと違って、次のようなルールがあるんです。
順番に説明していきます。
①WiMAXは通信制限中にも1Mbpsの速度を維持できる
普通のWi-Fiやスマホの通信制限は、128Kbpsというかなり遅い(ほぼ何もできない)速度に制限されます。
これはウェブサイトを開いたり、SNSの読み込みができないレベル。
しかし、WiMAXの通信制限は1Mbpsという結構速い速度を保てるんですね。
※wimaxでYouTubeを見た時の速度目安は以下の通り
WiMAX制限中でも動画は観れる
WiMAXでは、ウェブサイトやSNS閲覧のような簡単なことはもちろん、標準画質くらいの動画なら制限中も見られます。
・普通のWi-Fiやスマホの制限:128Kbps(0.128Mbps)
場合によっては、通信制限にかかっていないも同然の通信ができます。
これが実質無制限と言われている一番の理由です。
1Mbpsでできること・できないこと
ではWiMAXの制限速度「1Mbps」でできること・できないことを確認しましょう。
必要な速度 | 1Mbpsでできるか | |
動画 | 0.7~1Mbps | ○ |
動画 | 2.5 Mbps | △ |
動画 | 5 Mbps | × |
SNS | 1Mbps | ○ |
ウェブサイト閲覧 | 1Mbps | ○ |
ゲーム | 一般的なスマホゲーム:1Mbps | 普通のゲーム:○ FPS:× |
基本的には何でもできますが、フルHD動画・FPSだけはNGというかんじです。
僕の経験上、標準画質程度であれば制限されていないときと同じくらい快適に見られます。
なので普段は高画質で見て、制限が来たら標準画質に切り替えるというふうに対応しています。
②WiMAXの通信制限は翌日の夜だけ
普通のWi-Fiは通信制限がかかると、月末まではもう使えないという状態が続きますよね。
でもWiMAXの場合、制限されるのは翌日の夜だけです。
具体的には18時~26時の間だけ。
1日がまんすれば快適になる
例えば5/1に10GB制限に達したら、5/2の18時~26時の間は速度が1Mbpsに抑えられてしまうというイメージです。
なので、制限中でも時間帯によっては普通に高速通信が使えたりもするんです。
これが「WiMAXは実質無制限だ」と言われている2つ目の理由です。
なんでWiMAXは完全無制限にしないのか?
WiMAXの通信制限はかなりゆるいということを説明してきました。
「ここまでしてくれるのに、どうして完全無制限にはしないんだ?」と思う方も多いでしょう。
その理由は、異常なデータ量を使うユーザーが出てくるのを防ぐためです。
1人のユーザーのせいで全体に影響が出る
もし完全に無制限にしてしまうと、1日に500GB、1000GBと使うユーザーが出てきてしまうんですね。
すると、その他のユーザーが通信をできなくなってしまいます。
つまり完全無制限にした結果、逆に満足して使えなくなってしまうんです。
(実際に完全無制限のWi-Fiがパンクした例をこの後紹介します。)
結論:月に100GB以上を使いたい人は、WiMAXはやめておいたほうがいい?
WiMAXは月に100GBまでであれば完全無制限。
それ以降は実質無制限だと説明してきました。
一応世の中には”完全無制限”を歌っているモバイルWi-Fiもあります。
完全無制限のWiFIはリスクが高い
例えば有名なのだと、「どんなときもWiFi」など。
しかし、そういったWi-Fiはかなりリスクが大きいんですよね。
僕も完全無制限が売りの「どんなときもWiFi」「よくばりWiFi」を使ったことがありますが、
実際には制限を掛けられてしまったことが何度かありました。
・異常なデータを使う人が現れ、2週間くらいWi-Fiが使えなくなる
など。
完全無制限wifiは評判最悪
公式の説明と違う部分で速度を制限されることが多く、他の方の評判もかなり悪いです。
最近オンラインになってない理由は…
どんなときもWi-Fi制限かけられました笑どんなときもWi-Fiマジくそ!!!
また、ネットない生活が始まって泣きそう🥺— xXNICOXx118 (@xXNICOXx118) 2020年5月4日
クラウドWiFiがダメすぎて結局WiMAX契約しちゃたよ— ちゃぬす (@Cyanus02) 2020年4月22日
※どんなときもWiFi以外だけではなく、無制限Wi-Fi全般が同じような感じです。
現状、WiMAXがベスト
要するに、モバイルWi-Fiを完全無制限にするのはかなりリスクが高く、今の技術だと現実的ではないということです。
僕も一瞬「WiMAXよりどんなときもWiFiの方が圧倒的に優れているのではないか?」と思いましたが、
実際はあまりにも不便で解約してしまいました。
結局はWiMAXを月100GBまでは無制限で使って、
それ以降は動画の画質を標準に下げるなどをして使うのが一番快適だと思います。
結論:WiMAXが最強
結論、以下のように選ぶのがベストだと思いますよ。
というわけで、以下のサービスがおすすめです!
WiMAXのギガ放題(無制限プラン)を契約するならどこがおすすめ?
では最後に、WiMAXのプロバイダはどこがおすすめかを簡単に解説します。
前提として、WiMAXはどこのプロバイダを選んでも速度や通信容量は変わりません。
そのため、料金面・キャンペーンで選ぶ必要があります。
主要なプロバイダの料金(ギガ放題プラン)やキャンペーンを一覧表にしてみました。
実質月額料金 | 3年間の合計料金 | キャンペーン | |
BroadWiMAX | 3,572円 | 128,626円 | 料金割り引き |
GMOとくとくBB | 3,504円 | 152,160円 | 最大26,000円キャッシュバック |
BIGLOBEWiMAX | 4,330円 | 66,960円 | 15,000円キャッシュバック |
カシモWiMAX | 3,685円 | 132,668円 | 料金割り引き |
※BIGLOBE WiMAXだけは契約期間が1年なので、1年分の料金で計算しています
GMOのキャッシュバックに注意!
WiMAXの中で一番安いのがGMOとくとくBB。
ただ、GMOとくとくBBはキャッシュバックの受け取りが難しく、受け取り忘れてしまう人が続出しています。
キャッシュバックを受け取れないとかなり割高になるので、リスクが高いというデメリットがあります。
そのため、特別な手続きが不要で純粋に安いBroadWiMAXが一番おすすめです。
キャンペーンもお得なので、ぜひ公式サイトでチェックしましょう!