こんにちは。いま借金150万円くらいを返済中の23歳です。
今日は僕の借金体験について、時系列にそってお話しします。
いま借金を抱えていて減らしたい方、借金をするとどれくらい危険かを知りたい方は参考にしてください。
・結果、借金がどんどん増えてしまう
・気軽な気持ちで借金するのはおすすめしない
結論、増えてしまった借金はコツコツ返すしかありません。
それか債務整理して、減額もしくはゼロにするという選択肢があります。
債務整理なら自己破産と違って、低リスクで借金を減らせて、人生が好転する人が多数生まれています。
今なら無料相談できるので、以下のサイトを見ておきましょう!
はじめに:醜形恐怖症について
では、私の借金体験談をしていきます。
私は高校を卒業してすぐ、「醜形恐怖症(しゅうけいきょうふしょう)」という心の病気にかかりました。
自分の鼻の形が嫌いだとか、肌が綺麗じゃないとか。
そういうのは誰にでもあると思いますが、それの強いバージョンです。
自分の理想に近づくために整形依存になってしまう、などの症状が出ます。
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(盲目的に)美容にこだわるようになった
僕の場合は、「ひきこもり&異常なまでに美容にお金を費やすようになった」といった症状が主でした。
美容にお金を費やすようになったのは、「肌が綺麗になれば、自信がついて外に出られるようにはずだ」と思ったためです。
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借金1社目:楽天カードのリボ払い
ちなみに、当時ぼくがしていた借金はこちら。
- 限度額:20万
- 借入目的:整形
- 使用用途:整形+浪費
- 精神状態:症状が強く不安定
- 金銭感覚:返せる自信あり
整形費用だけに使うつもりだった
入学してしばらく。
「このままでは単位を落としてしまう。なんとかして学校に行けるようにならないと」と思い整形をしました。
整形は成功。
自信がつき、少しずつ学校に行けるようになりました。カードを使ってでも整形してよかったと思いました。
ただ、あとリボを覚えてからはちょっとした買い物にもカードを使うようになりました。
後悔ポイント①あとリボ
月々の給料の範囲内でカード利用をやりくりしていたはずが、ある時少しだけ足りなくなり、リボ払いに変更。
一括だけで支払っていた時とは比べ物にならないスピードで借金が増えていきました。
この状態は危険で、借金は減らせるので、一刻も早く以下のサイトを見ておきましょう。
【補足】クレジットカードでの借入方法
なお、クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠、2種類の枠が存在します。
ショッピング枠の利用方法
クレジットカードの一般的な使い方をすると、ショッピング枠に貯まっていきます。
クレジットカードを利用すると翌月に請求が来ますよね。
あれがショッピング枠の利用分です。
ショッピングリボには要注意
ショッピング枠利用は基本的に一括で支払うのが基本ですが、
便利に見えるリボ払いですが、
ショッピング残高が増えても毎月の支払金額が変わらないため浪費しても気付きにくいことに注意しましょう。
借金地獄への最初の落とし穴となるケースが多いです(僕もはじまりはリボでした)。
キャッシング枠の利用方法
クレジットカードのキャッシング枠とは、ショッピング枠とは別にお金を借り入れることができるものです。
カード会社・カードによって借入方法はさまざまですが、例として以下のような方法があります。
- ネット申し込みで口座にお金を振り込んでもらう
- ATMにカードを入れて現金を引き出す
- ショッピング利用しようとして足りなかった時に自動でキャッシング枠から振替
安定収入がないとキャッシング枠を利用できない
キャッシング枠は消費者金融にお金を借りたり、銀行でローンを組んだりするのと同じだと考えてみると分かりやすいと思います。
借金2社目:オリコカード
そして、美容に必要なお金が増えて、以下のように追加で借金をしてしまいました。
- 限度額:20万(合計40万)
- 借入目的:美容皮膚科に通い続けたい
- 使用用途:美容皮膚科・薬代(月3~4万)
- 精神状態:肌に投資したかった
- 金銭感覚:借金の感覚はあるが楽観的
借金してでも美容にお金を使うべきだと思った
ただ、整形したことで、醜形恐怖症の症状が落ちついてきました。
借金しながら皮膚科に通っているという自覚はありました。
借金もしかたないと思っていました。
後悔ポイント②自動リボ
「あとリボ」に味をしめた僕は、一括払いで会計した支払がすべて自動でリボになる「自動リボ」設定でオリコカードを申し込みました。
「あとリボ」は自分で操作する必要があったので「ああ、今月使いすぎてるなあ」と思う余地がありましたが、
自動リボにしてからは残高を見ることすらしなくなりました。
借金3社目:アコム
そして、以下のようにさらに借金を増やしてしまいました。
- 限度額:20万(合計60万)
- 借入目的:美容皮膚科
- 使用用途:美容皮膚科+エステ,服,化粧品
- 精神状態:もっともっと、と欲が出てきた
- 金銭感覚:初めは少しずつ使っていたがだんだん我慢がきかなくなっていった
ここでやめなきゃ。と思ったが我慢できなかった
3社目では、クレジットカードの時と違い、借入金を現金で受け取りました。
お金を手にのせた時「ああ、落ちるとこまで落ちたんだな」という実感がわきました。
マスクに帽子、サングラスをして、犯罪者みたいな格好で行ったのを覚えています。
自分の人生が狂い始めているのが分かりましたが、分かっていても自分で自分を抑えることができませんでした。
※この状態は危険なので、同じように借金が増えている方は、すぐに以下のサイトを見ましょう
後悔ポイント③金利を調べずに借入先を選んだ
金利が安い消費者金融を調べもせず、家の近くに契約機があるからという理由でアコムで借りることにしました。
「たかが数%だし変わらないでしょ?どうでもいいよ」と思っていました。
借金4社目:プロミス
そして、以下のような額で借金をしました。
- 限度額:30万(合計90万)
- 借入目的:とにかくお金が欲しかった
- 使用用途:美容皮膚科,エステ,洋服,その他
- 精神状態:非常に不安定になった時期。なにもかも嫌になって、大学を中退した
- 金銭感覚:精神面の不安定さからか、お金を使うことでストレス発散していた
開き直り。借金しているという感覚がなくなった
醜形恐怖症の症状がかなりひどくなって、大学を中退。
そのストレスを発散するためなのか、どんどんと高額な洋服を買いました。
この頃はもう当初の目的である美容のためというより、お金に操られていたような感じです。
アコムでの借金時は開き直っていた
アコムの借入時にはかろうじてあったためらいや良心の呵責もこの時にはありません。
「お金がなくなったんだから、借りるのが当たり前だろう」と、もう開き直っていましたね。
後悔ポイント④利息しか払わなかった
消費者金融2社とも、決められた返済額の半分(利息分だけ)しか返済していませんでした。
これは利息分だけ払えばとりあえず支払が来月に伸びるためです。
プロミスが限度額いっぱいになる頃には、毎月返済が足りなくて自転車操業になっていました。
後悔ポイント⑤借金に対する考え方が変わっていた
借金というのは自分のお金を減らす行為です。
しかし、この頃の僕は「借入額=自分の貯金」みたいな感覚で、
お金を減らしているどころかお金が増えていると思っていました。
借金5社目:アイフル【限度額いっぱい】
そして、アイフルでも50万円の追加の借金をしました。
- 限度額:50万(合計140万)
- 借入の目的:消費者金融2社(アコムとプロミス)のおまとめ用
- 使用用途:その他(結局おまとめには使わなかった)
- 精神状態:非常に不安定。記憶がない
- 金銭感覚:おまとめ目的で借りたが、他のものに使ってしまった。記憶がない。
返済が自転車操業になっていた
毎月4社に振込をするのはきつかったので、おまとめローンを使って利息を減らしたり、
返済日をまとめたりすることで精神的負担を減らそうと思いました。
借金しすぎて精神が病んでいた
しかし、おまとめ用で借りたお金をおまとめ以外のことに使ってしまったようです。
「ようです」というのは、この頃の記憶がほとんどないためこういう表現にしました。
おそらく精神状態がかなり不安定だったんだと思います。
後悔ポイント⑥おまとめ用のお金を別のことに使ってしまった
「おまとめして人生やり直そう、これからちゃんと返済しよう」と思っていたはずですが、
たぶん無意識的に、他のことに使ってしまったようです。
結局、50万の借金が一気に増えることになりました。
当時の僕は「おまとめのお金を使ってしまったらまずい」と考えなかったのでしょうか。
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最後は任意整理
5社目を限度額いっぱいまで使った後、これはさすがにやばいと思い任意整理をしました。
5年計画で、現在も少しずつ返済中です。
任意整理すると金利が0になり、支払日もひとつにまとまります。
任意整理すると金融ブラックになる
また任意整理すると金融ブラックになるので、あらたに借入しようと思ってもできません。
いつまた自分が暴走するかわからないので……
金融ブラックは本来避けるべきものですが、今の僕にはそれがとてもありがたいです。
僕と同じ失敗をしないために
以上が僕の借金の体験談です。
借金なんてしないほうがいいに決まっていますが、どうしてもしなきゃいけない時もあると思います。
僕と同じ失敗をしないために、
これから紹介することだけでも覚えておいてほしいです。
「消費者金融なら簡単に借りられる」は危険
銀行のローン審査に落ちるような信用力のない人でも消費者金融なら簡単に貸してくれます。
実際ぼくはバイト学生、しかも勤続0ヶ月だったのに20万円の審査に通りました。
でも、消費者金融で貸してもらえた=自分は返済できる、だと思わないでください。
借入額が生活費を超えた時点で沼にハマっている、危ない、と気付かなきゃいけません。
借金=自分のお金が増える、ではない
借金というのは、「使えば使うほど自分のお金が減っていく」ものです。
一度そういう考えになると、どんどんお金を借りるようになります。
返済するのが馬鹿らしくなります。
もしあなたがそういう考えで借りようと思っているなら、借りないほうが賢明です。
100%返せなくなりますよ。
リボは一度使うとハマる
リボは怖い、とはよく聞いていましたが「自分がハマるわけないでしょ」と思っていました。
結果、見事にハマってしまいましたが。
一度でも利用してしまうような人がハマらないほうがおかしいんです。
クレジットは一括払いのみで利用するか、いっそデビットだけ使うのが良いと思います。
おまとめするなら、支払代行&追加借入不可のところを選んで
多重債務者の精神状態だと、僕のようにおまとめ用のお金を他のことに使ってしまう可能性があります。
僕も、無意識のうちに他のことに使ってしまいました。
それを防ぐためには、「おまとめできる額を貸すから、各社に自分で返済してくださいね」ではなく、
追加で借入できないシステムのところだとなお良いです。そして、支払ってもらったところのカードはすぐに切ること。
さいごに:借金してしまう原因・理由を探してみよう
僕の場合は「醜形恐怖症による美への執着」が借金の原因・理由です。
しかし、病気の存在にきづくのが遅れたために借金を増やしてしまいました。
ギャンブルなどの浪費ぐせに注意
借金したい・している人は、自分で何かしら心当たりがあるはずです。
ギャンブルに使ってしまう、夜の遊びに使ってしまう、浪費グセがある、とか。
そうやって原因・理由を突き止めていって、「依存」という言葉が頭をよぎったり、
借金で悩む人が少しでも減りますように。
さいごに:借金体質の人は今すぐに債務整理するべき
最後の最後に僕を救ってくれたのは債務整理でした。
僕は任意整理を選択したので、利息が0になっただけで元本は減っていません。
それでも、任意整理してよかったと心から思っています。
任意整理して相談で心が楽になった
任意整理して一番良かったのは、借金について他人に相談できたことです。
それまで自分ひとりで背負っていた大きな荷物を、ふわっと取り除いてもらったような感覚でした。
ヤバいと思ったら誰かに頼りましょう。人に相談してみるだけでも、心がずっと楽になりますよ。