毎度どうも。タクスズキ(@TwinTKchan)です。
3月16日、「儲かるクリエイティブ系零細企業の作り方と経営・営業方法と社長の心得」というセミナーに参加してきました。
お話してくれたのは、ネットニュース編集者の中川淳一郎さん。
セミナーの中ではフリーランス、零細企業(とは言ってもかなり稼がれてる企業)の代表として仕事をたくさん受ける方法、売れっ子になって稼ぐ方法を聞くことができました。
そこで特に参考になったことを紹介してみます。今後、フリーランスになろうと思っている方、もっと稼ぎたいフリーランスの方は参考にしてみてください。
※中川さんは、毎年高収益を上げる株式会社ケロジャパンの代表取締役です。(稼ぎを聞いて衝撃を受けました)
1. コアコンピタンスをバカにしない
まず語られたのが、顧客に提供できる価値を明確にすること。
これコアコンピタンスと呼ばれて、一時期「意識高い系」のワードとして「(笑)」な感じだったんですが、これを明確にすることで仕事ももらいやすくなるんだそうです。
これは仕事発注側の立場で考えると当たり前なのですが、依頼先が何をできるか、どんな人間かわからないと仕事を頼めませんよね。
なので、仕事を信頼して発注してもらえるように、コアコンピタンスはしっかり決めたほうがいいんだとか。
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2. 上司がハンコ押すために必要なことを知っておく
コアコンピタンスの話だと、中川さんは、「ネットニュース編集者」ということで「とりあえずネットに詳しい人」として認識されるようにしたそうです。
それによって、今ではGoogle検索で「ネットニュース編集者」として1番上にくるようになりました。
あと、小コアコンピタンスも必要で、PRプランナー、大企業のサラリーマン経験ありを掲げているんだとか。
会社という組織への理解は大切
意外と「サラリーマン経験あり」が強く、お金をくれるサラリーマンの気持ちがわかると相手から喜ばれるそうです。
理由は、上司からハンコをもらうプロセスやその大変さを知ってくれているから。(これがわかっていれば、、ハンコ押させるための下準備を手伝うことができる)
取引先から仕事を受けるには、こうした「人」「組織」への理解も必要なのです。
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3. 出会いを大切にする
出会いの重要性も語られました。1つの仕事がまた別の仕事を生むのだそうです。
中川さんには、大きな仕事が立て続けに決まったことがあるそうですが、そのきっかけはたった1回の講演だったのです。そこから芋づる式に人の繋がりができていき、仕事を頼まれるようになったそうです。
こうしたことから、中川さんは以下のようなことが大事と語っていました。
とりあえず会う。何がどう転ぶかわからないから。
結局、仕事は人間がくれるもの。能力よりも誰と出会うかが圧倒的に重要。
4. 実力者からかわいがられろ
フリーランスの世界は、「組織」というよりは「人」から仕事が降って来ます。なので、いつも仕事をくれる人から可愛がってもらえていれば、その人が転職したとしても、仕事はもらえるそうです。
なので、中川さんは「実力者からかわいがってもらうことが重要」と語っていました。
そして、そこでまず必要なのが「根性を見せること」。
ノーギャラ取材で信頼してもらう
具体的に、中川さんはノーギャラでも危険な地域への取材をして「根性」をアピールしたそうです。
そして、こうした努力を重ねていろんな人に気に入ってもらい、着実に編集者、ライター、PRとしての仕事を増やしていったのです。
そのおかげで、独立してから12年間で営業したのは3度だけだそうです。
5. 仕事を切られたら補うための営業を
なお、3度の営業はとある大きな仕事が切られた時に行ったそうで、縁のあるクライアントに営業をかけたそうです。
結果、切られたクライアントからもらえる報酬以上の仕事が生まれることもあるそうで、ピンチの時の対応が売れっ子になれるどうかの基準なんだなとお話を聞きながら感じていました。
6. やるべき仕事の3要素を理解する
フリーランスといえども、やる仕事の内容は大事で、以下3つを満たしていないといい仕事はできないのだとか。
1. 成長できる
2. 報酬がいい
3. 仕事相手のことを好き
満たす要素が0なら、それは仕事でない。
1個だと愚痴が多くなり、手抜きになる。
2個だと不満をやや漏らしてしまう。
こうしたこともぜひ覚えておきたいですね。
7. 「例を見せてください。ないとできません」と言わない
「仕事を依頼する側の気持ちを理解することも重要」というお話も。
というのも、仕事を頼む人はみんな困っているんだとか。そんな時に頼られたのなら、遠慮せずズケズケ意見を言って提案した方が重宝されるそうです。
逆に、そこで「例を見せてください。じゃないとできません」と言ってしまうと、相手は「仕事頼むのやめよう」となるわけです。相手の困りごとを解決できないわけですから。
なので、見通しが不明確でも「やってみてやりながら考えましょう」と提案するのが相手にとってもありがたいそうです。
8〜14. 変化を受け入れる。いつも78点を取る
なお、やりながら考える際は、「クライアントの意向で大きな変更があっても、「はい、やりまーす」と答えるのがいいそうです。
そうやって柔軟に対応していけば、クライアントからも「仕事がしやすい」ということで仕事の依頼を継続してもらえるんですね。
あと、以下の項目も大切だそうです。(これができない人が多いので、できるだけで重宝されるみたい)
・遅刻しない
・締め切り守る
・78点くらいはいつも取る
・クレームを受けない企画・文章を作る
・電話を取る
・無理と言わない
よっぽどの天才じゃない限り、「常識的な便利屋であれ」。こうして腰を低くし、文句を言わないことが売れっ子になるために必要なんですね。
15. 年間契約を取ってから単発の仕事を入れる
会場からの質問への答えでいい方法だなと思ったのが、「不安定だからこそレギュラー仕事を取る努力をしよう」というもの。
中川さんにもかつて暇な時があって、その時は不安だったそうですが、そういったタイミングで年間でお金がもらえる仕事を探したそうです。
そして、そういった仕事が決まることによって精神も安定していたそう。なので、月4万円でもいいので固定報酬の仕事を確保することが大切なんだとか。
「単発仕事は、それを決めた後でいい」とも話してくれました。
新著も出るそうです
このように、フリーランスとして売れっ子になってジャンジャン稼ぐために必要なことが聞けたセミナー。非常に勉強になりました。
なお、3/25に中川さんの新著「電通と博報堂は何をしているのか」も出るそうで、そちらもぜひチェックしたいところですね。
ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))
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