日本では、心理的な不調を訴えると「甘えなんじゃないの?」、「サボリだよ」と疑われる事が多々あります。こういう事を幼少期から経験している方も多いですよね。
しかし、こうした傾向はおかしいと思いませんか?もっと「うつ」ということを職場でも言えるようになっていくべきです。うつで仕事ができなくたってもっと寛容に受け止めれば良いと思うのです。
メンタル不調を甘えと捉えるブラックな社会
最近は心理的不調に対する認識も少しはまともになってきて、学校のスクールカウンセラーや会社の産業医を通して心のケアをする仕組みが整いつつあります。
しかし、こうした制度を使うには周りの目が気になり、まだまだハードルが高いものとして捉えられています。
なぜ、これほどまでにメンタルヘルスが軽視されるのでしょうか。
それは、幼少期からの教育に起因するのだと思います。
幼少期に植え付けられる「メンタル不調=甘え」という恐ろしい考え
日本では、小学校のときから「つらい」と弱音を吐くと「そんな事言うな」、「甘えるな」と叱咤されて弱音を受容してもらえません。ヒドい人になると、「根性でなんとかなる!」というむちゃくちゃな理論を振りかざしてくるのです。
私も中学時代に同様の経験をしていました。
心理的な不調で部活を休む同級生がいたのですが、彼に対して一部の先生は厳しい態度を取っていました。
こんな経験をしていけば、当然メンタルヘルスに対する意識は低くなります。そして、心理的な不調を打ち明けることは悪なんだと思うようになり、他人に相談する事が難しくなってしまうのです。
このように、日本ではメンタルヘルスに対する意識が低く、心理的な不調を容認されにくい風潮が蔓延しています。
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言い訳してでも死ぬほどつらい事からは逃げるべき
「新型うつ病」のデタラメなどの本でも取り上げられていますが、最近は五月病ならぬ「六月病」など新たな病名がつけられる事が多くなっています。
心の病として有名な5月病だが、最近ではその一カ月あとに訪れる、「6月病」なるものも増えているという。
Yahooニュースでは、この記事に対して「甘えるな」や「もっと我慢しろ」などと厳しいコメントが目立ったのですが、私は健全な事だと感じています。病気を作ってしまうのはやりすぎですが、自分の本心に素直になる意識は推奨されるべきです。
本当に辛いなら環境を変えてしまえばいい
過度の体調不良になるほど仕事に行きたくないのであれば、行く必要はないですし、環境を変えて他の仕事を見つけた方がいいです。転職サイト「DODA」を見ればわかるように、日本には多くの仕事があります。特にIT業界には求人が溢れています。その中から自分に合ったものを選べばいいのです。
こうした「違う所に逃げたい」という素直な感情を吐露していきましょう。
「甘い、ゆとり」と思われても気にしてはいけません。
本当につらかったら、「うつ」という言い訳をして逃げましょう。「うつ」と言うことに罪悪感を持たず、もっと楽に生きていくべきです。
精神障害になってもお金を補助してもらえる制度がある
なお、お金の面でも心配する必要はありません。「うつ病」と診断されれば、こうしたセーフティネットを享受する事ができます。
国民年金に加入している間に初診日(障害の原因となった病気やケガについて、初めて医師の診療を受けた日)のある病気やケガで、法令により定められた障害等級表(1級・2級)による障害の状態にある間は障害基礎年金が支給されます。
※平成26年4月分からの年金額(定額)
966,000円(1級)
772,800円(2級)
受け取る条件はありますが、ぜひ知っておきましょう。
さらに、以下のような制度がある事も知って活用して下さい。
精神通院医療は、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第5条に規定する統合失調症、精神作用物質による急性中毒、その他の精神疾患(てんかんを含む。)を有する者で、通院による精神医療を継続的に要する病状にある者に対し、その通院医療に係る自立支援医療費の支給を行うものです。
病気やケガで会社を休んだときは傷病手当金が受けられます。
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
引用元:病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
条件などの確認もぜひ。
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辛かったら周りに助けを乞えばいい
271/365 – Death Toll Rises to 100; Number of Displaced People Up To Over 450,000 / Helga Weber
「周りに迷惑をかけるから」と他人に気を遣いすぎるのもやめて下さい。周りに助けを乞うてください。
迷惑なんてかけて当たり前です。てへぺろで許しもらいましょう。他人が助けを求めてきたら、許してあげればいいのです。それでチャラになるのですから。
正直に生きて、休みたいと思たっら休めばいいんです。つらかったら「助けて」と言えばいいのです。心の声に素直になることは悪い事ではありません。本能に嘘をついて心や身体を病んでしまうのが悪い事なのです。
ゆとり世代から正直に生きていく流れをつくっていく
現実的に考えて、厳しい環境で育ってきた世代が弱音を吐くのは難しいと思います。そこで、突破口として「ゆとり世代」が口火を切るという方法があります。
ゆとり世代が「休みたい」と言えば、「どうせ、ゆとりだから」という言い訳で逃れることができます。
ですので、私たちゆとりは素直な感情を口にして、世間にはびこるおかしな常識をぶち壊していきましょう。私たちがこれまでのマッチョな根性論を壊していく事であらゆる世代が幸せになれます。
ぜひ声を大にして言い続けましょう。