いろんな方のお話を聞いていて、プログラミングとか英語よりも「心理学」って最強なんじゃね?という結論に行き着きました。
心理学を抑えたら、人間関係を掌握できるかもしれませんからね。
そうした恐ろしいことが実現できるかもしれない心理学をこちらの本を参考に取り上げてみます。
宝くじ、コンプガチャに投資してしまう理由
宝くじ、ソーシャルゲームのガチャに共通しているのが、当たる確率が何千分の一というように非常に低いことです。それなのに、宝くじもガチャも人気が絶えません。
これは、人間には当たる確率が小さければ小さいほど、その価値を課題評価してしまう傾向があるからです。しかも、この数字が0に近ければ近いほど、人々はより大きな期待をしてしまうのです。
ですので、宝くじやギャンブル、ソーシャルゲームはこうした人間の心理をうまくついた商売であることがわかります。
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なぜパチンコをやめられないのか
パチンコにハマって(依存して)しまう人は、大損してもまたパチンコ屋に足を運んでしまいます。これは時折、与える「フィーバー」という快感を覚えさせられてしまい、やめられなくなってしまうためです。
これを「間歇(かんけつ)強化の法則」と呼びます。この件に関して、おもしろい実験があります。
2匹のチンパンジーにレバーを引くとえさが出るという装置を用意するのだが、片方の装置はレバーを引くたびにえさが出て、もう一方を引いても時々しかえさが出てこない。
これをそれぞれのチンパンジーに与え、しばらくして装置の使い方を覚えた頃にレバーを引いてもえさが出ないようにした。
すると、常時えさが出ていた装置を使っていたチンパンジーは、諦めたのかそのうちにレバーを引かなくなるが、たまにしかえさが出なかった装置を使っていたチンパンジーは執拗にいつまでもレバーを引き続けたのだ。
たまに、諦めない程度に当たりを出し上げれば、その快感に虜になり、やめられなくなってしまうという習性があるのです。怖いですね。
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人ごみに引き寄せられる理由
人が集まっていると、ついそちらの方に惹きつけられてしまいます。これは群集心理というものが大きく関係しているそうです。
人間は、大勢の人と同じことをすることに安心感を覚え、つい人と同じ行動をとってしまうのです。
行列に惹きつけられ、どんどん列が長くなっていく現象がそれに当たりますし、バーゲン会場で大勢の人が購買行動を起こしていると、つい自分も商品に手を伸ばしてしまうという現象もそうです。
これは、ネットの世界も同じで、twitterではたくさんRTされたつぶやきはそれほど刺さるものでなくても、「これだけたくさんRTされているのだから、とりあえず自分もRTしておこう」ということで、RTされやすくなります。
Facebookの名言系コンテンツや泣ける話でシェアされまくっているものも同様です。
これをうまく利用すれば、「今私たちのサービスはこれだけ多くの人に利用されています」と言うことでそれほど興味のない人にもハードルを下げながらアプローチすることが可能になるのです。
この群集心理というものはぜひ覚えておきましょう。
利益率が高いのは中間の価格帯
お寿司屋さんなどでよくある「松・竹・梅」の中でお店側に一番利益のあるコースはどれだと思いますか?
実は「竹」なのです。
人間は、選択肢が2つある場合は、半々くらいの割合でどちらかを選ぶのですが、選択肢が3つになると真ん中を選ぶ確率が圧倒的に高まるそうです。だから、飲食店では中間価格帯にあたる竹コースを一番利益率の高い商品に据えているのですね。
また、「3」というのはマジックナンバーなのです。選択肢が3つ以上になると、人は選択肢が多すぎて選べなくなり、何も買わずに帰ってしまうのだとか。
ですので、選択肢を設ける際は3つか4つにとどめ消費者を迷わせないことが大切です。
割引の赤線に弱い理由
お店でよく見る割引。その中でも特に購買意欲を煽るのが赤線で書かれた割引です。赤線で書かれた値段を見ると、店に入る前はそんなにほしくなかったものでもほしくなってしまいます。
ここにも、心理学のエッセンスが用いられているのです。
値札に定価と割引価格の両方が表示されていると、その比較が一目瞭然になる。
すると、お客に与えるインパクトが大きくなり、よりいっそう割安感が増すのだ。これを「コスト認知変化説」という。
これにより、消費者の意識が、商品の値段ではなくどれだけ割引されたか、どれだけ得かに向けられるようになるのです。赤札には「相互譲歩説」というもう1つの心理テクニックが用いられています。
これは、片方が譲歩すると、相手もそれなりに譲歩するという駆け引きを表したものである。
赤線での、習性は、店側がどれだけ値段で情報しているのかを見せることになる。すると、それを買う側も「ここまで譲ってもらっているんだから、自分もここで手を打とう」という気持ちになるのである。
街中でよく目にする赤札割引にはこうしたテクニックが使われていたのです。
特に、「相互情報説」はいくらでも応用が利きそうですね。
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