CDを売らずにお金持ちになれる時代に考えるべきコンテンツ戦略 by 「ヒットの崩壊」

こんにちは。タクスズキ(@TwinTKchan)です。

新刊「ヒットの崩壊」が今後のコンテンツ販売戦略を考える上で参考になりました。

本書で紹介されているのは、音楽業界における事例ですがこれはテキスト、漫画などあらゆるコンテンツに応用できる話です。

創作活動でご飯を食べていきたい方であれば、ぜひとも知っておきたい内容でしたよ。

ストリーミング長者現る!

まず衝撃的だったのが、CDやダウンロード販売をせずにお金持ちになったアーティストが現れたこと。

チャンス・ザ・ラッパーさんのコンテンツの流通先は、アップルミュージックのようなストリーミング配信のみ。

ストリーミング配信の再生数によるポイントは数万枚のCDセールスに匹敵する数字となり、史上初の「ストリーミング配信のみで全米トップ10にランクインしたアルバム」となった

意図的に音楽を売らないことを選び続けたアーティストが、新世代のスターになり、巨額の収入を得ているのである

このようにして、タダ同然でコンテンツを配信してお金持ちになるクリエイターが出てきているわけです。

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ブロガーは電子書籍で応用できる

こうした成功事例を僕のようなテキストコンテンツ制作者が応用するなら、やはり電子書籍においてでしょう。

僕がこれまで全力で推しているKindle Unlimitedですよ。

アプリや音楽同様、テキストコンテンツでも無料で配ることで収入が得られる時代なんですよ。

まあ、Kindle Unlimitedもテキスト版のストリーミング配信みたいなもんですからね。こうなるのは自明です。

なので、テキストコンテンツを作っている方はAmazonに(ほぼ)無料で出してみるといいですよ。

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個人クリエイターが訴求すべきターゲット

あと、参考になったのがunBORDEというレーベルの鈴木竜馬さんが語っていたこと。

ちなみに、こちらはゲスの極み乙女。、indigo、androp、パスピエなどの尖った個性を持ちつつガンガン売れてるバンドがいるレーベル。

こうした大衆には受けないバンドがなぜご飯を食べられているかというお話でした。(太文字などは僕の編集)

数百万人の不特定多数に向けたミリオンセラーではなく、10万、20万の人たちにダイレクトで届けるということを大事にしています。

昔だったら『100万×1』だった数字を、『20万×5』や『10万×10』のような発想で作っていく。そのためには、学校のクラスの全員じゃなくて、その端っ子にいる少数派に届けることを考える

尖ったものにアンテナを張っている子が最初にそれを捕まえる。そういう人に憧れている隣の友達がそれを真似する。そういう風にしてヒットが広がっていく

音楽以外も含めて趣味嗜好が個々に分かれている今の時代には、『右向け右』の数百万人ではなく、オンターゲットでしっかりと届けることを目指しています  

このように、ターゲットが10万人、5万人…となったことで、市場は縮小したように見えますが、その分、リスナーの顔は見えやすくなっているそうです。

なので、特定の層だけにズバッと刺さるコンテンツを掛け算式に作っていけば、まだまだコンテンツを作ってご飯がたべていけるんだそうです。

ローカルコンテンツに勝機あり

あえて大衆に向けないという考え方はけんすうさんが語っていたことと似てますよね。

このように、クリエイターにとって参考になる学びが得られる「ヒットの崩壊」。本当にいい本でしたよ。

そして最後になりましたが、佐藤さん、おつかれさまでした。

みなさんもぜひ読んでみてください。

ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))

次回予告
「独立してから、お笑い芸人さんとアーティストをさらに好きになった理由」

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