こんにちは。タクスズキ(@TwinTKchan)です。
福島県郡山市での取材記です。今回は起業家さんなどのお話から気づいた”地方で働くと遭遇するあるある”について。
地方で仕事を確保したいなら、とりあえず動いて人とつながっちゃうのが手っ取り早いみたいですよ。
コワーキングスペースで再就職
写真提供:のんたんさん
まず面白いと思ったのは、コワーキングスペースからいろんな出会いが生まれているということ。
1つがタイトル通りの出来事。Cokoというコワーキングスペースでの出会いをきっかけに就職先を見つけた女性がいるんですよ。
その方は東京でエンジニアとして働いていたんですが、ワケあって退職し、地元の福島に戻っていました。
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今は郡山でリモート勤務を
そんなある日、作業するためにふらっと訪れたcokoで、就職先を紹介してくれることになる男性と出会ったのです。
男性は、東京にある「リモートOK」のネットベンチャーに所属しており、地元・福島で作業をしていました。(仕事はエンジニア)
2人がコンタクトを取るようになったきっかけは意外なもので「PCのアダプタがないから貸してほしい」というもの。
これをきっかけにお互いの仕事について語るようになり、その中で「女性がエンジニアであり、仕事を探していること」が判明。
この事実を聞いた男性は、「所属している会社で人を募集していること」、「その会社がリモートOK」であることを伝えました。
女性は、その流れで応募し採用されました。このように、トントン拍子で就職が決まったんですよ。
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コミュニティに入って仕事をもらおう
こういった「特定のコミュニティに入ったら仕事につながった」という話は他にもありました。それが、福島のローカルメディアを運営する男性。
取材するうちに、現地の人とつながり、仕事の話をするようにまでなったそうです。そうやって草の根でつながっていき、今は自治体関係者とのつながりも生まれたんだとか。
ただし、人と交流するだけで仕事につながるわけではないんです。こんなことが大事なんだとか。
田舎だと特につながりが重要なので、コミュニティに属すると良いことはあります。ただし、その際は「信頼を積み上げた状態で」という前提があることは忘れてはいけません。
こちらもぜひ意識したいですね。
旗を立てれば人が集まってくる
他には「旗を立てれば人が集まってくる」なんて話も。お話してくれたのは、郡山にUターンしてきたご夫婦。
地方には仕事が無いと言われますが、無いからこそチャンスなんです。自分がその仕事を作ってしまえば人が集まってきますから。
そして、集まってきた人たちが「この分野の仕事をやってくれる人を待っていたんです」とばかりに仕事を振ってくれるんですよ。
こんなこともあるので、仕事を作るという考え方も必要なんですね。まさにこの話で。
「地方には仕事がない」じゃなくて「若者が就きたい仕事がない」に変わってきてるヤバさ https://t.co/lBhi3mhQd4
田舎には仕事がないので、自分で作ってしまうのがいいです。宮崎ではキュウリ農家を始めて、会社員時代よりも稼いでる人もいますから。
— タクスズキ@プロブロガー (@TwinTKchan) 2016年7月17日
検索で上がってくる有名人より知ってる地元の人
また、金融機関に勤める方と地元で起業した方の話から、「紹介するのは身近な知り合いだけ」という話を聞きました。
例えば、お客さんから「Webに詳しい人いない?」と言われた時、紹介するのは「自分が知っている地元の人」なんだそうです。
検索エンジンで凄そうな人を検索して、そこでヒットした人を紹介することは絶対にないんだとか。
面識のない有名人より、面識のある身近な人
これを聞いたときは不思議に思いましたが、よく考えたら納得がいきました。
やはり実力があったとしても、面識のない有名人より、有名ではないけど面識のある人(一緒に仕事をした人)の方が安心して紹介できるんですよね。
これって、「食べログで有名になってる行ったことのないお店」より「食べログで有名じゃないけど、行ったことがあるから全力でオススメできるお店」を紹介した方が喜ばれるのと似ています。
このように、地方ではいろんな人とつながることで、大きなメリットがあるのです。
地方で仕事をしたいと考えている方は、こういったアナログな人間関係の重要性を覚えておきましょう。
ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))
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「いい意味での狭さが雇用を生んでいる」