こんにちは。タクスズキ(@TwinTKchan)です。
非常におもしろい小説を読んだので、共有です。ロボット、人工知能により、ブラック企業で異常な働き方をすることはなくなりそうです。
給料0でなぜそんなに働けるのか?
ネタバレになるので、その小説のタイトルは書きませんが、内容は以下のとおり。
定食屋(仮でA屋とする)を営む主人公(Aさん)の街に、B屋という定食屋ができた。そこのマスターはBさん。
そのお店は、低価格路線でAの店よりは安い。客の回転も早い。いわゆるチェーン店のような手法。
一方、Aは昔ながらの定食屋で常連に愛され、価格帯はちょっと高め。夜は、お酒も出して利益を出すタイプ。
ある日、何の気なしにAはBのお店へ向かう。そして、その味に衝撃を受ける。なんと、Aだ出す定食より安いにもかかわらず、味はBの方が上。
そして、Bは手際がよく、一人でお店を回している。
このように、早い、安い、うまいの三拍子が揃っているため、お店はいつも盛況。その後も、勢いは止まらず、B屋もお酒を出して夜の営業を始めることに。
さらに、その盛況ぶりから2号店も誕生。ついには、A屋のお客もB屋へ鞍替えし、A屋のお店の客は0に。
そして、思い詰めたAはプライドを捨てて、Bに相談をした。そこでは、Bの店で出している食材や仕入業者、レシピなどを聞き出す。
なんとかお客を取り返そうと、Aはその日のうちに教えてもらった仕入業者に電話。
すると、意外な事実を知ることに。
計算が合わないのだ。
というのも、B屋の食材の仕入れ値は、出している料理の値段の9割。ここから他にかかるコストを引いたら利益は出ない。
つまり、Bの給料は0になるのだ。
「これは異常」と思ったAは、再びBのもとに。
そして、給料が0であること、それでお店が成り立つかを聞くことに。
すると、意外な答えが。
なんと「私の給料は0でいいんです。そうすれば、お客さんが喜んでくれますので。それが私の喜びなんです」とBは答えた。
これを受けて、言葉をなくしたAは家に帰り、この街で商売をやっていくことは無理と悟った。そして、店をつぶさないためにBをこの世から消すことを決意。
夜中、AはBの家に凶器を持って侵入。寝ているBの頭を凶器で殴ると、、、
Bの頭が取れて、そこにはこんな印字がしてあった。
「AI3号」
そう、BはAI(人工知能)だったのだ。そりゃ、給料0でも働けるわけだ。
これが、今回読んだ小説の内容です。ここで思い浮かんだのが、話題になったすき家の無茶なワンオペ。
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無理な肉体労働は機械がやってくれる
上記の小説では、人間からしたら考えられない効率の良さで働くAIが登場します。
人間であるAはそれに真っ向から立ち向かうわけですから、それも無理な話。だって、相手はスペックの高いロボットなのですから。
人間みたいに疲れることもないし、給料をもらわなくても生きていける。低コストで質の高いサービスを提供できるわけです。
タスクをこなす能力では、太刀打ちできないんですね。
今回の例は極端ですが、こうしたロボットの活躍って現実になっていくはずなんですよ。
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人間が苦行をやる必要は無くなる
例えば、すき家での無茶なブラック労働って、人間がやる必要ないじゃないですか。
ロボットができるなら、そっちにやってもらった方がいい。むちゃくちゃな働き方で消耗するなんてもったいないですからね。
人間は、苦痛から逃げる生き物ですし、代わりにやってくれるものがあるならそっちに任せた方がいいんですよ。まさに、小説のように。
ロボットに仕事を奪われるのはネガティブなことじゃない
こういうことを書くと、「ロボットに仕事を奪われる人の気持ちを考えろ」と反論がくると思うんですが、その必要はありません。
人間が大変だと思う仕事をロボットが代わりにやってくれるようになることは、ネガティブではなく、ポジティブなことだからです。
以下の記事でも書いたように、やりたくない仕事・人間がやらなくてもいい仕事は今後どんどんロボットに置き換えられていきます。
参照:働きたくない!お金のために働くのが辛い!というのは過去のものに
では、仕事を奪われた人間は何をするかというと、自分が本当に好きなことを追求するようになるんですよ。その際は、ベーシックインカムが支給されるので、お金の心配もいりません。
経済はロボットが働いて回してくれて、人間はやりたい生産活動だけやってればよくなるんですよ。
これは、上記記事で紹介した本でも予想されている未来。
生産活動を楽しめる人は幸せに
いま聞くとなんだか夢物語に思えますが、こうしたロボットによるハッピーエンドって実現すると思うんですよね。
なので、ロボットが台頭したたら、自分は暇つぶしとしてどんな生産活動に取り組みたいのか、今のうちに考えておくと良いかもしれませんね。
ではまた!(提供:らふらく(@TwinTKchan))
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「自分は、ビジネス小説家を目指すんだろうなあ」