中川淳一郎さんの新著「節約する人に貧しい人はいない。」がおもしろかったので、紹介します。
人生で大切なマネーリテラシーを身につけましょう。こういう生き方をしたいもんです。
「家賃は30%」は信じなくていい
本の中で、特に共感したのが、以下の一節。
お金が貯まらないと嘆いている人は、多分一生お金は貯まらない。それは見栄を張っているからである。
お金の貯まらない人は「収入に応じた生活をすべき」と考えがちだ。
そして、世間が言うところの「家賃は30%程度で」といった定説を信じ、さらには「デキる男かどうかを見るには靴と時計をチェックしろ」といったどうでもいい説──もはや「珍説」と言ってもいいだろう──を信じ、無駄に高い靴と時計を購入し、悦に入っているのだ。
こういった説は、「ファイナンシャル・プランナー」や「ライフ・コンサルタント」みたいな人々が、何か具体的な数字を言わなくてはいけないプレッシャーや、何か気の利いたことを言わなくてはいけない、といったプレッシャーからテキトーにひねくり出した理論であり、なんの役にも立たないし根拠もない
確かに、よく考えると「家賃は収入の30%」、「年収はサイフの値段の100倍」とかどう考えてもおかしいですよね。売り手側のポジショントークでしかないわけです。
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財布はセールで買った五千円のやつ使ってますけど?
実際、僕の今の家賃は3万2千円(兄弟3人で9万6千円の家に住んでるので)だし、サイフもセールで買った5千円のやつです。
これらは、まったく年収に関係がありません。
僕たちは、「専門家とされる人たちが商売を有利に進めるために語った言葉」を簡単に信じすぎなんですよね。こんなの、実証すればウソだとすぐにわかりますから。
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居酒屋とか「四文屋」でええやん
こうした事例は、他にもあります。「一流になりたいなら、高級な店で飲み食いしろ」とかもそうですね。
確かにうまいんでしょうが、僕は四文屋がこの世で最強にコスパのいい居酒屋だと思っているので、高級店にお金を使う気はありません。
見栄のせいでムダ金を払っている、なんてことはこの世にあふれているのです。
しかし、それらに疑問をもち、必要なものにだけお金を使える人は幸せになっていくし、お金も稼げるんですよ。
ここでお金使う必要ある?は考えるべき
その理由は、自分のアタマで考えることができるから。
実際、著者は非常に稼いでらっしゃいました。(本書や以下のイベントでも収入が公開されたのですが、その額には驚くばかりでした)
参照:実力あるライターなのに仕事が来ない?何を言ってるんだ、キミは。
他人のためにお金を使える人にはお金が回る
なので、稼げるようになるためには、まず適切なお金の使い方を知るべきです。その際は、「自分のためのお金」「他人様のためのお金」を知っておくといいです。
私はケチだろう。それは、「自分にしか関係がないこと」においてだ。「他人様がかかわること」についてはあまりケチではない。
・自分にしか関係がないこととは何か?……家具、自動車、家、アクセサリー、その他「人にわざわざ見せないこと」にかかわるすべてのカネで、自己満足にしか繫がらないもの。
・他人様がかかわることとは何か?……カネをあまり持たない人との宴会で使うカネ、他人様からいただくカネ、外注先に支払うカネ、、
僕も、これに同意でして、「他人様がかかわること」にお金を払うようにしてるんですよね。
最近、思うのが月一回の飲み会代をアーティストのライブ代、クリエイターの作品代として使えば、その道で食える人が増えていくのでは?ということ。
自分の満足より頑張ってる人の活動に投資した方が有益。ゲスな話だけど、それが巡り巡って自分のためにもなるんですよね。だから、お金回すの大事。
— らふらく^^のタクスズキ (@TwinTKchan) 2016, 2月 26
なので、著者のような、お金の使い方を知ってガッツリ稼いで質素に暮らす生活に憧れるわけです。
稼いでも見栄のためにお金を使ってる人たちより、こっちの方が絶対に幸福度は高いですからね。
お金は人生を変える力を持っている
と、お金の本で人生の幸福度まで考えさせられました。
ぜひ皆さんも「節約する人に貧しい人はいない。」を読んでみてください。