「国立大、理系ドロップアウト組」の特集1発目です。
大学院で化学を専攻しながら、新卒で渋谷のネットベンチャーに就職、その後はフィリピンのベンチャーに転職した真栄田さん(28才)を紹介します。
千葉大の大学院からレールを外れてみた結果、、
真栄田さんは、僕と同じ千葉大出身。僕は大学院中退ですが、彼は立派に卒業しています。
彼の研究室同期は、有名な化学系メーカーや公務員に就職しています。一般的に見れば、そちらの道を目指すことが良しとされ、安定もしています。
しかし、あえてレールを外れた彼。その背景には、「ワクワクする方を選ぶ」という信念があったんです。
スポンサーリンク
人生を楽しんでると老けない
彼は、就職のタイミングで研究職で生きていくことに「なんか違うな」と感じ、渋谷のベンチャーを選びました。
その会社は新卒を初めて採用するような若いベンチャー。研究職同期とは真逆の道を選んだわけですね。
入社後は、ベンチャーの洗礼を受けながら仕事に打ち込み、先輩や上司からの信頼を獲得していきました。
スポンサーリンク
どうしても海外で働きたかった
持ち前の懐に入っていく力で人望も厚かった真栄田さん。そのためか、社内では将来を約束された人材だったようです。
しかし、期待されながらも「海外で働きたい」という気持ちを抑えきれず、フィリピンのセブにあるベンチャーへ転職。
現地では、住む家も自分で探さなければいけないような待遇でしたが、持ち前の生活力でセブに適応していきました。
これからも海外で働ける生活を
現在は、渋谷のベンチャー時代の経験を生かし、ネット広告に関する仕事をしている彼。
現地で会った際、いつもと変わらぬ笑顔で今の生活を楽しそうに語ってくれました。
今後の展望を聞いたところ、「フィリピンに限らず、海外で仕事をしていきたい」と話ししてくれた真栄田さん。
彼こそ、まさに人生を楽しむ天才だと感じましたね。
大学院を出たからこそ生かせる強み「ロジカルなプレゼン」
彼に取材した中で印象的だったのは、「院卒は研究職にならなくても、理系ならではの強みを十分生かせる」ということ。
その強みとは、論理的に考える力。それを使って、論理的に上司やお客さんに提案できるんですね。
仕事では、取り組む施策に納得してもらうために、その考えに至った背景、根拠を説明する必要があります。
さらに、その施策によって、どういった良い効果が出るかをロジカルに語る必要があります。それが、仕事で生きているというのです。
これは、上記の流れが研究と似ているから。
研究や仕事で必要なプロセスは同じ
研究で1つ1つの事象を検証する際、仮説を立てながら実験によって起こりうる効果を予測して進めていきます。
また、実験1つ1つをまとめた論文では、実験の背景、根拠、実際に行ったことを書き、最終的にロジカルな結論を出さねばなりません。
真栄田さんは、そうした流れを大学院までに身につけていたんですね。理系ならば、このような強みを生かせるんですよ。これは、研究職に限らずです。
自分の好きなように生きた方が得
なので、理系ドロップアウト組で悩んでいる方は、こうしたモデルもいると知っておきましょう。心の支えになりますので。
無理に研究職に就く必要はありません。自分がやりたいことをやればいいんです。そうすれば、真栄田さんのようにいつまでも若くいられます。
(これ4年前の写真なんですけど、ほとんど変わってないんですよね)
人生を楽しむためにも、自分に正直になって進路を選んでください。
ではまた!(提供:らふらく^^(@TwinTKchan))
次回予告@TwinTKchanさんをフォロー
「理系なのに人材ベンチャーから、ネットショップ運営会社へ行った彼」