ブラック企業、ホワイト企業を簡単に見つける方法

献本いただきました。

将来性のある企業、待遇の良い企業を見つけたいなら、小説「進め!!東大ブラック企業探偵団」を読みましょう。しっかり業界研究されている本でしたよ。

この本のターゲットは就活生ですが、これから転職を考えている人が読んでも参考になります。いい職場選びをするために読んでおくといいですよ。

著者は東大生!Webメディアのホープ

書いたのは、東大生の大熊さん。メディア界隈で有名な学生さんです。クラウドファンディングで100万円集めて、アメリカ取材に行っちゃうような猛者。

そんな彼が書いたのは、小説仕立ての業界研究本。

ブラック企業、ホワイト企業を簡単に探す方法

メディア業界、飲食業界、メーカー、金融業界についてわかりやすく解説してくれています。

ブラック企業、ホワイト企業を簡単に探す方法

本書で、業界の裏話、良い企業を見つけるために必要な視点などが紹介されていたので、特に良かった点をピックアップしてみます。

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ブラックな飲食業界におけるホワイト企業とは?

まず、ブラックと言われる飲食業界について調査されていました。

この業界は、すき家のワンオペ問題など、ブラック企業ランキングに名を連ねる企業が並んでいます。通常なら、この業界から目を背けたくなるはず。

しかし、あえて目を向けることで、その業界で躍進するホワイト企業が見つかるのです。

ブラック企業、ホワイト企業を簡単に探す方法

ホワイト企業を見つけるまでのアプローチが参考になる

詳細は本書で確認して欲しいのですが、ホワイト企業を見つけるために必要な考え方、視点には思わず膝を打ってしまいました。

こうした企業探しのノウハウは他の業界でも使える汎用的なものなので、ぜひ学んでほしいですね。

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優良企業は普通に生活していてはわからない

さらに、印象的だったのは以下のセリフ。

一度、就活で失敗した人間としては「あるある」と唸ってしまいました。

就活生に人気なのは、自分たちが使ったことがあって、テレビなどの宣伝で名前を知っているBtoC(個人顧客相手のビジネス)の企業ばかり

ニッチでも優良なBtoB(法人顧客相手のビジネス)の企業はたくさんあるのに

そして、優良なBtoB企業として紹介されたのが「キーエンス」。世間で知名度のある、パナソニック、日立などよりも利益率が高いんですよ。

しかも、給料も高い。(中の人の話を聞くと、高給な分、ガリガリ働いている感じですが)

ブラック企業、ホワイト企業を簡単に探す方法

本書を読めば、就活で陥りがちな企業選びの失敗も防げるんですよ。

ソニーって何で儲けてるか知ってる?

他だと、「大手メーカーがどんな商品で利益を出しているか?」も学べます。ソニーってハードじゃなくてソフトで稼いでるって知ってました?

ブラック企業、ホワイト企業を簡単に探す方法

伝統あるメーカーですが、実はものづくりとは関係ない保険などの金融業で稼いでいるのが現状なんですね。

企業研究のやり方も学べるよ

このように、入りたい企業がどんな商品で稼いでいるかを把握しないと、志望動機と自己PRをうまく語れず選考では間違いなく落ちます

なので、志望度の高い企業を受ける際は、必ず本書を参考にして企業研究を欠かさないようにしましょう。

メディアはどうやって稼げばいい?も勉強できる

僕のようなメディア業界に関わる人間にとっても勉強になる内容がたくさん。

かつての「映画業界とテレビ業界の関係性」と、現在の「テレビ業界とネット業界の関係性」の対比がすごく面白かったですね。

ブラック企業、ホワイト企業を簡単に探す方法

本書に書いてあることを知ると、今後、テレビとネット業界がどう変化していくか予測できます

メディアで稼ぐために必要な要素は?

さらに、メディアビジネスで稼ぐためのヒントも提示されています。

ブラック企業、ホワイト企業を簡単に探す方法

ディズニーの事例以外だと、「なぜIT企業はプロ野球の球団を買収するのか?」というテーマも参考になりました。

就職、転職に関係なく、メディアやってる人は読んだほうがいいですね。

メガバンクって安泰なの?

他だと、メガバンク、地方銀行について言及された箇所も参考になりました。

就活生の間では、安定企業として知られますが、実際はどうなのか。本書を読んで調べた方がいいですね。

ちなみに、本題からはそれますが、セブン銀行が意外なやり方でメガバンクよりもうまく稼いでいる領域があって、興味深かったです。

ブラック企業、ホワイト企業を簡単に探す方法

ホントによく調査されてますす。

マニュアル本じゃ学べないことがたくさん

紹介してきたように、「進め!! 東大ブラック企業探偵団」を読むと、ブラック業界、ホワイト企業の探し方がわかります。

さらに、ネットの情報からは得られない各業界の実情が得られます

noteなら5000円でも売れるレベル

本のカテゴリーは小説ですが、これは調査資料です。これだけ質の高いレポートが1000円台で読めるとか、格安だと思います。

noteなら5000円で売ってもいいレベルです。なので、業界研究、いい会社選びで役立てたい方は、ぜひ読んでみてください。

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