会社(就職)四季報と業界地図を見すぎて就活に失敗した話

公開日: : 最終更新日:2017/07/01 仕事・キャリア, 就職・転職

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今年も学生さんの就職活動が始まったようです。

学部時代と大学院時代、2度の就活を経験した僕としては(学部時代は1社からも内定をもらえず失敗)、ほっておけないテーマですので、言及してみます。

強く言いたいのは、「四季報だけで受ける企業を選ぶな」ということです。僕はこれで就活に失敗したので。

皆さんは同じ失敗を繰り返さないように。

四季報には知ってる会社もあるし、大手だと安心するが、、

就職活動をする学生の定番アイテムとなった『会社四季報 業界地図』。

将来的に伸びる分野や、業界内優良企業などが掲載されていて、企業研究、業界研究では勉強になります

四季報に乗ってる会社に片っ端からエントリーするのは失敗するからやめたほうがいい

四季報に乗ってる会社に片っ端からエントリーするのは失敗するからやめたほうがいい

さらに、離職率、年収、勤続年数が載っている『就職四季報』も参考になります。

就職活動における会社四季報の使い方

ここには、以下のデータがたくさん載っていて、企業研究で役立ちます。

3年後離職率/有休消化年平均/平均年収/ES通過率 /応募倍率/採用実績校/配属勤務地・配属部署/昇給率/特色・記者評価/初任給/ボーナス/25、30、35歳賃金/平均年齢・平均勤続年数/月平均残業時間と支給額/離職率と離職者数/3年後新卒定着率

また、企業からはお金をもらわずに掲載しているので、中立の立場から書かれた情報を知れます。

このように、非常に便利な本なので、僕も就活で活用していました。でも、こればっかり見過ぎてしまうのは非常に危険なんです。

ということで、その辺のメリット・デメリットをもとに四季報の正しい使い方を説明していきます。では、まずデメリットから書いていきますね。

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闇雲なエントリーは就活失敗フラグ

四季報を読むと、色んな有名企業を知れます。

そうなると、「四季報に載ってるから」という理由だけでエントリーしまくってしまうんですよ。就活初期ならいいのですが、選考が本格化する時期までそれを続けるのは危険です。

就活では、闇雲にエントリーするよりも軸を持った上で、受ける企業を選別した方がいいのです。僕は学部時代、四季報に載っている企業を片っ端から受けて失敗しました

こうした失敗を反省し、大学院時代の就活ではやみくもにエントリーせず、受ける企業を絞りました。結果、複数社から内定をもらえました

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「やりたいこと、それを叶えられる会社」「どれだけ貢献できるかのアピール」が必要

こうした結果になったのは、以下の3つを実践できたからです。

・やりたいことを見つける(志望動機)

・それを叶えられる会社を見つける

・会社にどれだけ貢献できるかのアピール(自己PR)」

これは、有名コンサルタント海老原さんの著書『面接の10分前、1日前、1週間前にやるべきこと』でも語られていたこと

自分の「都合」より、相手の「利益」を

説明しておくと、海老原さんは転職漫画『エンゼルバンク』の登場人物にもなったすごい人材コンサルタントです。

そんな方が以下のような名言を残しているのです。

「〇〇したい」より、「〇〇できる」
自分の「都合」より、相手の「利益」を

事実を語るだけでなく、その事実が及ぼす好影響まで説明する

引用元:面接・ESもうイヤだ!就活やめたいと思ってる就活生にぜひ読んでほしい本7冊

内定をもらうには、このレベルまで語れる必要があります。

重要なのは、やみくもにエントリーすることではありません。企業を絞った上での軸の明確化、企業調査、貢献できるポイントを語ることです。

なので、『会社四季報』を見るのは、ほどほどにしておきましょう。

社会人の知恵を借りる

あと、僕が内定を獲得できたのは、社会人からいろんなことを教わっていたからです。

例えば、企業人事はどのような気持ちでエントリーシートを読むか?面接ではどんなことを考えているか?など。

これを知ることで、人事に刺さる内容を理解することができました。そして、それを書いて社会人に添削してもらうことにより、選考に通る書類を作れたんですよ。

書類審査で落ちたことがない

そうやって対策したことで僕は一度も書類審査に落ちませんでした。

あと、面接対策もしてもらえたので、苦手だった面接も勝ち抜くことができました。(社会人慣れしておくことも大切です)

このように、社会人から知恵、アドバイスをもらうことで就活を有利に進められるのです。

キャリアアドバイザーに支援してもらおう

僕の場合は、NPOの就活塾(有料)でこういった支援を受けていますが、最近だとキャリアアドバイザーに頼れば、無料で支援してもらえます

「マイナビ新卒紹介」というサービスには、そういったアドバイザーがいて、履歴書添削や、面接対策をしてくれるんですよ。

これを無料で受けられるのはかなりありがたいので、就活を有利に進めたい方は使ってみてください。

無料で使ってみる>>『マイナビ新卒紹介』のサイト

みんなが有名企業に入れるわけではない

四季報を見すぎることによる弊害は他にもあります。それは、有名企業にしか目がいかなくなること。

高学歴の学生に多いのですが、四季報に載っているような有名企業ばかり見ていると、自分はそこに入れるのだと錯覚してしまいます

しかし、有名企業に全員が入社できるわけではありません。

条件の良い企業はみんなが受けるから倍率上がるよ

掲載されているような企業は、他の就活性にも見られているわけですから、人気企業にもなっているわけです。

そんな競争の激しい会社に入るのは難しいです。なので、四季報に掲載されていない企業も見ておく必要があるんです。

この世には、名前は知られていないけど、優良なホワイト企業はたくさんありますからね。

参照:就活・転職で!年収と労働環境がホワイトな優良中小企業を紹介するよ

こうした会社にも目を向けましょう。

と、ここまでは就職四季報を使うことによるデメリットを紹介してきましたが、もちろんメリットもあります。以降では、それを書いていきます。

就職活動中、四季報はブラック企業のフィルタリングで使おう

就職四季報を使うメリットは、ブラック企業を理解できるようになることです。ブラック企業を見分けるためのデータが載ってるんですよ。

四季報には、離職率も高くて3年後の定着率も低い企業が掲載されています。そういった企業は社員を酷使するブラック企業です

なので、そういった企業を足切りするためのものとして、四季報を扱いましょう

「離職率が高いからブラック企業」ではない

ただし、数字だけを見るのもダメです。データでは、離職率が高い企業がありますが、会社をやめたとしても、その理由がポジティブな場合があるからです。

これは、サイバーエージェントのような、IT・Web業界のベンチャー企業で言えること。

ベンチャー企業は、勤続年数が短く、人もどんどん辞めていきます。しかし、その理由は「新しいことに挑戦したい」など、ポジティブなものが多いのです。

起業する人も多いから、定性的なデータも確認

IT業界は、変化が激しく、どんどん新しいサービスやテクノロジーが登場します。そうした最新のものを求めて転職する人がいるんですね

さらに、ベンチャーでは起業する人も多いので、そういったことも考えなければなりません。

ということで、四季報を見る際は定量的なデータ(離職率など)と、その内訳(定性的なもの)も把握しましょう。そうすれば、正しい企業選びができます

起業家を多く輩出している会社なら、独立しても食っていける力がつく

就職四季報に乗ってない事実で知っておきたいのが、一般的に離職率が高いと言われているサイバーエージェント、リクルートのような会社は起業家をたくさん輩出しているということ。

特に、リクルート出身の起業家はネットでもよく記事になっています。

このように、数年働いて独立できるだけの力をつけられるのはかなりありがたいことなんですよね。

どの会社に行っても通用するスキルをつけることになるわけですから。

離職率の低い会社で働くデメリット

これは、大企業のようなぬるい環境で数年働くだけでは身につきません。

後者の環境で働いていても、社外で通用する力はつかないんですね。

なので、会社関係なく、どこに行っても生きていける力をつけたいなら、離職率などはそれほど気にせず、「起業家を輩出しているか」という観点で会社を探すといいですよ。

就活は運もある。有名企業にこだわりすぎないように

また、年収を気にしすぎるのもやめたほうがいいです。

年収などはあくまでその時点でのデータでしかありません。あなたが10年後にそれだけの給料をもらえる保証もありません

最近、家電メーカーがたくさんリストラしてますよね?こんな風に時代はどんどん変わっていきます。終身雇用・年功序列なんてなくなると思って動いたほうがいいですよ

会社に依存することがリスクになる時代なのです。特に、高学歴な学生ほど、プライドを捨てられずに有名企業にこだわってしまうんですが、その発想は危険であることをしりましょう。

数年で転職するつもりで受けよう

これからは、会社で実力をつけてどんどん転職していく時代です。なので、入社して数年で実力がつく会社を選んでおいたほうが得します

もちろん、転職するといっても何の実力もつかないうちに、会社がなくなってしまったら、元も子もありません。

なので、入社して数年は潰れない会社を選ぶためにも、業績が安定している会社、今後伸びそうな事業を手掛けている会社を見ておきましょう

そういったデータが四季報に載っていますので。

給料は自分で稼ぐものだ

そもそもですが、給料は自分で稼ぐものです。成果を出した人間が受け取れるものなのです。

なので、ぶら下がって四季報通りの給料をもらえると持っていた方は、考えを変えましょう。そういう学生が、採用側に一番嫌われます

「データとしての給料はそれほど気にせず、やりたいことができる会社ならどこでもいいや」くらいの感覚で就活に臨んでください。

就活は運の要素が強いし、企業との相性もあります。優秀な人が有名企業の選考で落ちるなんてこともありますので、穴場の中小企業も狙っていきましょう

長く働きたいなら、平均年齢・平均勤続年数を重視

これからの時代、もう都市伝説となるでしょうが、終身雇用を目指すならこの項目を見ておきましょう。

これが一番わかりやすく、社員がどれだけ残っているか?を示してくれています。

ただし、これからの時代は1つの会社に居続けてその会社でしか通用しないスキルをつける、というのはリスクでしかないので、そういった働き方はオススメしませんが。

採用実績校は地味に大切

企業によっては、足切り目的で特定の高学歴大学しかとらないところもあるので、過去に自分の大学から内定者がでているかもみておきましょう。

あと、大学によってカラーがあり、馳那の学生の雰囲気はうちの社風に合うけど、慶應はあんまり合わないな決めている会社もあるそうです。

やけに明治大学が多い会社とか。なので、採用実績校はちゃんとチェックしておいた方がいいです。

企業からのスカウトを待つのも大事

さらに、就活において大事な姿勢があります。それは、自分だけでなくプロからもいい会社を探してもらうことです。

その際に役立つのが先ほども紹介した「エージェント(アドバイザー)」。

彼らは、企業と学生の仲介をしてくれます(不動産屋さんをイメージするとわかりやすい)。そして、企業には学生を、学生にはイケてる企業を紹介してくれるのです

また、学生の就活相談にものってくれて、履歴書作成なども手伝ってくれます

無料で相談できる

さらに、こういった相談などのサービスを無料で提供してくれるのです。これは学生からしたら、すごくお得ですよね。

なので、この機会にエージェントを使ってみてください。

無料登録はこちら>>『マイナビ新卒紹介』のサイト

【追記】「就職四季報 優良中堅企業版 2018年版」が役に立つ

この記事を書いた後、四季報に中小企業版があることを知り、さっそく買ってみました。

結果、これはかなり良い資料だということがわかりました。

以下のように、知名度の低い穴場の優良中小企業が紹介されているんですよ。(あいうえお順、業種ごとに検索できます)

優良企業一覧

もちろん、索引に書いてあるページに行けば、その会社の年収、勤続年数、離職率、定着率もわかります。

年収、有給休暇取得ランキングがありがたい

特に良いなと思ったのが、優良中小企業のランキング。

有給取得ランキング

有給休暇取得ベスト100だと、ジェミックス、日本技術貿易、ウッドフレンズ、タカラ通商、、アイコクアルファ、東海眼鏡コンタクト、エム・エムブリッジ、ギガフォトン、あたりが上位に入ってますね。(いずれも無名)

意外と、バイク王が有給休暇取得で上位にきていてびっくりしました。

あとは、年収のランキングも。

優良企業の年収

GCA、ケネディクス、シグマクシス、レーザーテック、共栄タンカー、ダイビル、ムゲンエステート、アルコニックス、生化学工業、日本ライフラインあたりが、無名ながら高年収ですね。

このように、他の就活生が知らないような情報を知れるので、優良中堅企業版はかなりおすすめです。

「就職四季報 女子版 2018年版」もおもしろい

「就職四季報 女子版」も参考になりますね。

こちらの特徴は、各企業の紹介ページに「女性から見た採用情報」が載っているところ。

例えば、「男女・文理別採用実績」「男女・職種別採用実績」「職種転換制度(総合職⇄一般)」「女性の採用実績校」「女性の配属勤務地」「女性の配属部署」。

こういった、女性に求められそうな情報が載っているのです。

四季報女子

女性の既婚率、職場比率もわかる

あと、女性採用数ランキングなどがあるのも女性にとってはありがたいんだろうなと思いました。

女性採用数

第一生命、住友生命、エイチ・アイ・エス、プリンスホテル、ニトリ、AOKI、サンドラッグ、NTT西日本、デンソー、KDDI、ダイキン工業あたりが多いんですね。

女性勤続年数ランキングもありました。

女性勤続年数

富士周辺機、JFGスチール、ケーヒン、高島屋、タクマ、中電工、小田急百貨店、パナソニック、コニカミノルタ、ヤマハ、アルプス電気が上位に来ています。

さらに、女性既婚率ランキングも。

女性既婚率

アルパイン、オリンパス、安川電気、北陸電力、シャープ、京セラ、大阪ガス、味の素、ミネベア、資生堂などが入ってますね。

極め付けは、女性社員比率。

女性社員比率

チュチュアンナ、ユニクロ、クレディセゾン、ベネフィットワン、ポーラ、朝日生命保険、サンリオ、フェイシービー、三井住友カードなどが入ってます。

女性に特化した情報が満載

あとは、女性の勤続年数、離職率などの比較もありました。

女性の離職率

このほかに、会社ごとの女性のキャリアの例、家庭を持った時の待遇(家賃補助、社宅)、職種転換の例などが紹介されていました。

このように、かなり質の高い情報が載っているので、こちらもチェックしてみてください。

ではまた!

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