堀江貴文さんの著書『ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた』を読みました。
その中の、成毛眞さん(スルガ銀行株式会社などの社外取締役)との対談が参考になったので紹介します。noteが盛り上がってるので、ネットコンテンツで稼ごうと思ってる方は注目を。
インターネッツのお作法、電子書籍(ネットコンテンツ)にお金を使う人の特性を知っておきましょう。
引用は対談「どうやって僕らは本を探し、読むのか?」から。
Kindleが取りこぼしている層を狙えばいい
まず、注目したいのが「電子書籍」というパッケージのガラパゴス化について。よく考えてみると、特定のアプリからしか見られないなんて、使い勝手悪すぎますよね。
堀江:
活字本の電子書籍を読むために、なんでKindleとかを使うんですか?なんでEPUBとかで読むんですか?普通にテキストファイルで読んだ方が、楽チンじゃないですか。だから僕、LINEとかでメルマガを配信するようにしたほうが、すごくいいと思うんですよ。
メールマガジンの方が楽でいいですよ。プラットフォームも選ばないし。ましてや、Kindleみたいな端末をわざわざ別で持ち歩くのは、相当本が好きな人だけだろうなって思います。
だから結局、電子書籍は盛り上がらないんです。
つまり、使い勝手が悪いから、電子書籍ユーザーは本好き(本にお金をかけてくれる小金持ち)に限定されるわけですね。
本を読まない人に目を向けよう
だから、noteでコンテンツを販売する際は、電子書籍が取りこぼしている空き地を狙えばいいわけです。
例えば、「電子書籍は読まないけど、普段、ネット記事で漫画をよく読む」という人向けに漫画を売ってみるとか。
あと、写真を多用してガイドブックとか、レシピブック、美味しいご飯屋さんの紹介本も売れるかもしれませんね。
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電子書籍を読まない人はnoteの売れ筋を考えられる
成毛さんもこんな指摘をしてますし、「本を読まない人」に目を向けることが大事です。
成毛:
電子書籍って、本を読む人しか読まないんじゃないの?って思うわけよ。よって、まず前提として、本好きの人以外は電子書籍は買わないということになる。
電子書籍は、そもそも本好きじゃない人に対して商売をできる形を模索しないと、無理でしょうね。
noteでコンテンツ作りをする際は、この視点を忘れないように。
あなたが普段本を読まないなら、チャンスです。ターゲットになる人の気持ちがわかるのですから。
なので、自分が普段どんなコンテンツにお金を使っているか、考えてみましょう。そうすれば、noteで売れるコンテンツが何か見えてくるはずです。
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推理小説は8割タダでいい
また、もう一つ大事なことが語られてました。noteにおいて、上記以外のターゲットに向けてコンテンツを作る際のヒントです。
それは、小説の課金の仕方。
成毛:
可能性としては、小説は全部電子書籍に変わってもおかしくないかもしれない、とは思う。とりわけ、時代小説とか推理小説については、電子化することで売り方が変わる気がしていて。例えば推理小説、全体の8割はタダで読んでもらっていいんじゃないの?と思うわけ(笑)。
推理小説は犯人がわかるところが面白いわけで、それなしでは完結しないでしょ?
だから8割はタダで読ませても、面白かったら残りのラスト2割を読むために読者は買ってくれる。
この考え方、面白いですよね。究極の袋とじ理論ですよ。ギリギリまで、見せてもいい部分だけ見せておいて、肝心な部分を見たい人だけに課金してもらうという。
ソーシャルゲームの課金システムも参考になる
これ、ソーシャルゲームとも似ています。
ソーシャルゲームは、ある程度まで無料で遊ばせて、「もっと強くなりたい」「カードをコレクションしたい」という気を起こさせて課金してもらいます。
noteにもこの考え方が必要なんですよね。
noteのチラ見せを活用せよ
noteには、チラ見せの機能がありますから、上記のアイデアをマネして「8割だけ見せて重要なオチを知りたい人は課金してください」のようにすれば売れそうです。
その際は、「衝撃の結末が待ってる!」のように煽るのも効果的ですね。(テレビのCM前の煽りを参考に)
このように、noteで作品を販売するには、紹介してきた「本を読まない人に目を向けること」「チラ見せからの課金」を意識するのが大事です。
ぜひ、参考にしてみてください。